ペンキの正しい6つの捨て方!固まっている場合や注意点も解説!

ペンキの正しい6つの捨て方!固まっている場合や注意点も解説!

「DIYで使ったペンキを処分したい」
「イベントの準備に使用したペンキを使いきれなかった」
「長く使っていなかったペンキが固まってしまった」

このように、使わなくなったペンキの処分にお困りではありませんか?ペンキの処分には、正しい知識が必要です。誤った方法で処分すると、環境汚染や健康被害が発生する恐れがあるからです。

この記事では、ペンキの正しい捨て方を6つご紹介しています。ペンキの量・容器に応じたケース別の捨て方や、ペンキを捨てる際の注意点も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

もくじ

ペンキの正しい6つの捨て方

ペンキを捨てる際の4つの注意点

ペンキは周囲の物を汚す心配があるので、すぐに処分したくなりますよね。しかし、ペンキを下水に流して処分する方法は現金です。排水管の詰まりや環境汚染の原因になります。

ペンキの正しい処分方法は、以下の6つです。

  • 家庭ゴミとして処分する
  • 専用の固化剤を使用する
  • 塗装業者に引き取ってもらう
  • 知り合いに譲る
  • 産業廃棄物業者に依頼する
  • 不用品回収業者に依頼する

家庭ゴミとして処分する

自治体によっては、ペンキを家庭ゴミとして処分できる場合があります。少量のペンキは、いらない紙や布、ちぎった段ボールに染み込ませて燃えるゴミに出せる場合が多いです。ペンキを紙袋に流し込み、そのまま乾燥させる方法もあります。

このとき、床や周囲の物を汚さないように準備することが大切です。ペンキを染み込ませる紙や布、流し込む紙袋はあらかじめビニール袋の中に入れておきましょう。作業する場所には新聞紙やビニールを敷くと汚れずにすみます。最後に、ペンキはよく乾燥させてゴミに出しましょう。

この方法でペンキを処分できれば、費用はほとんどかかりません。その反面、大量のペンキを処分しようとすると手間がかかります。横浜市など、ペンキをゴミとして回収しない自治体もあるので、自治体のルールを事前にチェックしてから処分しましょう。

専用の固化剤を使用する

容器に大量のペンキが残っている場合、塗料専用の固化剤を使用して処分する方法がおすすめです。液体のペンキを固化剤でおから状に固めて乾燥させれば、燃えるゴミとして出せるようになります

ペンキをかきまぜて固める作業には割りばしが使えます。床に新聞紙やビニールを敷いた上で、手袋を着用して汚れの付着を防ぎましょう。固めたペンキは、元の体積より大きく膨らみます。

そのため、容器からこぼれてしまう可能性があります。あらかじめ大きめの容器に移し替えて作業しましょう。

固化剤には油性・水性の両方のペンキに対応している物もあれば、どちらかにしか使用できない物もあります。処分したいペンキの種類に合った固化剤を選びましょう。400ml程度の少量用の固化剤は500円前後、5~6L程度用の大容量タイプでも1500円前後で入手可能です。

塗装業者に引き取ってもらう

処理したいペンキの量が多すぎる場合、塗装業者に引き取ってもらうことも検討しましょう。業者によっては自宅まで回収に来てくれる場合もあり、自分でペンキをゴミに出す手間を省けます。

ただし、業者によって対応が異なる点は注意が必要です。例えば、他店で購入したペンキの回収を行わない塗装業者も存在します。また、引き取りサービスを希望するなら、事前連絡は必須になります。

近場に塗装業者がある場合は持ち込みもしやすく、便利な処分方法です。ですが地域によっては近場に塗装業者がなく、回収料金が割高になったり、回収依頼ができなかったりすることも考えられます。お住まいの地域に塗装業者があるか、塗装業者の回収サービスの内容について確認してみましょう。

知り合いに譲る

ペンキを必要としている知り合いがいたら、その人に譲るのもいい処分方法です。DIYが趣味の人や、運動会や文化祭のようなイベントに使用する予定がある場合、喜んで引き取ってくれるでしょう。相手を喜ばせたい気持ちが強いなら譲ることを検討しましょう。ペンキの運搬以外に、処分の手間もかかりません。

