「ドアの処分方法がわからない」
「ドアの処分費用がいくらか知りたい」
DIYや古くなって取り替えた不要なドアを捨てたいけれど、上記のように悩む方もいるでしょう。不要なドアはスペースを取るだけでなく、倒れたドアに挟まれて怪我をする可能性もあり危険が伴います。
この記事では、ドアの正しい処分方法を解説します。処分費用や注意点も紹介するので、ドアの処分方法に悩む方はぜひ参考にしてください。
もくじ
もくじ
ドアの正しい処分方法4つ
ドアの正しい処分方法は、以下4つです。
- 燃えるゴミとして処分する
- 粗大ゴミとして処分する
- 専門の買取業者に依頼する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの方法を詳しく解説するので、参考にしてください。
燃えるゴミとして処分する
木製のドアは、自治体の燃えるゴミとして処分可能です。多くの自治体ではゴミのサイズに制限があり、30cm以上の場合は回収されません。
木製のドアは指定サイズに収まるよう、のこぎりで細かく切断・解体します。また、金属製のドアノブは、燃えるゴミでは回収できないため、分別が必要です。分別した金属製のドアノブは、不燃ゴミや金属ゴミとして捨ててください。
捨て方を間違えると、ゴミが回収されずに不法投棄とみなされる可能性もあるため注意しましょう。
粗大ゴミとして処分する
木製以外のドアは、基本的に粗大ゴミとして処分します。粗大ゴミとして処分する方法は、以下2つです。
回収方法 | 概要 |
持ち込み回収 | 自分で指定された処理施設へ持ち込む |
個別回収 | 事前に予約して引き取りに来てもらう |
粗大ゴミのサイズを指定する自治体も多くみられます。例えば、東京都渋谷区では粗大ゴミを180cm以下にしてから、自治体へ申し込むシステムを採用しています。居住地における粗大ゴミを処分するルールは、自治体のホームページで確認しましょう。
多くの自治体における粗大ゴミ搬出までの手順は、以下のとおりです。
- 電話やホームページなどから申し込む
- 回収日時が決定
- コンビニで専用の粗大ゴミ処理券を購入
- 回収日にドアを指定場所へ運ぶ
専門の買取業者に依頼する
質が高く有名な建具(たてぐ)メーカーのドアは、買取専門業者が買い取ってくれる場合もあります。
需要が高まるリノベーション住宅では、コストを抑えるために中古のドアを活用します。なかでも、建物の雰囲気に合った重厚なドアや、傷や汚れが少なく状態の良いドアは高値がつくケースがあるのも事実です。
インターネットで「ドア専門買取」と検索すると、ドアの買取業者や建具の買取業者が見つかります。
なかには、電話でドアの買取価格を調べてくれたり、出張査定を行ってくれたりする業者もあるため、ゴミとして処分する前に検索するのもおすすめです。
不用品回収業者に依頼する
面倒な手間や時間をかけず、安全にドアを処分したい方は、不用品回収業者に依頼すると良いでしょう。不要になったドアを燃えるゴミや粗大ゴミで処分するのは、とても手間がかかる作業です。
不用品回収業者へ依頼すると、業者が家に来て、大きなドアを手際よくトラックで回収してくれます。また、ドアだけでなく、不要になった家具や家電などもまとめて回収してくれるため、手間がかかりません。
電話やインターネットからいつでも問合せが可能で、即日の見積りと回収に対応している業者もあります。自分で処分するのに比べると少し費用が掛かるかもしれませんが、忙しくて作業できない方におすすめです。
ドアの処分費用・相場
ドアの処分費用は、処分方法や自治体によって異なります。ここからはドアの処分費用と相場について、実例を紹介しながら解説するので参考にしてください。
家庭ゴミとして処分
家庭ゴミとして処分する際、ゴミ袋の費用はかかりますが処分費用はかかりません。東京都国立市の場合を例に見てみましょう。
【モデルケース】
- 40リットルの特大有料ゴミ袋の費用:1枚80円
- 家庭ゴミのサイズ:30cm以内
- 処分するドアのサイズ:高さ210㎝×横90㎝
- 30cm以内に解体した際のパーツ数:21個
上記のように、処分するドアを30cm以内の大きさに解体した場合、21個です。ゴミ袋に入れる際に破れてしまうと、回収してもらえない場合があるため、1枚のゴミ袋に解体したドアを1個入れたとします。
