骨董品の正しい8つの処分方法!費用や注意点も解説!

骨董品の正しい8つの処分方法!費用や注意点も解説!

「祖父から譲り受けた骨董品を捨ててもいいか悩んでいる」
「骨董品は売った方がいい?」

骨董品とは、時代を経て美術的・歴史的価値を持つ品物を指し、古い陶器や絵画などが挙げられます。骨董品は、家にある古い家具や器・装飾品として眠っている場合もあるため、価値が分からないまま捨ててよいのか判断に迷う方もいるでしょう。

本記事では、骨董品の正しい処分方法について解説します。処分費用や注意点についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事で分かること
・骨董品の正しい捨て方
・骨董品の処分費用
・骨董品を処分する際の注意点

もくじ

骨董品の正しい8つの処分方法

骨董品の正しい8つの処分方法

骨董品は以下の8つの方法で処分できます。

  • 買取業者に査定依頼を出す
  • ゴミとして処分する
  • 知り合いに譲渡する
  • 非営利団体などに寄贈する
  • オークションやフリマアプリで売却する
  • 美術品専用オークションで売る・代行依頼する
  • 画廊や骨董品専門の買取業者に売る
  • 不用品回収業者に持っていく

それぞれ具体的な処分方法を解説します。

買取業者に査定依頼を出す

骨董品を処分する際は、まず買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。一見ガラクタに見えても、実は高い価値を持っている場合があるため、ゴミと決めつける前に査定に出してみましょう。買取業者に査定を依頼する際は、複数の業者から見積もりを取って比較するのが大切です。

骨董品は鑑定が難しく、業者によって査定額が異なるケースがよくあります。最近では、無料で査定してくれる業者も増えているため、気軽に相見積もりを取れます。

また、大型で運ぶのが難しい骨董品を売却する場合には、自宅に来てもらえる出張査定が便利です。専門スタッフが目の前で品物を確認してくれるため、正確な査定が期待できます。その場で査定額に納得すれば即現金化できる点も出張査定のメリットです。

ゴミとして処分する

価値がないと判断できたり、壊れたりしている骨董品は、ゴミに出して処分できます。ゴミで捨てる場合は、素材や大きさによって分別方法が異なるため、自治体のルールを確認しましょう。

例えば、木製やプラスチック製の骨董品は「燃えるゴミ」陶器やガラス、金属製のものは「燃えないゴミ」として分類されるのが一般的です。

また、大型の骨董品は「粗大ゴミ」に該当する場合があります。多くの地域では、目安30cm以上は粗大ゴミとして扱われるため、住んでいる自治体の規定を確認しましょう。

ただし、分解してゴミ袋に収まるサイズにすれば、燃えるゴミとして処分できる場合もあります。粗大ゴミは処分費用がかかるため、安く済ませたい方は小さく解体して処分するのも一つの方法です。

知り合いに譲渡する

捨てるには惜しい骨董品がある場合、知り合いに譲る方法もあります。特に、骨董品が趣味の人やアンティークを好む人にとっては、価値を感じてもらえる傾向にあります。身近な家族や友人に、欲しい人がいないか尋ねてみるといいでしょう。

譲る際の注意点として、相手の意向を尊重するのが大切です。無理に押し付けると相手に迷惑をかけてしまう場合があるため、本当に欲しいか確認したうえで譲りましょう

周囲に譲れる人がいない場合は「ジモティー」のような地域のコミュニティアプリを活用するのもおすすめです。コミュニティアプリは地元で直接やり取りできるため、配送の手間が省けるのがメリットです。誰かに喜んで受け取ってもらえると、捨てるよりも価値ある形で骨董品を手放せるかもしれません。

非営利団体などに寄贈する

不要になった骨董品は、非営利団体やNPO法人に寄贈できます。状態の良い骨董品や掛け軸などは歓迎されやすく、歴史的価値のある品物であれば多くの人に役立ててもらえる可能性があります

ただし、すべての骨董品が受け入れられるわけではありません。傷や汚れが目立つものや、状態が悪いものは受け入れを断られるケースが多いため注意が必要です。団体ごとに受け入れの基準や条件が異なるため、受け入れ可能な品物の種類は事前に問い合わせて確認しましょう。

