通勤や通学時間で音楽を楽しんだり、家での動画鑑賞で使用したりと、イヤホンは日常における必須アイテムです。最近ではワイヤレスイヤホンが主流になっていますが、有線タイプと両方所有して使い分けている方もいます。
イヤホンを長く使っていると次第に劣化し、使えなくなって処分する必要も出てきます。その際に悩むのが、イヤホンの正しい捨て方です。
「どう分別して出せばよいの?」
「有線とワイヤレスで処分方法は異なる?」
イヤホンはサイズが小さいものの、電子機器であるため、ゴミの分別方法に悩むものです。
本記事では、イヤホンの正しい捨て方や、売る際の注意点について解説していきます。使わなくなったイヤホンの処分でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
もくじ
イヤホンの処分方法
イヤホンは、主に以下の9つの方法で処分することができます。
- 不燃ゴミで捨てる
- 小型家電回収ボックスで捨てる
- 家電販売店で処分
- リサイクルショップで売る
- フリマアプリやネットオークションで売る
- オーディオ専門店に売る
- ほしい人に譲る
- 寄付する
- 不用品回収業者の引き取りを利用
ここでは、それぞれの方法について解説していきます。
不燃ゴミで捨てる
有線イヤホンであれば、基本的に「不燃ゴミ」として捨てられます。普段のゴミ出しと同じ手順で捨てられるため、指定のゴミ袋以外には特別な手間や費用は必要ありません。ただし、イヤホンのコードが切れている場合は、破損部分をガムテープなどで保護して安全な状態にしておきましょう。
また、ワイヤレスイヤホンは普通ゴミとして捨てられません。バッテリーが内蔵されており、ゴミに出すと火災につながってしまう恐れがあるためです。
自治体によっては、「電池ゴミ」として処分する場合もあるため、分別方法は自治体ごとのルールを事前に確認しておきましょう。
小型家電回収ボックスで捨てる
イヤホンは家電量販店などに設置されている「小型家電回収ボックス」に投函することで処分できます。投函したイヤホンは国の認定事業者に引き渡され、リサイクルされるなど適切に処理されます。
小型家電回収ボックスには、有線タイプもワイヤレスも投函できます。多くの回収ボックスは投入口の大きさが縦15cm、横30cmとなっているため、どのタイプのイヤホンでも投函できるでしょう。
回収ボックスに入れるだけで処分が完了し、費用もかかりません。家電量販店に行くのが面倒と感じるかもしれませんが、買い物のついでに古いイヤホンを持ち込めば、簡単に処分できます。
家電販売店で処分
イヤホンは購入した家電量販店に引き取ってもらうことも可能です。購入した店舗でなくても、同じ製品を販売している家電量販店であれば、引取処分を行ってもらえることがあります。
店舗に直接持ち込んだ場合、処分費用は無料のケースもあれば、500〜1,000円程度がかかることもあります。家電量販店によっては引き取りの条件として購入時のレシートや保証書が必要となることもあるため、引取の条件について電話で確認してみましょう。
家電量販店には小型家電回収ボックスが設置されているところが多く、回収ボックスに投函するように促される場合もあります。
リサイクルショップで売る
まだ使用可能なイヤホンであれば、リサイクルショップでの売却を検討できます。お住いの地域にリサイクルショップがある場合は、持ち込んで査定してもらいましょう。
リサイクルショップへの売却は、再販が難しいと判断されると査定額が付かないケースもあります。以下のような場合は、売れない可能性もあることを理解しておきましょう。
【買取されにくいイヤホン】
- 製造年が古い
- 音が途切れるなど品質に問題がある
- 傷や汚れがある
最新機種のイヤホンやブランド物など、中古でも需要が見込める製品であれば、買い取ってもらいやすくなります。リサイクルショップでの売却は、「安くてもいいから早く売りたい」という方に向いている方法です。
フリマアプリやネットオークションで売る
近年では、フリマアプリやオークションを活用してイヤホンを処分する方法もあります。
自身で価格設定できるため、リサイクルショップでの売却と比べて高値で売れる可能性が高くなる点が魅力です。イヤホンはサイズが小さいため、送料が抑えられ利益が残りやすいのも嬉しいポイントです。
ただし、フリマアプリやオークションにおけるイヤホンの出品数は多いため、必ず売れるとは限りません。売れやすくするためには、ユーザーの目にとまるような魅力的な写真や文言などを工夫する必要があります。
また、イヤホンは精密機器であるため、売却前に動作確認してから出品しましょう。購入希望者に安心して取引をしてもらえるだけでなく、売却後のトラブル回避にもつながります。
オーディオ専門店に売る
高価なイヤホンやブランド物の製品は、オーディオ専門店に持ち込むのがおすすめです。
オーディオ機器に特化したプロに査定してもらえるため、適正価格かつ高値買取が期待できます。
【高値買取が期待できるメーカー】
- Apple
- BOSE
- ソニー
- Beats by Dr. Dre
- ゼンハイザー
イヤホンは毎年新しいモデルが発売されるため、中古イヤホンは年数が経つにつれて型落ちとなり買取価格が下がってしまいます。そのため、売却を検討しており、できるだけ高く売りたいとお考えの方は、早めに買取に出すのが賢明です。
ほしい人に譲る
不要になったイヤホンを身近な人に譲る手もあります。
例えば、ワイヤレスイヤホンであれば、片耳のイヤホンだけ失くしてしまったという人もいるため、同じ機種であればもらって嬉しい人もいると考えられます。
長期間使っていたイヤホンはイヤーピースが汚れていることがあるため、綺麗に掃除してから譲ると親切です。また、付属品もセットで譲ると喜ばれるでしょう。