上記のケースでは、ゴミ袋の費用は、80円×21枚=1,680円です。国立市を例にすると、家庭ゴミでドアを処分するには、有料ゴミ袋の費用に1,680円かかることになります。
粗大ゴミとして処分する(戸別・持ち込み)
粗大ゴミには、個別回収と持ち込み回収があり、個別回収は費用が高くなる自治体がほとんどです。
大阪府大阪市の粗大ゴミ処分を例に紹介します。
大阪市 | ゴミの種類 | 費用 | ゴミのサイズ |
個別回収 | 粗大ゴミ | 1,000円 | 幅・奥行・高さの合計が2.5m以上のもの |
持ち込み回収 | 可燃性粗大ゴミ 可燃物と金属の複合物 | 10kgごとに90円 | 金属部分の長さが30cm以下で、 可燃物全体の最大辺が1m以上2m以下のもの |
【個別回収の費用】1,000円
ただし、規定サイズを超えるドアは解体が必要です。パーツが増えた分、費用も増えるのを考慮しなければなりません。
【持ち込み回収の費用】
標準的なドアの重さは、20〜40㎏です。10kgごとに90円なので、ドアの重さが40㎏の場合は、90円×4=360円となります。
住んでいる自治体によって回収費用は異なるため、事前にホームページで確認しましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する場合、業者によって料金は異なりますが、回収する不用品の量によって決まります。
一般的には、回収する際に使用するトラックの大きさによって費用が決まり、相場は以下のとおりです。
トラックの大きさ | 費用相場 |
ドアのみの処分 | 3,000〜5,000円 |
軽トラック | 8,000〜20,000円 |
2tトラック | 25,000〜39,000円 |
不用品回収業者では、回収する品目ごとに料金が決められている場合と、複数の不用品をまとめて回収できる積み放題プランを提供している場合が多くみられます。ドアのみ1品目の回収なら、基本料金と回収する品目の費用がかかります。
ドア以外にも、回収してもらいたい不用品が複数ある方は、積み放題などのプランを利用すると良いでしょう。ドアの回収料金を知りたい方は、不用品回収のプロが相談にのってくれる無料の見積り相談がおすすめです。
ドアを処分するときの注意点
ドアを処分する際の注意点は、以下のとおりです。
- 燃えるゴミとして出すとき
- 粗大ゴミとして出すとき
- 専門買取業者に依頼するとき
- 不用品回収業者に出すとき
それぞれ解説するので、ドアを処分する際の参考にしてください。
燃えるゴミとして出すとき
木製のドアを可燃ゴミで出すときは、自治体の回収ルールを守る必要があるため、指定されたサイズにします。のこぎりなどで指定サイズに切断・解体する際は、安全のため軍手や長袖を着用し、皮膚の露出を抑え怪我に注意してください。
木材の断面が鋭利で危険な場合は、古布で包んだり、テープで保護したりしてからゴミ袋に入れると、怪我のリスクが減ります。
これは、自分や、ゴミ回収をする方の安全を守るためにも、必要な配慮です。また、ゴミ出しのときに袋が破けてゴミが落下する可能性があるため、軍手を着用し袋の下から抱えるように運び捨てると良いでしょう。
粗大ゴミとしてそのまま出すとき
各自治体では、粗大ゴミの回収に独自のルールがあるため、自治体のホームページで確認しましょう。間違えた方法で出すと、粗大ゴミを回収してもらえません。近隣に迷惑がかかるだけでなく、不法投棄として通報される可能性もあります。
必ず指定日に、正しい方法で粗大ゴミを捨てるのが大切です。
また、事業所から出るゴミは産業廃棄物として扱われるため、都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して処理することが定められています。
事業主の責任において、適切な処理が法律で義務付けられており、守らないと罰則の対象になるため注意してください。
専門の買取業者に依頼するとき
ドア専門買取業者に依頼するときは、ドアの状態を確認し正しく伝えましょう。状態を正しく伝えられないと、電話やネットでの見積りと、実際の買取金額に差が出ます。無料で見積りを行う業者も多いため、複数社に見積りを依頼するのも重要です。
業者によっては買取金額に大きく差が出たり、運搬料や手数料が差し引かれたりする場合もあるため、事前に公式ホームページを確認しておきましょう。
