ビーズクッションの捨て方|分解でマイクロビーズが飛び散ると危険?

ビーズクッションの捨て方|分解でマイクロビーズが飛び散ると危険?

自宅でリラックスしたいというときにうってつけのアイテムといえば、ビーズクッションです。

ビーズクッションは、「人をダメにするクッション」とも言われるほどの人気がありますが、使い込んでいるうちにクッションがへたってきたり、汚れが気になってきます。しかし、いざ処分しようとしたとき、正しい捨て方がわからくて困ってしまう方も多いかと思います。

そこでこの記事では、「ビーズクッションの捨て方」、「ビーズクッションを解体するときの注意点」、「ビーズクッションの手入れ方法」について詳しくご紹介します。

もくじ

ビーズクッションの捨て方


ビーズクッションの捨て方

ビーズクッションとは、大きさ2~3㎜程度の細かいビーズが詰められたクッションのことです。座ると体を包み込むようにクッションがフィットし、快適な座り心地を体験できることから「人をダメにするクッション」としても知られています。

ビーズクッションのビーズは、発泡ポリエスチレンというプラスチック素材が使われていることが多く、自然では分解されにくい性質を持ちます。

自治体によってはリサイクル可能な資源として指定されていることもあるため、ビーズクッションを捨てるときは、お住いの自治体のルールを確認しましょう

ここからは、ビーズクッションの捨て方について主な方法を5つご紹介します。

  1. 粗大ゴミ収集で捨てる
  2. 可燃ごみ収集で捨てる
  3. 不用品回収業者を利用する
  4. リサイクルショップに売る
  5. フリマアプリやネットオークションで売る

1.  粗大ゴミ収集で捨てる

サイズの大きいビーズクッションは一般的に粗大ゴミとして扱われます。各自治体によって粗大ゴミの定義は異なりますが、多くの場合ではビーズクッションの一辺が30cm以上あると粗大ゴミとして区分されます

粗大ゴミの処分方法は、自治体が行う「戸別収集」と、ゴミ処理施設に直接持ち込む「自己搬入」の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

粗大ゴミの処分方法について以下で詳しく解説します。

戸別収集

戸別収集は、自治体に申し込んで自宅近くの指定場所まで回収に来てもらう処分方法です。手数料は1000円前後ですが、事前手続きや手数料納付券(シール)の購入が必要なほか、ゴミを指定期日に指定場所へ搬出しなければなりません。

自治体によって処理区分や回収ルールが異なるので、よく確認してから手続きを行ってください。

【自治体の粗大ゴミの分別・手数料納付券料金】

自治体分別手数料納付券料金
名古屋市粗大ゴミ(50センチ以上のもの)
燃やすゴミ(50センチ未満)
¥250
横浜市粗大ゴミ(50センチ以上のもの)
燃やすゴミ(50センチ未満)
¥500
世田谷区粗大ゴミ¥800

※参照:名古屋市横浜市世田谷区


自己搬入

自己搬入は、ゴミ処理場に自分でビーズクッションを持ち込む方法です。運搬の手間はかかりますが、出し忘れの心配や、手数料納付券を購入する必要もありません。さらに、戸別収集よりも手数料は安くなります。

ただし、施設によっては受付時間が短いこともあるので、持ち込む前に確認しておくと安心です。

・戸別収集…手間をあまりかけず安価で処分したい方におすすめ
・自己搬入…手数料納付券を購入や事前予約の手間を省いてすぐに処分したい方におすすめ

2.  可燃ごみ収集で捨てる

ビーズクッションを解体すれば、一般ゴミとして処分することが可能です。

解体の手間はかかりますが、一般ゴミとして捨てられれば費用もかかりませんし事前予約の必要もありません。ビーズやクッションカバーは可燃ゴミとして、ファスナーは不燃ゴミとして廃棄ができます。

ビーズクッションの解体時はさまざまな注意点があるため、本記事の後半にある「ビーズクッションの解体時の注意点」をご一読ください。こちらの捨て方は、処分費用をかけたくない方におすすめです。