同じく他の人に譲る方法として、ジモティーの利用もおすすめです。ペンキを欲しがっている知り合いがいないときも、お住まいのエリアでペンキを必要としている人を見つけることができます。ジモティーを利用する場合、ペンキの量や状態によっては収益も望める反面、すぐに処分できるとは限らない点に注意が必要です。

トラブルやクレームを避けるため、長期の保管で固まっていそうなペンキの出品は避けましょう。

産業廃棄物業者に依頼する

自分では処理しきれないほど大量のペンキが余っているなら、産業廃棄物業者に処分を依頼する方法があります。特にペンキを仕事で使った場合は、処分を産業廃棄物業者に依頼する必要があります。業務で使用したペンキを処分する際は産業廃棄物として扱い、家庭のゴミと区別するルールです。

産業廃棄物業者に依頼する場合の注意点は、業者によって対応可能なエリアやサービス内容に違いがあることです。また、ご自身の住む地域では、回収を行ってくれる業者が見つからない場合があります。お住まいの地域の産業廃棄物業者のサービス内容をよく確認しておきましょう。

不用品回収業者に依頼する

ペンキの処分に手間をかけたくないなら、不用品回収業者に依頼するのが便利です。不用品回収業者に頼む処分方法には、以下の3つのメリットがあります。

  • 処理・運搬の手間がかからない
  • 即日対応が可能
  • 他の不用品もまとめて処分できる

不用品回収業者は、自宅に訪問してペンキを回収します。ペンキの量や状態に関わらず、作業員がそのまま回収してくれるので、処理や運搬の手間がかかりません。即日対応が可能な業者もあるため、急いで回収してほしいときにも適した方法です。また、家具・家電など、他の不用品とまとめての回収にも対応しています。

自分でペンキを処分するより費用はかかりますが、多くの手間を減らすことが可能です。

電話やインターネットで簡単に申し込みできます。

【ケース別】ペンキの正しい捨て方

【ケース別】ペンキの正しい捨て方

ペンキの量や状態、ペンキが入っている容器によって、適切な処分方法は異なります。ここではペンキの正しい捨て方を、以下の6つのケース別に紹介します。

  • 缶に少量のペンキが残っている場合
  • 缶に大量のペンキが残っている場合
  • 缶にペンキが固まっている場合
  • 未開封の缶が余っている場合
  • スプレーに大量のペンキが余っている場合
  • ペンキを含む数多くの不用品がある場合

缶に少量のペンキが残っている場合

缶に残っているペンキが少量で、自治体がペンキをゴミとして回収している場合は、家庭ゴミで処分するのが望ましいです。少量のペンキを処分するためだけに業者を頼ろうとすると、費用が割高になってしまいます。

ペンキと容器は別々に分別が必要です。

以下に、ペンキや缶を処分する手順の一例を紹介します。

  • 缶内の塗料をキッチンペーパーでふき取る
  • 塗料をふき取ったキッチンペーパーを乾かす
  • 缶内に付着している塗料もふたを開けたままにして乾かす
  • 乾かしたキッチンペーパーは燃えるゴミへ捨てる
  • 缶は不燃ゴミに捨てる

キッチンペーパーは不要な布、段ボールなどでも代用可能です。また、缶は資源ゴミなど別の区分で分別するケースもあるので、自治体のルールを確認しましょう。

缶に大量のペンキが残っている場合

1、2個の缶にペンキが多く残っている場合、固化剤を使用して処分できる可能性があります。ペンキを家庭ゴミとして出せるか、自治体のルールを確認してみましょう。

もし、大量のペンキが余っていたら、回収に応じてくれる塗装業者や産業廃棄物業者が近くにないか探してみましょう。回収してくれる業者が見つからなかったら、ジモティーのような掲示板サービスを利用して、他の人に譲ることを検討してみてください。

