「部屋を片付けてもすぐに散らかってしまう」
「片付ける気力がない」
汚部屋は単に部屋が散らかっているという問題に留まらず、健康面や精神面、さらには人間関係にまで影響を及ぼすことがあります。
実際、汚部屋化してしまう人の多くは、自覚がないまま事態が悪化し、気づいた時には手に負えない状態になっていることが少なくありません。しかし、軽度な段階で対処すれば、部屋を元の状態にリセットするのは意外と簡単なことです。
そこで本記事では、汚部屋を掃除するための正しい方法について解説します。掃除のコツについても紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。
もくじ
もくじ
汚部屋の正しい4つの掃除方法
汚部屋を効果的に掃除するには、正しい方法で計画的に取り組むことが大切です。やみくもに片付けを始めると、途中で挫折してしまったり、思ったような成果が得られなかったりします。
ここでは、汚部屋の正しい4つの掃除方法を解説します。
掃除に必要な物を準備する
片付けをスムーズに進めるために、まずは掃除道具をそろえましょう。掃除に必要な道具が手元にないと、例えば「ゴミ袋がない」といった事態により作業を中断せざるを得ないことが起きます。掃除に必要な物としては、以下の道具を準備しましょう。
- ゴミ袋
- 掃除機やほうき
- 手袋やマスク
- 雑巾や使い捨てシート
- 紐
掃除道具は単に片付けの効率を上げるだけでなく、健康を守る役割も果たします。汚部屋ではホコリやカビが蓄積している場合が多く、それらを吸い込むとアレルギーや呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。特にマスクや手袋の着用は、身体を守るために着用しましょう。
すぐに捨てられる物から捨てる
掃除を始める際は、まず「明らかに不要な物」から捨てることがポイントです。理由はシンプルで、悩まずに手を動かせるため片付けがスムーズに進むからです。例えば、空になったペットボトルや古新聞、期限切れの食品などは迷わずゴミ袋に入れられます。
この段階で「まだ使うかもしれない」と迷う物は一旦後回しにし、不要な物を優先しましょう。最初から深く考えすぎると、作業が進まず挫折してしまうこともあります。すぐに捨てられる物から始めることで、部屋が少しずつスッキリしていくのを実感できます。見える成果がモチベーションを高め、さらに掃除を進めたい気持ちを生み出します。
ゴミの日を確認する
掃除を始める前に、ゴミの日を確認しておくことも重要です。ゴミの日が近いタイミングで片付けを始めると、掃除で出たゴミをすぐに外に出せるため、部屋にゴミ袋が置きっぱなしになることがありません。一方で、ゴミの日が遠いとゴミ袋が部屋に残ってしまい、片付けた達成感が薄れてモチベーションが下がる原因にもなります。
生活ゴミの多くは可燃ゴミに分類されるため、可燃ゴミの日に合わせて片付けると効率的です。地域によって分別ルールは異なるため、事前に自治体のゴミ出しカレンダーを確認しておくといいでしょう。
どこから掃除するのか決める
汚部屋を掃除する時は、どこから手をつけるのかを具体的に決めることが大切です。部屋全体を片付けようとすると、あまりの量に圧倒されて手が止まってしまうことがあります。そのため、最初は小さなスペースや短時間で片付けられる場所から始めるとスムーズに進められます。
例えば「今日は玄関だけ片付ける」「引き出し1つだけ整理する」といった具合に、エリアや作業内容を限定するのがおすすめです。このように細かく区切ることで、作業を終えるたびに達成感を得られます。
また、小さなスペースから始めることで、片付けが進む様子が目に見える形で現れ「やればできる」という自信も生まれるでしょう。
汚部屋の正しい掃除のコツ
汚部屋をスッキリさせるためには、効率的な掃除方法を知ることが大切です。片付けを始めるのではなく、正しい手順とコツを押さえることで、無駄な労力を省きながら掃除を進めることができます。
ここでは、汚部屋掃除のコツを4つご紹介します。
掃除は上から下へ、奥から手前へ
掃除を効率よく進めるには「上から下へ」「奥から手前へ」を意識することが基本です。ホコリやゴミは重力で下に落ちるため、この順番を守らないと、せっかくきれいにした場所が再び汚れてしまい二度手間になります。例えば、床を掃除した後に棚の上を拭くと、棚から落ちたホコリが再び床に溜まってしまいます。
