原付バイクの捨て方がわからず、お困りの方が意外と多いものです。
原付バイクは保管しておくだけでも保険料や税金で数万円の費用がかかってしまうのがネック。乗らなくなったバイクは早めの処分することで、余計な出費を抑えられます。
今回は、原付バイクを処分する際の廃車手続き方法や処分方法を解説します。原付バイクを処分したいと思っている方は参考にしてみてください。
もくじ
もくじ
【注意】原付バイクの処分は事前に廃車手続きが必要
バイクを処分する際に必ずやっておかなければならないのが、廃車手続きです。廃車手続きとは、ナンバープレートを返還する手続きのことです。
処分する原付バイクにナンバープレートがついたままでは引き取ってもらえません。なお、この廃車手続きは3月末までに行う必要があります。
ここからは原付バイクの処分方法について解説します。
廃車手続き方法
バイクはナンバープレートを返納することで廃車手続きができます。
具体的な廃車手続き方法は以下の通りです。
①ナンバープレートを返納する
排気量125cc以下のバイクは、登録した役所にナンバープレートを返納します。
これをしないと、バイクに乗っていなくても毎年バイクの税金(軽自動車税)の支払い義務が発生します。
【ナンバープレートの外し方】
ほとんどのバイクは10mmのスパナ×2本、プラスドライバー×1本で簡単に外すことができます。
ただし、盗難防止ネジは上記の工具では外せないため、販売店や専門業者に依頼する必要があります。
②バイク本体を処分する
原付バイクを引取り業者に回収してもらうことになりますがが、最初にバイクの無料引取りが可能かどうか調べておいてください。
廃車手続きに必要なもの
125CC以下の原付バイクの廃車手続きに必要なものは、以下の通りです。
①標識交付証明書
標識交付証明書は、原付バイクを登録した際に役所から発行される書類です。
役所によっては、標識交付証明書を発行しないところや別の名前で発行されている場合もあるため必須ではありません。
標識交付証明書がなくても【所有者の方の名前】・【所有者の方の登録住所】・【所有者の方の生年月日】・【所有者の方の電話番号】が分かればOKです。
②ナンバープレート
ナンバープレートは廃車手続きの際には必須です。
ナンバープレートが無い場合は、そのまま役所に行っても廃車手続きができないため、最寄りの警察署で盗難・紛失手続きを行ってください。手続きの際に発行される受理番号で廃車手続きができるようになります。
③印鑑
印鑑は、所有者の認印や三文判(シャチハタ以外)が必要です。会社名義で登録している場合は、会社の印鑑を持参してください。
④廃車申告書
廃車申告書は役所の窓口で申請して受け取るか、役所のホームページからダウンロードできます。
申告書の記入が済んだら、ナンバーを登録した役所に廃車申告受付書を提出すると廃車手続きは完了です。
なお、抹消登録の際には「一時抹消登録」と「永久抹消登録」の2種類があり、完全に廃棄処分するつもりなのであれば、永久抹消登録をしてください。
自賠責保険への連絡も行う
原付バイクの廃車手続きをする際には、自賠責保険への連絡も必要です。
解約して残りの保険料を返金してもらう場合、自賠責保険の原本とバイクの廃車書類(コピーも可)を用意しておきます。
それらの必要書類を持って保険の窓口に行くか、電話して郵送で手続きをすることも可能です。
原付バイクの正しい5つの処分方法
ここからは、原付バイクの正しい処分方法を5つ紹介します。
原付買取専門業者に持っていく
原付バイクがまだ乗れる状態であれば、原付買取専門業者に持っていくことで買い取ってくれる可能性があります。
専門業者なら原付関して専門知識を持っているスタッフが対応するため、安心して原付バイクを手放すことができます。
また、原付買取専門業者では、廃車手続きも代行してくれるのも嬉しいポイントです。
もし専門業者に依頼するなら、以下のような少しの工夫で高額買取に繋がる可能性が高いので、ぜひ参考にしてください。
- 洗車後に査定してもらう
- エンジンが使える状態にする
- 春先に売却する
- 純正パーツを揃える
- 一括査定サイトなどで相見積もりを取る
自動車リサイクル促進センターの指定引取場所に持ち込む
自動車のリサイクルを促進している「自動車リサイクル促進センター」では、対象車両を無料でリサイクルしてくれます。
全国の約170ヶ所に指定引取場所があり、リサイクル料金をかけずに処分できます。
自分の原付バイクが対象外になっている可能性もあるため、処分したいバイクが対象車両になっているかHPを確認してください。
廃棄二輪車取扱店に持ち込む
指定引取場所に運搬できない、もしくは回収対象外の原付だった場合は、廃棄二輪車取扱店に相談してみてください。
廃棄二輪車取扱店の場所が分からないときは「一般社団法人全国軽自動車協会連合会」と検索すると、廃棄二輪車取扱店の一覧を見ることができます。
最寄りの廃棄二輪車取扱店に運搬を依頼するか、持ち込むと処分してくれます。廃棄二輪車取扱店では廃車手続きや廃車処理に関する費用は所有者負担となるため、有料での処分となります。
フリマアプリやオークションで売買する
状態が良い原付バイクを所有しており、多少手間をかけてでも高値で売りたいという場合は、オークションサイトやフリマアプリを使って個人間で売買するという手段もあります。