寄贈する際のもう一つの注意点として、送料は基本的に寄付者の負担となります。大型の骨董品を寄贈する際には、送料が高額になる可能性もあるため、考慮したうえで検討する必要があります。

オークションやフリマアプリで売却する

骨董品を処分する方法の一つとして、オークションやフリマアプリを活用するのもおすすめです。

珍しい品や高価なものの場合、思った以上の価格で売れる場合もあります

ただし、個人間取引である以上、トラブルには注意しなければなりません。例えば「写真と実物の印象が違った」「配送中に品物が破損した」など、思わぬ問題が発生するケースも考えられます。

トラブルを防ぐには、出品時に商品の状態を正確に記載し、細部まで分かる写真を複数枚掲載するのが大切です。傷や汚れがある場合は隠さず商品説明に記載しましょう。

また、高価な品物を出品する際は、補償が付いた配送方法を選ぶと安心です。万が一、配送中に破損してしまった場合でも補償を受けられるため、取引がスムーズに進みやすくなります。

美術品専用オークションで売る・代行依頼する

絵画や特定の骨董品の処分は、美術品専用のオークションに出品する方法もあります。美術品専用オークションは専門性が高く、骨董品の価値を正しく評価してくれる購入者が集まるため、高額での売却が期待できるのが魅力です。なかには、定期的に開催される骨董品専門の競り市場もあり、購入希望者に広くアピールする機会が得られます。

オークションへの出品が初めてで手続きに不安がある場合は、出品代行サービスを利用するのも一つの手段です。代行業者は、出品から落札後の取引までをサポートしてくれるため、手間をかけずに安心して利用できます。

特に、高額品や専門的な知識が必要な品物の場合、プロに任せることで思わぬトラブルも回避できるでしょう。

画廊や骨董品専門の買取業者に売る

骨董品を売って手放す場合、専門の買取業者や画廊を利用するのも効果的です。専門業者は、骨董品の文化的背景や市場価値を深く理解しており、一般的な買取業者よりも正確に査定してくれます。特に、時代物の希少品や保存状態が良い品物であれば、高額での売却が見込めるでしょう。

また、こうした専門業者は購入希望者とのネットワークを持つ場合も多いです。そのため、品物が適切な買い手の手に渡り、手放した後も品物が大切に扱われる安心感があります。

業者選びは、満足のいく取引を実現するための重要なポイントです。まずは、ホームページから過去の取引実績を確認し、業者がどのような品物を扱っているのかチェックしましょう。また、利用者の口コミや評判も参考にすると、査定の正確さや取引の対応が誠実か見極められます。

不用品回収業者に持っていく

骨董品を手間かけずに処分したい場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。どんな状態の品でも引き取ってくれるため、価値がないと思われるものでもスムーズに処分できます

なかには、骨董品の買取を行っている業者もあり、処分する予定の品物が意外に高値で売れる場合もあるため買取に対応している業者を選ぶとお得です。

また、骨董品だけでなく家にある不用品は回収してもらえます。引っ越しや大掃除などで処分したいものが多い場合、一度にまとめて回収してもらえるため便利です。業者によっては、最短即日で対応してもらえることもあるため、急いで処分したい場合にも頼りになります。

骨董品の処分費用

骨董品の処分費用

骨董品の処分費用を処分方法別に以下にまとめました。

処分方法費用
買取業者に査定依頼を出す無料(売れればお金になる)
ゴミとして処分する無料(粗大ゴミは数百円かかる)
知り合いに譲渡する無料
非営利団体などに寄贈する1,000〜2,000円(送料)
オークションやフリマアプリで売却する無料(売れればお金になる)
美術品専用オークションで売る・代行依頼する無料(代行依頼は費用がかかる)
画廊や骨董品専門の買取業者に売る無料(売れればお金になる)
不用品回収業者に持っていく3,000〜5,000円(買い取ってもらえる場合もある)

買取業者を利用すると、売却できれば費用もかからないうえ、お金を得られる場合も少なくありません。一方、フリマアプリやオークションで売却する際は送料を負担するため、想像以上にコストがかかるケースもあります。

ゴミとして処分するなら基本的に無料ですが、粗大ゴミ扱いになると1点あたり数百円程度の手数料が発生します。また、不用品回収業者を利用する場合、費用は3,000〜5,000円が目安です。ただし、依頼する業者や品物の量によって費用は異なるため、事前に見積もりで確認しましょう。