具体的には、まず天井や照明器具といった高い場所からホコリを払い落とします。その後、壁や家具の上部を拭き、最後に床を掃除する手順を取りましょう。また、部屋の奥から順に掃除を進めることで、一度片付けた場所が散らかりにくくなり、作業の達成感を得やすくなります。
使っていない物や迷ったら捨てる
掃除中に処分するか迷った物が出てきたら、基本的には捨てるのがおすすめです。特に、1年以上使っていない物はこれからも使う可能性が低いため、潔く手放しましょう。「いつか使うかも」という考えで取っておいた物が、実際には使われずに場所を占領しているケースは少なくありません。
ただし、思い出の品や高価な物などは慎重に判断する必要があります。捨てた後に「やっぱり必要だった」と後悔することもあるかもしれませんが、その経験が本当に自分に必要な物を見極める力を養うきっかけにもなるでしょう。
全部を一気に掃除しようとしない
汚部屋の掃除に取り掛かる時、全部を一気に片付けようとするのは挫折の原因になります。広い範囲を一度に片付けるのは精神的にも体力的にも負担が大きく、途中でやる気を失ってしまう可能性が高いからです。そのため、少しずつ片付けを進めるのが成功のポイントです。
例えば「デスクの上だけ片付ける」「キッチンだけ掃除する」といったように、一度に片付けるエリアを限定して取り組むのがおすすめです。また、短時間で終わる片付けを毎日のルーティンにするのも効果的です。お風呂に入った後や、夜寝る前に5~10分だけ片付けをする習慣をつければ、部屋が少しずつ整い、汚部屋になるのを防ぐことができます。
物の定位置を決める
部屋が散らかる原因の一つに、物の定位置が決まっていないことがあります。特に「とりあえず床に置く」という癖がある方は、部屋が乱れがちです。
物の定位置を決めると、使った後に自然と元の場所に戻す習慣が身につくため、部屋が散らかるのを防ぐことができます。
定位置を決める際は、使用頻度に応じて収納場所を工夫するのがポイントです。例えば、よく使う物はすぐに取り出せるよう見える場所や手の届きやすいところに配置し、季節物や使う機会が少ない物はクローゼットや収納ボックスの奥にしまうと便利です。
汚部屋掃除を自力で掃除できない時には
汚部屋が深刻な状態になると、自力で片付けるのが難しい場合があります。そんな時は、他人の力を借りたり、プロの業者に依頼したりするのが得策です。ここでは、汚部屋掃除を自分で解決できない時の対処法を解説します。
家族や友人に手伝ってもらう
自力で汚部屋を掃除するのが難しい場合、家族や友人に手伝ってもらう方法があります。役割分担を決めて作業を進めることで、効率的に片付けを進めることが可能です。例えば、ゴミを捨てる係、掃除機をかける係、仕分けを担当する係など、明確な役割を設定するとスムーズに作業が進みます。
ただし、友人に手伝ってもらう場合は注意点もあります。片付けの最中にプライベートな物を見られるのが気まずかったり、片付け方の意見が合わないことでストレスを感じたりすることもあります。
そのため、事前に「捨てる基準」や「作業の進め方」をしっかり話し合っておくことが重要です。手伝ってもらった後は、感謝の気持ちを伝えるのを忘れないようにしましょう。
クリーニング業者に依頼する
汚部屋掃除が手に負えない場合、プロのクリーニング業者に依頼するのも一つの方法です。クリーニング業者は専門的な道具や技術を駆使して、通常の掃除では取り切れない汚れや、隅々に溜まったホコリを徹底的にきれいにしてくれます。自分では届かない場所や、長年放置された頑固な汚れでも、プロの手にかかれば短時間できれいにすることが可能です。
特に、忙しくて時間が取れない方や、重労働が難しい方にとっては、大きな助けとなります。ただし、業者によってサービス内容や料金は異なるため、事前に見積もりを取り、信頼できる業者を選びましょう。
不用品回収業者に依頼する
汚部屋がゴミや不要な物で溢れている場合は、不用品回収業者に依頼するのが便利です。大型家具や家電など、自力で処分が難しい物も回収してもらえるため、手間と労力を大幅に削減できます。自治体の回収では処分しづらい物や、特定の日にしか出せないゴミも、業者に依頼すればスムーズに回収が可能です。
また、不用品回収業者の中にはクリーニングサービスを提供しているところもあり、片付けと掃除を一括で頼める場合もあります。最短で当日に片付けを依頼できる業者もあり、引越し前の整理や急ぎの片付けでも対応可能です。
汚部屋掃除に困ったらクオーレへお任せ下さい
