「いつの間にか増えてしまったライターの捨て方を知りたい」
「中身が残っているライターの安全に捨てられるか知りたい」
増えがちなライターを捨てたいと思うものの、正しい捨て方がわからない方もいるでしょう。ライターは可燃性のガスやオイルを燃料としているため、中身を使い切ってから捨てる必要があります。
そこで、この記事では、ライターの正しい捨て方や種類別の対処法について解説します。ライターのガスやオイルを使い切る方法も紹介するので、捨て方に悩む方はぜひ参考にしてください。
もくじ
もくじ
ライターの正しい8つの捨て方
ライターには可燃性のガスやオイルが入っているため、火災や爆発などの事故を起こさないよう正しく処分するのが重要です。
正しいライターの捨て方は、以下の8つです。
- 普通ゴミとして捨てる
- ライター専用の無料回収BOXに捨てる
- 喫煙者に渡す
- ガスバーナーとして使用する
- フリーマーケットやフリマアプリで販売する
- オークションで販売する
- 専用業者に買い取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの捨て方を詳しく解説します。
普通ゴミとして捨てる
ライターを家庭ゴミとして捨てる場合は、自治体のゴミ分別や回収ルールを守らなければなりません。普通ゴミとして捨てる際は、ライターの中身を全て使い切る必要があり、一度に回収できる個数が指定されている場合もあります。
自治体のホームページなどで、事前に確認しましょう。
自治体の例として、5つの都市での回収ルールを以下にまとめましたので参考にしてください。
自治体 | 処分方法 | 分別 |
宮城県仙台市 | ・中身を全て使い切る ・水にぬらしてから出す ・指定袋に入れて出す | 家庭ゴミ 一度の回収に2~3本まで |
東京都世田谷区 | ・中身を全て使い切る ・ライターのみ袋に入れ「ライター」と表示して出す | 不燃ゴミ 中身が多量に残っている場合は、管轄の清掃事務所に相談 |
石川県金沢市 | ・中身を全て使い切る ・分別用の回収箱に入れる ・ゴミステーションで分別して出す | 燃やさないゴミ 回収は月1回のみ |
愛知県名古屋市 | ・中身を全て使い切る ・資源用の指定袋に入れる | 使い捨てライター:発火性危険物 金属製ライター:不燃ゴミ |
兵庫県神戸市 | ・中身を全て使い切る ・水にぬらしてから出す | 使い捨てライター:燃えるゴミ 金属製ライター:燃えないゴミ 一度の回収に2本まで |
ライター専用の無料回収ボックスに捨てる
ライター専用の回収ボックスを設置している自治体では無料で捨てられるため、ホームページや問い合わせなどで設置場所を確認しましょう。無料回収ボックスは安全にライターを捨てるために自治体が設置したもので、公民館や図書館・スポーツセンターなどに設置された回収ボックスに捨てに行く必要があります。
ただし、同じような回収ボックスとして、小型家電回収ボックスも設置している施設があります。小型家電回収ボックスに間違えて捨てると、火災や爆発などの事故が起こる可能性があるため、必ず確認してから捨ててください。
喫煙者に譲る
ライターの中身が残っていて身近に喫煙者がいる場合は、捨てずに譲るのも一つの方法です。
しかし、譲ろうとしている相手にライターへのこだわりがあると、不要な人もいるため押し付けないようにしましょう。近年では、非喫煙者や電子タバコ利用者が増えているため、ライターが不要な人が増えているのも事実です。
ガスバーナーとして使用する
使い捨てライターは専用の着火器具に取り付けると、ガスバーナーとして使用できます。ガスバーナーとして使用するシーンの例は、以下のとおりです。
- アウトドア
- キャンプ
- お墓参りのお線香の火つけ
- 料理の焦げ目付け
使い捨てライターも高火力で使用できるため、さまざまな場面で活用できます。
フリーマーケットやフリマアプリで販売する
未使用や、価値の高いライターは、フリーマーケットやフリマアプリで販売が可能です。ただし、安全面に配慮された製品という表記であるPSCマークがついていないと販売できません。
また、フリマアプリで出品する際には、配送方法の指定やライターの配送を受け付けていない業者もあります。商品が売れても、配送できないトラブルが発生することも考えられるため、出品前に確認しましょう。
オークションで販売する
高価な注入式ライターであれば、オークションで高額落札されるケースもあります。高値で取引されるライターには、有名ブランド商品や、純銀製・限定モデルが挙げられます。
しかし、フリマアプリと同様に配送トラブルが起こる可能性もあるため、配送の手配をする場合は事前にルールを確認しましょう。
専門業者に買い取ってもらう
価値のあるライターの場合は、専門業者に買い取ってもらうのも一つの方法です。状態によっては高値で買い取ってもらえるケースもあるため、一度ライターを査定してもらうのもよいでしょう。