AirPodsなどのスマホと同期するタイプのワイヤレスイヤホンを譲る際は、初期化してから引き渡すようにしましょう。
寄付する
イヤホンを捨てるのはもったいないと感じるけど、売るほどでもないと考える方には、寄付がおすすめです。使用できる状態のイヤホンであれば、どんなタイプでも寄付できます。
寄付されたイヤホンは、そのまま再利用されたり、再資源化されたりします。壊れたイヤホンでも寄付できる場合があるため、団体ごとの受け入れの条件を公式サイトなどで確認しておくとよいでしょう。
イヤホンを寄付する際は、基本的に元払いでの郵送となるため、送料を自身で負担する必要があります。
不用品回収業者の引き取りを利用
不用品回収業者の引き取りサービスを利用する方法もあり、イヤホンの種類や状態を問わず、回収してもらえます。
ただし、イヤホン1点だけを捨てるために不用品回収業者を利用すると、費用が割高になる可能性があります。ほかの不用品と一緒にまとめて回収してもらうと、よりお得に処分できます。
ゴミの分別方法を調べたり、家電量販店に持ち込んだりするのが手間だと感じる方にとっては、自宅まで回収に来てもらえるため手軽で便利です。
特に、引っ越しや大掃除などで不用品がたくさん出る場合は、不用品回収業者を活用することをおすすめします。
ワイヤレスイヤホンのバッテリーに注意
ワイヤレスイヤホンにはリチウムイオン電池が内蔵されているため、普通ゴミとして捨てることができません。もしそのまま捨ててしまうと、ゴミ処理施設などで発火し、火災となる恐れがあるためです。
ワイヤレスイヤホンを捨てる際は、家電量販店に設置されている小型家電回収ボックスに入れて処分するのが適切です。地域によっては自治体が指定する電池ゴミとして捨てられる場合もあるため、自治体の分別ルールを確認してみましょう。
イヤホンを売るときの注意点
イヤホンには寿命があるため、壊れかけのイヤホンを他人に譲ってしまうとトラブルにつながる恐れがあります。そのため、故障の兆候が出ているイヤホンは売却や譲渡を控える必要があります。
ここでは、イヤホンを譲ったり売ったりするときの注意点を解説します。
イヤホンの寿命に注意
有線イヤホンの寿命は1〜2年程度と言われています。コードが折れ曲がったり絡まったりした状態で使用していると劣化を早めてしまいます。
また、ワイヤレスイヤホンの寿命は2〜3年程度が目安です。日常的に使用しており頻繁に充電をする場合は2〜3年経たずに寿命がくることもあります。
有線イヤホンは比較的安価なので買い替えもそこまで負担になりませんが、ワイヤレスイヤホンは機能面から値段が張るものが多くなります。
できるだけ長く使用するためには、以下のコツを把握したうえで使用しましょう。
【寿命を長持ちさせるコツ】
- 汚れやホコリをこまめにとる
- 湿気の多い場所を避ける
- 充電完了の状態で充電を続けない
- 充電が空のままで放置しない
動作や故障のサインを確認
イヤホンを使用していると、接続不良により調子が悪くなることがあります。一時的なものであれば大きな問題はありませんが、慢性的な症状であれば故障のサインかもしれません。
以下のサインが出ている場合は、売却した後にトラブルにつながる可能性が高いといえます。
【故障のサイン】
- 音が途切れる
- 音が聞こえないことがある
- 充電の持ちが悪い
- 接続が途切れることがある
購入者が安心して買えるよう、使用期間や頻度も合わせて伝えると親切でしょう。
イヤホンの相場買取価格に注意
イヤホンを売却する際は、事前に買取価格の相場を把握しておくことが大切です。相場価格がいくらかを知っておけば、適正価格で売るための判断材料となります。
下表は主要メーカーの中古イヤホンの買取相場です。なお、ここで紹介する買取相場はあくまで目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
中古イヤホンの買取相場
メーカー | 買取相場価格 |
Apple(AirPods Pro) | 〜25,000円 |
SHURE | 〜40,000円 |
SENNHEISER | 〜30,000円 |
SONY | 〜25,000円 |
Panasonic | 〜25,000円 |
BOSE | 〜20,000円 |
まとめ
イヤホンを処分する場合、有線イヤホンであれば基本的に不燃ゴミとして処分できます。
ワイヤレスイヤホンは普通ゴミとしては捨てられないため、店舗などに設置してある小型家電回収ボックスに投函するか、他者へ売却するなどの処分方法を検討しましょう。
イヤホンを売却する際は、トラブルを防ぐためにも動作状況を購入者に説明する必要があります。そのためには、イヤホンの故障のサインを正しく把握しておきましょう。
イヤホン以外にも処分したい不要品がある場合は、不用品回収業者への依頼が便利です。
ゴミの分別も不要で、手間をかけずに処分できます。
イヤホンを捨てるなら不用品回収はクオーレにお任せ
不用品回収クオーレではイヤホンの回収を行っています。
- イヤホン以外にも処分したいものがある
- ゴミの分別が面倒
- すぐに回収して欲しい
こんなお悩みをお持ちの方は不用品回収クオーレにお任せください。イヤホン1点から家具家電まであらゆる不要品をまとめてお引き取り可能です。
【不用品回収クオーレの特徴】
- お見積もり、ご相談0円
- 最短即日の回収が可能
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お問い合わせは24時間365日受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾
6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。
2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。