汚部屋掃除に困った際は、不用品回収クオーレにご相談下さい。少量のゴミ回収から家一軒分の片付けまで、どんな状況でも対応可能です。プロのスタッフが手際よく作業を行い、部屋をきれいな状態に戻すお手伝いをします。
さらに、不用品回収だけでなく、部屋全体のクリーニングにも対応しています。ゴミの回収後に清掃が必要になった場合でも、安心してお任せ下さい。
「ゴミや不用品が多すぎて手に負えない」
「最短で片付けてほしい」
こんなお悩みをお持ちの方は、ぜひクオーレにお任せ下さい。
片付けのプロが、短時間で快適なお部屋を取り戻します。
〈不用品回収クオーレの特徴〉
- お見積もり、ご相談0円
- 最短即日の回収が可能
- 自社スタッフが対応
お問い合わせは24時間365日受け付けています。
まずは見積もりだけ知りたいという方も、お気軽にご相談下さい。
汚部屋掃除の事例を紹介
ここでは、実際に不用品回収クオーレで汚部屋掃除を行った事例について3つ紹介します。
【ワンルーム】床が見えない汚部屋片付け実例
こちらは、「家にあるゴミを全部捨ててほしい」というご依頼でした。仕事が忙しく片付けが後回しになり、気づいたら手に負えない状態になってしまったとのことです。
作業当日は、お客様と分別のルールを確認しながらゴミや不用品を仕分け、床に積み上がった物を丁寧に片付けていきました。家具や収納の奥にはホコリやゴミが大量に蓄積していたので徹底的に清掃しました。
短時間で作業が完了したため、お客様の負担も最小限に抑えられました。
作業後、お客様からは「自分では絶対に無理だったので、お願いして本当に良かったです」と感謝の言葉をいただきました。
【1K】膝下までゴミが溜まった汚部屋片付け実例
こちらは「汚部屋が生活に支障をきたしている」というご相談でした。問い合わせのきっかけは、不衛生な部屋が原因で体調不良に悩まれていたことです。具体的には、ホコリやカビによる咳や鼻炎、さらには目のかゆみといった症状に悩まされ、生活の質が大きく低下していたとのことでした。
お部屋には食べ物の残りカスや古い段ボール、衣類が散乱しており、掃除機をかけることすら困難な状態でした。さらに、害虫が発生していたため薬剤で駆除し、片付けだけでなく衛生状態も徹底的に改善しました。
作業後には「初めてお願いしましたが、ここまでスッキリするとは思いませんでした。体調も良くなりそうです」とのお言葉をいただきました。
【一軒家】の汚部屋片付け事例
こちらの依頼者は、離れて暮らすご家族からのご相談でした。「実家が大変なことになっているので、なんとかしてほしい」という切実な依頼で、きっかけは高齢の親御さんの健康状態や転倒による怪我の心配でした。「自分たちだけでは対処しきれない」とのことで、ご依頼をいただきました。
現地を確認したところ、長年掃除が行き届かず、家全体がゴミ屋敷状態に。キッチンやリビングは生活ゴミや古い家電で溢れ、寝室はホコリやカビが蓄積し、居住に適さない状況でした。
作業は、まずゴミや不用品の仕分けからスタートし、続いて大型家具や家電の搬出を行いました。その後、収納スペースを整理し、家全体を快適な空間にリセット。最後にクリーニングを行い、衛生面でも安心できる環境を整えました。作業後には「これで安心して親を見守れます」との感謝の言葉をいただき、ご家族は肩の荷が下りたご様子でした。
まとめ
今回は、汚部屋を掃除する方法について詳しく解説しました。汚部屋は誰にでも起こりうる問題であり、忙しい日々やストレスが原因で、気づかないうちに部屋が散らかってしまうこともあります。しかし、正しい掃除の手順やコツを知れば、どんな汚部屋でも改善が可能です。
汚部屋は早めに対処することが重要で、放置すると生活や健康、さらには人間関係までにも影響を及ぼしかねません。もし「一人ではどうにもならない」と感じる場合は、無理をせずプロに頼るのがおすすめです。
不用品回収クオーレでは、どんな状態の汚部屋にも対応し、秘密厳守で片付けからクリーニングまでを一括でサポートします。
24時間365日、いつでもお問い合わせを受け付けておりますので、片付けに悩んだ際はぜひお気軽にご相談下さい。
株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾
6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。
2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。