近くに専門業者がなく、インターネットの業者を利用する場合、送料などの手数料は自己負担になるケースが多く見られます。買い取ってもらえても、手数料を差し引くと手元に残るお金が少なくなることもあるため、事前に確認したうえで検討してください。
不用品回収業者に依頼する
ライターが大量にあり、ガス抜きなどの面倒な手間をかけずに捨てたい人は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者は、ガス抜き作業などの面倒な作業をしなくてもライターを回収してくれます。
また、不用品回収業者ではライター以外の不用品も回収してくれるため、一緒に依頼するとよいでしょう。
なかにはライターなどの危険物は取引対象外としている業者もあります。不用品回収業者への依頼を検討している方は、事前にホームページや問い合わせで確認してください。
【種類別】ライターの正しい捨て方
一般的に、ライターは以下の3つに分類され、種類によって捨て方は異なります。
- 使い捨てライター
- ガス注入式ライター
- オイル式ライター
捨てる前に、手持ちのライターの種類を確認しましょう。
使い捨てライター
使い捨てライターはコンビニやスーパーなどで購入できる100円前後のプラスチック製のライターです。本体が透明だとガスの残量が把握しやすいのが特徴です。ゴミとして出す際は中身のガスを全て使い切り、自治体の分別ルールに沿って捨てます。
使い捨てライターは手軽に購入できるうえ、タバコをカートンで買ったときにサービスで貰うことも多いことから、いつの間にか増えてしまった方もいるでしょう。
ガスを残したまま捨てると、火事や爆発などの事故が起こる可能性があるため、必ず使い切った状態で捨ててください。
ガス注入式ライター
ガス注入式ライターは繰り返し使うことを想定して作られた、ガスを注入して使う金属製のライターです。ガス注入式ライターをゴミとして捨てるには、使い捨てライター同様、ガスを抜いてから不燃ゴミや金属ゴミなどの指定された方法で捨てましょう。
高価格で販売されていることもあるガス注入式ライターは、価値の高いライターであれば売却できるケースもあります。フリマサイトやオークションへの出品、専門業者への買取依頼を検討するのもおすすめです。
オイル式ライター
オイル式ライターはいわゆるZIPPOライターのことで、繰り返し使えるうえ、風に強く濡れてもすぐに着火できる人気のあるライターです。オイル式ライターをゴミとして捨てるには、中身のオイルを抜く必要があります。
オイルが乾燥したライターは、金属部分は金属ゴミや不燃ゴミ、その他の部分は可燃ゴミなど自治体の回収ルールに従って捨ててください。
オイル式ライターのなかには、アパレルブランドとのコラボ商品や年代物の商品もあり、高値で売却できるケースもあります。捨てる前に一度、売却できないか調べてみましょう。
【事前準備】ライターを捨てる前にガスを抜く方法
ライターを捨てる前にガスを抜く方法を、以下の種類別に解説します。
- 使い捨てライター
- ガス注入式ライター
- オイル式ライター
ライターをゴミとして捨てる前には、事故防止の観点からガスを抜く必要があるため、事前に確認しましょう。
使い捨てライター
使い捨てライターは操作レバーを押し下げるとガスが抜ける仕組みで、手順は以下のとおりです。
- 周囲に火の気がないことを確認する
- 操作レバーを押し下げる
- 輪ゴムやテープで操作レバーを下げた状態のまま固定する
- 風通しのよい屋外で半日から1日ほど置く
- 確認のため着火操作して、火がつかなければガス抜きは完了
空気が滞留する場所は、引火や爆発の恐れがあり危険であるため、必ず風通しのよい屋外で行います。
操作レバーを押し下げたときに着火した場合は、吹き消します。操作レバーを押し下げても「シュー」という音がしていればガスが抜けている状態です。音がしない場合は、調整レバーをプラス方向に動かし、ガスが抜けるまで待ちましょう。
捨てるライターが複数あり同時に何本ものガスを抜くときは、事故のないよう特に注意してください。
ガス注入式ライター
ガス注入式ライターは注入口を押し続けることでガスが抜ける仕組みで、手順は以下のとおりです。
- 周囲に火の気がないことを確認する
- ライターのガス注入口先端を、細いドライバーなどで押し続ける
- 「シュー」という音がなくなるまで押し続け、ガスを抜く
- 着火操作をして、火がつかなければガス抜きは完了
全てのガスを抜き切るまで押し続けるため、手が疲れたときは休憩を取り、再度ガスを抜きましょう。こちらの作業も、火の気のない風通しのよい屋外で行ってください。
オイル式ライター
オイル式ライターのオイルは長期間放置すると蒸発しますが、早めに捨てたい場合は以下の手順で分解してオイルを抜いてください。