買取サービスを行っている業者もあるため、骨董品が売れれば処分費用を抑えられるだけでなく、利益を得られることもあります。

骨董品を処分する際の3つの注意点

浄水器を処分する際の3つの注意点

骨董品には絵画や掛け軸、工芸品など様々な種類がありますが、処分方法によって注意すべきポイントがあります。骨董品を処分する際の3つの注意点を解説するので、参考にしてください。

自治体によって処分方法が異なる

骨董品をゴミとして捨てる場合は、自治体によってルールが異なるので注意が必要です。

例えば、陶器やガラス製の品物は、一般的に燃えないゴミに分類されます。ただし、これらの素材は割れやすいため、捨てる際に新聞紙や厚紙などに包んで「ワレモノ」と明記するのが必要です。

また、骨董品サイズによっては粗大ゴミ扱いとなり、別途予約申し込みが必要となるケースもあります。

粗大ゴミの規定は、地域によって異なるため、詳しくは自治体のホームページを確認しましょう。

分別やゴミの出し方が分からない場合は、自治体の窓口に問い合わせると、適切な分別方法を案内してもらえます。

リサイクルショップで必ず売れるわけではない

リサイクルショップに骨董品を持ち込んでも、必ず売却できるとは限りません。多くのリサイクルショップは、骨董品の査定に関する専門知識を持っておらず、価値が正しく評価されない場合があります

価値のある品物でも十分な価格が付かないこともあるため、注意しましょう。また、傷や汚れがある品物は査定額が極端に低くなったり、状態次第では引き取りを断られたりするケースもあります。

リサイクルショップでのリスクを避けたい方は、骨董品専門の買取業者に依頼するのが得策です。専門業者は、品物の価値を正確に見極めたうえで適正な価格を提示してくれるため、安心して売却できます。

また、売却できなかった場合に備えて他の処分方法も検討しておくと、スムーズに処分を進められます。

不用品回収業者選びは慎重に行う

不用品回収業者は、大量の骨董品や自分では処分が難しい品物をまとめて回収してくれるため、非常に便利です。ただし、業者選びを間違えると、適正なサービスを受けられない場合があるため注意が必要です。

業者を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 古物商許可証を取得しているか
  • 実績が豊富か
  • 公式ホームページがあるか
  • 料金が適正で明確か
  • 口コミや評判が良いか

不用品回収を行う業者には、悪徳業者も存在します。悪徳業者に依頼してしまうと、料金トラブルや違法行為に巻き込まれる可能性があり危険です。信頼できる業者を選ぶには、公式ホームページを確認し、必要な許可証や実績があるのをチェックしてから依頼しましょう

骨董品を処分するなら不用品回収クオーレにおまかせ

骨董品を処分するなら不用品回収クオーレにおまかせ

骨董品の処分にお困りなら、不用品回収クオーレにご相談ください。大きさや状態に関わらず骨董品の回収が可能なため、素材別に分別したり、割れないように保護したりする手間がかかりません。

骨董品の回収はもちろん、他の不用品もまとめて回収でき、一度のご依頼で家中の不要なものをスッキリ片付けられます

また、クオーレでは不用品の買取サービスにも対応可能です。価値ある品物なら、回収費用をかけずにお得に処分できる場合もあります。プロのスタッフが迅速かつ丁寧に対応しますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。

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まとめ

まとめ

今回は、骨董品の正しい処分方法について詳しく解説しました。骨董品のなかには、自分では価値が分からないものや、思いがけない高額査定を受ける品物が隠れていることがあります。そのため、処分を考える際には、まず一度査定を受けるのをおすすめします

適正な価格で売却したい場合は、品物の価値を正確に見極めてくれる骨董品専門の買取業者に依頼するのがベストです。一方、リサイクルショップでは骨董品の価値が十分に評価されず、適正より低い価格が付くこともあるため注意してください。

売却が難しい場合や、大量の骨董品を一度に処分したい場合には、不用品回収業者を利用するのが便利です。

買取サービスに対応している業者であれば、処分費用を抑えつつ効率的に片付けることができるでしょう。

不用品回収クオーレでは24時間365日、お問い合わせを受け付けておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。

監修者

株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾

6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。

2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。

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