専門業者よりも高値で売れる可能性が高いですが、配送手続き・価格交渉やトラブル対応などは自己責任となる点に注意してください。
手続きに慣れている人でなければ手間やストレスが多い方法であり、基本的には専門業者に依頼するほうがスムーズになることが多いです。
不用品回収業者に依頼する
原付の回収を不用品回収業者に依頼して処分する方法もあります。
不用品回収業者に依頼すれば、自宅まで回収しに来てくれる上に他に処分するものがあればまとめて回収してもらえるのが大きなメリットです。
他の処分方法よりもスムーズに処分できるので、処分を急いでいる人にもぴったりの方法です。
なお、不用品回収業者に依頼するなら、相見積もりを取って優良業者を見極める必要があります。相場と比べてあまりにも安すぎる業者や、すぐに契約を迫ろうとしてくる業者には要注意。セールストークや見積金額に惑わされずに、正式な見積書や契約書類を提示されてから契約してください。
また、不用品回収業者は状態の良いものであれば買い取ってくれることもあるため、まだまだ使えそうな状態の家具などがあればあわせて査定を依頼してみてください。
【原付バイク】パーツ別の処分方法
ここからは、原付バイクの処分方法をパーツ別に紹介します。
バッテリー
バッテリーは不用品回収業者やバイクショップ、ガソリンスタンドで回収できます。消耗品であるバッテリーは、原付のパーツの中でも最も処分に手間取る部分です。
バッテリーは硫酸や鉛が含まれているため、危険物として廃品回収業者やバイク屋、ガソリンスタンドで引き取ってもらう必要があります。多くの業者では、バッテリー回収を無料で引き取ってくれますが、中には処分料として数千円請求するケースもあります。
原付のバッテリーを処分する際は、料金の有無や無料回収の条件を確認しておくと安心です。
タイヤ
原付バイクのタイヤはバイクショップやタイヤ販売店で回収してくれます。バッテリーと同じく、原付のタイヤは走行するたびに摩耗するため処分しなければなりません。
原付のタイヤの処分は、タイヤ交換をしたバイク屋やタイヤの販売店で引き取りが可能です。費用に関しては業者によって1本あたり数百円程度かかる可能性があります。
また、原付のタイヤは細かく分解することで、一般ゴミとして処分できることもあります。タイヤの中にはワイヤーなど金属製品が含まれているので、自治体の分別方法を確認してから一般ゴミとして処分できるか判断してください。
マフラー
原付バイクのマフラーは自治体のごみ回収に出しても構いません。マフラーは、金属類のごみとして一般ゴミや粗大ゴミとして処分できます。
ただし、自治体によって処分できる大きさや品物に規定があるので、先に確認するようにしておいてください。
マフラーが一般ゴミとして処分できなかった場合は、バイク屋やスクラップ業者へ依頼します。修理などを請け負っているバイク屋では、料金を支払えば回収してくれます。
スクラップ業者の場合、多くは無料で処分してくれますが、マフラーは大きくて重量があるため、持ち運ぶときは事故にならないように慎重に運搬してください。
ヘルメット
原付バイクのヘルメットは基本的に「不燃ゴミ」に分類されるため、自治体が指定している日にちと方法に従って回収してもらいます。
自治体のルールによってはヘルメットをそのまま捨てると回収できないと規定していることもあるので、注意が必要です。
原付バイクを安く処分するなら不用品回収クオーレにおまかせ
原付バイクを安く処分したいなら、不用品回収クオーレにおまかせください。
不用品回収クオーレは24時間365日ご依頼を受け付けており、最短で当日中の回収が可能です。依頼者の都合の良い時間にお伺いできるため、早朝や夜間の作業も対応可能なのがポイントです。
不用品回収クオーレでは不用品回収だけでなく、買取にも力を入れており、使わなくなった家具や家電があればあわせてご相談ください。
買取できるものがあれば回収料金から差し引くこともできるため、「できるだけ安く不用品を処分したい」という方にぴったりです。
見積もりは無料で承っており、LINEでも相談ができます。「つい放置してしまっている不用品がある…」という方は不用品回収クオーレにお気軽にご相談ください。
まとめ
原付バイクはナンバープレートを外し、自賠責保険などの所定の手続きを踏めば自力で処分することができます。
忙しくてなかなか廃車手続きが進まないという方は、不用品回収業者のような業者に依頼すれば、コストも手間も最小限で済みます。
原付バイクに乗らなくなって放置しているにもかかわらず、ナンバープレートを付けたままだと税金がかかってしまいます。余計な出費を増やさないためや、バイクの安全性を確保するためにも、使わなくなった原付バイクは早めに処分を検討してください。
バイクの処分でお悩みの方は不用品回収クオーレにお気軽にお問い合わせください。
株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾
6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。
2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。