ジモティーでペンキを処分するときの大まかな流れは、以下のようになります。

  • ジモティーに登録する
  • 缶をジモティーに出品する
  • 引き取り希望者が現れたら引き取り日時や場所のやり取りをする
  • 約束した日時・場所で引き取り希望者に缶を譲る

引き取ってくれる相手が見つからなかったら、不用品回収業者に依頼すれば簡単に処分が可能です。

缶にペンキが固まっている場合

古いペンキが缶の中で固まってしまっていた場合、自治体によっては缶と一緒にゴミに出せる場合があります。例えば、東京都中央区では、中身が固まってしまっているペンキの缶は、そのまま「燃やさないゴミ」として出せます。

多くの自治体は、ペンキの缶は中身を空にした状態でゴミに出すことを求めています。しかし、固まった古いペンキを自分で処分するのは難しいです。固まりかけのペンキなら塗料用シンナーを入れることで液体に戻すことが可能ですが、シンナーは吸い込むと健康被害のリスクがあります。

自治体が固まったペンキ入りの缶を回収してくれない場合は、不用品回収業者や産業廃棄物業者に処分を依頼しましょう。自治体が回収してくれるか分からない場合は、環境センターなどの処理施設に確認すると確実です。

未開封の缶が余っている場合

未開封のペンキの缶が余っている場合、処分せずに保管するのも方法です。もし近いうちにペンキを使う予定がある場合は、手元に残しておけばそのときに使用できます。ただ、ペンキの購入から1〜2年の間に使用する予定がなければ、販売サイトに出品してみるのがおすすめです

メルカリを始めとするフリマサイト、ヤフオクのようなオークション、ジモティーのような掲示板サイトで販売が可能です。また、ペンキ買い取りに対応している塗装業者、リサイクルショップに売るという処分方法もあります。

ただしペンキを相手に送る場合、ペンキの量によっては送料が余分にかかる場合があります。持ち込みや、ジモティーのように対面受け渡しができる方が、利益を残せるでしょう。

スプレーに大量のペンキが余っている場合

未開封の塗装用スプレー缶が余っていたら、処分せずに保管しておくか、ジモティーなどで売ることを考えましょう。油性ペンキのような引火性の高いスプレーを売る場合は、郵便局からは発送できないなど、送る際の制約がいくつかあるので注意してください。

既に開封したスプレー缶に大量のペンキが残っている場合、近くの塗装業者や産業廃棄物業者に回収してもらえるか確認してみましょう。専門業者に処分をまかせれば、自分で処理する場合と比べ爆発事故などの心配をせずにすみます。

余っているスプレー缶の量が多い場合は、不用品回収業者に回収依頼をするとスムーズです。スタッフがご自宅まで訪問して回収作業をするので、自分で運搬する手間を省けるでしょう。

ペンキを含む数多くの不用品がある場合

ペンキを含む数多くの不用品の処分に困っていたら、不用品回収業者に連絡しましょう。特に引っ越しや遺品整理、断捨離の際には、大量の不用品が出ます。そんなときに不用品回収業者に依頼すれば、ペンキ以外にも家具や家電など、幅広いジャンルの不用品をまとめて処分できます。

不用品回収業者を利用する場合、処分する不用品が多いほど料金がお得になる傾向があります。

回収に使用する車両単位で積み放題のパック料金サービスを提供している不用品回収業者が多いためです。不用品の種類や状態によっては、買い取り対応を行ってくれる業者もあります。

ペンキを含めた大量の不用品を処分したいときは、不用品回収業者への依頼を検討しましょう

ペンキを捨てる際の4つの注意点

ペンキを捨てる際の4つの注意点

ペンキを自分で捨てる場合、処分方法を誤ると健康被害や事故、トラブルが起きる可能性があります。

正しい知識を持って処分することが大事です。以下の4つの点に注意して、安全にペンキを処分しましょう。

  • 必ず換気のできるところで行う
  • 何ゴミに分別されるのか自治体の回収ルールをチェックする
  • 自然発火の恐れに注意する
  • 下水道に流してはいけない