- 周囲に火の気がないことを確認する
- ケースから中身であるインサイドユニットを取り出す
- 芯(ウィック)、綿(コットン)、石(フリント)をそれぞれ取り除く
- そのまま1週間ほど放置して、オイルを揮発させる
- 乾燥していれば完了
芯や綿に少量のオイルが付着していることもあるため、しっかり乾燥させてから捨ててください。
ライターを捨てる際の2つの注意点
ライターを捨てる際の注意点は、以下2つです。
- ガスやオイルが入ったまま分解しない
- ハンマーでたたき割らない
思いもよらない事故につながらないようにするためにも、ライターを捨てる前にチェックしましょう。
ガスやオイルが入ったまま分解しない
ガスやオイルが入ったままのライターを分解すると爆発し、周囲の家具や家電に引火して火災につながる恐れがあります。興味本位でライターを分解しないようにしましょう。
どうしても分解する必要がある場合は、必ず正しい方法でガスやオイルを抜き、周囲の安全を確保した屋外で処理をしましょう。
ハンマーでたたき割らない
いくらライターのガス抜きが面倒でも、ハンマーでたたき割らないでください。ハンマーでたたき割った瞬間の摩擦でガスに引火するだけでなく、飛び散った液体ガスにも引火して、火災になる恐れがあり大変危険です。
正しいガス抜き作業が面倒に感じる場合には、不用品回収業者を利用するとよいでしょう。
ライターを捨てるなら不用品回収クオーレにおまかせ
ご自宅に大量のライターがあり、捨てるのにお困りの方は、不用品回収業者のクオーレにご依頼ください。ライターをゴミとして処分するにはガス抜きが必須であり、自治体によっては回収に出せる数が決められているケースもあります。
ライターのガス抜きが不安な方は、クオーレに依頼すると安心して処分することが可能です。また、ご依頼の際に買い取れるライターがあれば、処分料金からお値引きします。
不用品回収業者のクオーレであればライターに限らず、処分に困っている家具や家電、他の不用品も一度に回収可能です。
不用品回収クオーレでは24時間365日、無料でお見積を受け付けておりますので電話やメール・LINEからお気軽にご相談ください。
ライターの捨て方に関するよくある質問
ライターの捨て方に関して、よくある質問をまとめました。
- 100円ライターの捨て方は?
- ガス抜きやオイル抜きができないときはどう捨てればいい?
- 未使用のライターの捨て方は?
ライターの捨て方に迷う方は、ぜひ参考にしてください。
100円ライターの捨て方は?
100円ライターは中身の液体ガスを抜いてから、自治体のルールに沿って捨てます。多くの自治体では、ガスを抜き終えたライターは不燃ゴミなどで捨てることが可能です。
自治体によっては、ガスの抜けたライターを水にぬらしてから捨てることを廃棄のルールとしている場合もあります。必ず、住んでいる自治体のルールを確認してから処分しましょう。
ガス抜きやオイル抜きができないときはどう捨てればいい?
ガスやオイルが抜けていないライターは、大事故を防ぐためにも自治体のゴミとして捨てないでください。
例えば、ライターが故障してガスが抜けない場合には、自治体のゴミ回収窓口へ電話して相談します。担当者から、直接ゴミ処理施設へ持ち込むなど指定方法を聞きましょう
ガスやオイルが抜けないために捨てられないライターがある場合、不用品回収業者に依頼するとそのままの状態で回収してくれるためおすすめです。
未使用のライターの捨て方は?
未使用のライターでもガス抜きしてから捨てる必要があるため、必要な人に譲るのもおすすめです。ガス注入式ライターやオイルライターなら、売却できる商品もあります。捨てる前に、フリマサイトやオークションなどで売買されているライターがないか確認しましょう。
手間なく未使用のライターを捨てたい人は、不用品回収業者に依頼すると手軽に処分できます。
まとめ
ライターは種類によって適切な方法でガスやオイルを抜き、自治体の分別ルールに沿って捨てる必要があります。中身が残ったまま捨てると、火事や爆発などの事故を引き起こす可能性があるため注意してください。
他にも、必要な人に譲ったり売却したりする方法もあるため、捨てる前に一度検討するのもよいでしょう。手間なく捨てたい方は、不用品回収業者への依頼が一番安全で簡単です。
不用品回収のクオーレでは、ライターだけでなく家具や家電などの不用品もまとめて回収できます。無料での見積りが可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾
6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。
2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。