3. 不用品回収業者を利用する

費用は割高になってしまいますが、不用品回収業者に自宅まで引き取りを依頼する方法もあります。忙しくてビーズクッションを解体する手間が取れない、ゴミを捨てに行けないという方は、電話をするだけで対応してもらえます。

ただし、不用品回収業者にもよりますが、軽トラック1台分あたりの10,000円というような料金形態をとっていることが多いです。不用品回収業者の利用は、ほかにも捨てたい粗大ゴミなどがある場合や時間と手間をかけたくない方におすすめです。

4. リサイクルショップに売る

捨ててしまうのではなく、まだ使えそうなビーズクッションはリサイクルショップに売ることも可能です。最近ではオンラインによる査定や出張買取サービスなども充実しています。

店舗に持ち込んでも買取り不可だった場合は持ち帰ることになるので、時間が取れない方はこれらのサービスを利用しましょう。ビーズクッションは中古でも人気がありますが、汚れや破れがある場合は買取りしてもらえないこともあります。

査定額は店舗や状態にもよりますが、リサイクルショップに売れば処分費用や解体の手間をかけずに済みます

5. フリマアプリやネットオークションで売る

ビーズクッションをフリマアプリやネット―オークションに出品してほしい人に売る方法もあります。人気商品や状態が良い物でしたらリサイクルショップに売却するよりも高値で売れるかもしれません

フリマアプリやネットオークションは登録料が無料で、売れなくても損をすることがありませんが、買い手がついた場合の手数料や配送料は出品者の負担になります。また、梱包作業や配送手続きなども自分でおこなわなければなりません。

お小遣いを得たい方はリサイクルショップよりもフリマアプリ・オークションサイトを利用するのがおすすめです。

ビーズクッションの解体時の注意点

ビーズクッションの解体時の注意点

ビーズクッションを解体して一般ゴミとして処分すれば、手数料もかからないのでお得です。しかし、ビーズクッションを解体するには、以下の3つの注意点を理解して作業を行ってください。

作業場所に注意

ビーズクッションの解体をするときは、近くに子どもやペットがいない場所で行ってください。ビーズクッションに入っている「パウダービーズ」はとても小さく、子どもやペットが誤飲してしまう危険があります。


ビーズはポリエスチレン製であるため、誤って飲み込んでしまっても体内から自然に排出されるので、健康上の問題はありません。しかし、小さな子どもやペットの場合は、ビーズを喉に詰まらせて窒息してしまう可能性があるので解体時には注意が必要です。

ビーズクッションを解体するときは子どもやペットの居ない部屋で行うなど作業する場所に注意してください。

ビーズが飛び散らないように注意

ビーズクッションは、解体するときにビーズが飛び散ってしまう問題があります。パウダービーズは非常に小さいため掃除をするには、非常に手間がかかります。

マイクロビーズは、静電気を帯びてさまざまな個所に張り付くため、ホウキや掃除機でも集めることは困難です。また、小さなお子様の誤飲してしまう危険もあります。


解体せずに粗大ゴミとして処分するか中古品として売却すればトラブルの心配はありません。ビーズクッションを解体するときは大きめの箱や袋の中で行うなど、ビーズの飛散防止策を講じることが重要です。

地域のルールに従う

ビーズクッションの処分方法は、地域によってルールが決められています。自治体によってはビーズクッションの破棄方法について特別な指示が記されていないこともありますが、基本的に30センチ以上は粗大ゴミ扱いです。

ビーズの材質が焼却可能なプラスチックなので、それ以下のサイズは可燃ごみという扱いになります。しかし、ビーズクッションをそのまま捨てて一般ゴミの中に紛れ込んだ場合、捨収集車内で破裂して飛散することがあります。

ビーズクッションが入っている袋には「ビーズクッション」と注記し、収集員に配慮することも大切です。自治体でビーズクッションの捨て方に関する指示がないか、よく確認してください。