不用品回収業者に出すとき
不用品回収業者に出す際は、複数の業者から見積りを取り比較検討するのが大切です。料金だけでなく、業者のサービス内容や質も重要な判断材料です。
なかには、依頼していないサービスを勝手に行い、威圧的な態度で高額請求する業者もいるので注意しましょう。不用品回収業者に依頼する際は、口コミやお客様の声を参考にすると安心して依頼できます。
依頼を検討している公式ページにも、お客様の声として口コミが記載されている場合があるので、参考にしてください。
ドアを処分するなら不用品回収クオーレにおまかせ
ドアの切断や解体は、危険をともなう大変な作業です。不用品回収のクオーレではドアの回収をはじめ、さまざまな不用品回収を行っています。自分では処分できないドアがある方は、ぜひ無料お見積りへご相談ください。
クオーレへ依頼していただくと、ドアを解体する必要はありません。大きなドアを、クオーレの自社スタッフが手際よく搬出いたします。ドアだけでなく、他の不用品も同時に回収可能ですので、処分に困っている不用品がある方は、ぜひクオーレへおまかせください。
ドアの処分・回収事例
ここでは、不用品回収クオーレが過去にドアを回収した事例を紹介します。
回収にかかる時間や、他の不用品を一緒に回収した事例を3つ紹介するので、ご依頼の参考にしてください。
- 東京都新宿区
- 神奈川県横浜市
- 大阪府東大阪市
東京都新宿区の回収事例
東京都新宿区では、過去に使用していたドアの回収依頼です。階段でドアを運び出す作業があったため、作業員2人で伺いました。
回収場所 | 東京新宿区 |
回収内容 | 木製ドア |
作業員・時間 | 2名・45分程度 |
木製ドアは、外された状態で自宅の2階に置いてありました。
ドア単体の回収ではありましたが、ドアは重厚で、180度に折れ曲がる折り返し階段のため簡単な作業ではありません。何年も運び出すことができず困っていたそうなので、回収後はご満足いただけました。
神奈川県横浜市の回収事例
神奈川県横浜市では、DIY後の不用品回収依頼をいただきました。回収品が多かったため作業員3名で伺いました。
回収場所 | 神奈川県横浜市 |
回収内容 | 木製ドア×2枚・壁紙・カーペットなど |
作業員・時間 | 3名・2時間程度 |
DIYがお好きなご夫婦からのご依頼です。DIYでは不要になるものが多く、お見積りをしたうえでご依頼をいただきました。木製ドア2枚、壁紙やカーペットなど、不要になったものを作業員3人で慎重に回収させていただきました。
大阪府東大阪市の回収事例
大阪府東大阪市では、引っ越しにともなう不用品の回収依頼がありました。新居の家具は用意済みとのことで、不要になった家具の回収です。
回収場所 | 大阪市東大阪市 |
回収内容 | 木製ドア・ソファー・ベッド |
作業員・時間 | 3名・2時間程度 |
ドアは、不用品として倉庫に保管してあったものです。自宅内からソファーとベッド、敷地内の倉庫にあるドアを作業員3名で回収しました。
大型家具の回収は、動線を確保し安全に配慮して行います。不用品回収のクオーレでは、迅速で丁寧な作業を心がけて回収しているため、ご安心ください。
まとめ
処分したドアが木製の場合、燃えるゴミとして処分できますが、1辺30cm以下に分解する必要があります。木製以外のドアなら粗大ゴミとして処分しましょう。
ただし、売却できる可能性もあるため、近くに買取業者がある場合は一度見積もりを出すのもおすすめです。
自分でドアを解体する作業は困難がともなうため、処分が難しい方は、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品回収業者に依頼すると、自分の都合に合わせて手間をかけずにドアの処分を依頼できます。
不用品回収クオーレは無料でお見積り可能ですので、ご相談ください。
株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾
6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。
2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。