必ず換気のできるところで行う

ペンキを処分するときは、必ず換気をしましょう。ペンキは基本的にホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)といった、人体に有害な物質を含んでいます。いずれもシックハウス症候群の原因と考えられている化学物質です。

これらの化学物質を近くで吸い込むと、ペンキ特有の匂いと相まって頭痛やめまいに襲われる可能性があります。屋内で作業する場合は、マスクをして、十分に換気を行ってください。赤ちゃんや妊娠中の方がいるご家庭は特に注意が必要です。

またスプレーペンキのガスは可燃性のため、火気のない屋外で処分しましょう

何ゴミに分別されるのか自治体の回収ルールをチェックする

ペンキや容器をゴミに出す前に、自治体での分別のルールをチェックしておきましょう

特に以下の2点に注意が必要です。

  • ペンキを家庭ゴミに出せるか
  • 容器の分別・処理方法

ペンキを家庭ゴミに出せない自治体では、人に譲ることや業者に回収を依頼して処分する必要があります。自治体の分別ルールを無視して、ペンキをゴミに出すのは厳禁です。

容器の分別は、例えば同じ缶でも自治体ごとに不燃ゴミ、資源ゴミなど種別が異なります。スプレー缶の扱いも、自治体によってルールが違うので注意してください。

自然発火の恐れに注意する

油性ペンキを染み込ませた布や段ボールは、乾燥させる際の状態によっては自然発火する恐れがあります。

一部の油性ペンキでは、乾燥する際に酸化熱が発生します。以下のように、ペンキが染み込んだ布や紙が酸化熱を発散できない状態では、火気がない場所でも自然発火するリスクがあるため注意が必要です。

  • 山積みになっている
  • 袋に密閉されている

油性ペンキを染み込ませた布や紙は、重ねずに広げた状態で乾燥させましょう。乾燥が終わった後はゴミに出すまで水に入れておくと、さらに安全です

下水道に流してはいけない

ペンキを自分で処分する際、ご家庭の排水口に流して捨ててはいけません。薄めた水性ペンキでも、排水管の詰まりを引き起こす可能性があります。

ペンキを外の側溝に流す、土に埋める行為も絶対に避けましょう。ペンキが直接川に放流されたり、土に染み込んだりしてしまい、河川や土壌の汚染の原因になります。ペンキは適切な方法で処分して環境や設備を守りましょう。

ペンキを捨てるなら不用品回収クオーレにおまかせ

ペンキを捨てるなら不用品回収クオーレにおまかせ
  • ペンキを手軽に、早く処分したい
  • ペンキを含めた大量の不用品を処分したい
  • 自治体でゴミに出せないペンキを捨てたい

このようにお悩みなら、ペンキの処分は不用品回収のクオーレにおまかせください!

クオーレの不用品回収は、即日対応OK!

扱いに困るペンキ缶を、ご自宅に伺ってスピーディーに回収します。搬出作業まですべてお引き受けしますので、ご自分でペンキを処理・運搬する手間は一切かかりません。

ペンキ以外にも多くの不用品をまとめて処分したいときは、よりお得です!

1点あたりの回収料金がお安くなる、以下のサービスをご用意しています。

  • 積み切りパック料金
  • 買い取りサービス

ペンキ1点のみの回収も、喜んでお見積もりさせていただきます。柔軟に日程を調整しますので、ペンキの処分にお困りでしたら電話やLINEでお気軽にご相談ください。

まとめ

まとめ

この記事では、ペンキの正しい捨て方を6つご紹介しました。

合わせて、余っているペンキの量や容器に応じた処分方法や、ペンキを捨てる際の4つの注意点も解説しました。

ペンキを自分で捨てるときは、以下のように多くのことに気をつける必要があります。

  • 自治体のゴミのルールを確認する
  • 環境・健康への被害を回避する
  • 自然発火の対策をする

ペンキの処分に困ったら、不用品回収のクオーレにご相談ください!ペンキ1点の回収にも、他の不用品とまとめての回収にも対応しています。

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監修者

株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾

6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。

2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。

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