ビーズクッションの手入れ方法

ビーズクッションの手入れ方法

ビーズクッションは年使用してクッション効果が無くなっても、ビーズやカバーの交換などの手入れをすることで長く使い続けられます。

ここからは、ビーズクッションが「古くなってしまったけどまだ使いたい」、「愛着があるので捨てたくない」という方に向けて、ビーズクッションの手入れ方法についてご紹介します。

ビーズクッションの寿命

使い方や使用頻度などにもよりますが、ビーズクッションの寿命(消費期限)は約3~5年と言われています。ヨギボーなどの商品によっては開封後3カ月が消費期限とされており、製品の乾燥を防ぐために、ケースに戻して保管することが推奨されています。

ビーズクッションの寿命は使用環境や保管状況によっても変化するので、保管時はなるべく乾燥を避けるようにしましょう。

しかし、どんなに保管に気を使っても寿命を超えるとビーズやクッションがヘタってくるので、3~5年を目安に使用するといいでしょう。

ビーズを補充して使う

ビーズクッションは、長年使い続けているうちにビーズが潰れてきて弾力性が落ちてきます。へたって使い心地が悪いことが理由で、ビーズクッションの処分を検討している場合は、中身のビーズを入れ替えることで長く使えます

また、洗濯ができないタイプのビーズクッションは、皮脂や食べ物のカス、汁などの汚れが蓄積してニオイも気になってくるでしょう。

その際はクッションカバーを交換すれば経済的です。クッションカバーには種類があり、伸縮性や弾力性の高いものもあるので、自分の好みに合わせたクッションカバーに変更できます。

ビーズクッションがヘタってきてもビーズを補充してクッションカバーを交換することで復活させられるので、まだ使うことができないか捨ててしまう前に一度検討してみてください。

ビーズクッションの回収事例

ビーズクッションの回収事例

ここからは、不用品回収業者を利用したことがない人向けに、ビーズクッションの回収事例をご紹介します。依頼時の作業内容や費用相場のイメージとしてご参考にしてください。

愛知県名古屋市の回収事例

料金¥56,000
エリア愛知県名古屋市西区
内容ビーズクッション、座椅子、勉強机、カラーボックス3個、コイルマットレス、絨毯…

年末の大掃除で断捨離をするにあたってビーズクッションのほか、不用品を数点処分したいとご相談がありました。事前にお見積りを提出し、ご納得いただいたうえで予約をいただきました。
ビーズクッションは、見たところ50センチ以上の大きさがあり、解体して一般ゴミとして捨てるには大変そうです。

そのほか、古くなった座椅子やコイルマットレス、勉強机、絨毯、カラーボックス3個などの不用品も回収し、部屋からの運び出しもあわせて作業は30分程度で完了しました。

埼玉県春日部市の回収事例

料金¥46,000
エリア埼玉県春日部市の回収事例
内容ビーズクッション、パイプベッド、コイルマットレス、衣装ケース、クッション・ぬいぐるみ数点、段ボール数枚…

1人暮らしの20代女性から「引っ越しにともない不用品類を回収してほしい」とのご依頼がありました。3ビーズクッションやクッション、ぬいぐるみはどれも30センチを超えるものばかりで、そのままでは一般ゴミとして捨てることができません。

仕事や引っ越しの準備で忙しく、不用品処分にまで手がまわらないとのことでしたので、全て回収させていただきました。パイプベッドは一度解体しないと玄関から出せなかったので、解体と不用品の搬出時間を合わせて、作業は40分程度で完了しました。

ご依頼いただいたお客様からも荷物が少なくなって引っ越しが楽になりますとのお言葉をいただきました。

東京都大田区の回収事例

料金¥36,000
エリア東京都大田区の回収事例
内容ビーズクッション、衣装ケース、布団、ソファー…

「使わなくなった不用品を回収してほしい」とのご依頼を受け、見積もりを作成させていただきました。他の業者よりも安いとのことでご予約をいただき、後日スタッフを向かわせました。

ビーズクッションなどは、粗大ゴミとして自治体に回収してもらうことも可能であることもお客様にはお伝えしました。しかし、家事や仕事で疲弊しているため休日まで掃除に手間や労力をかけたくないとのことでした。

衣装ケース、布団、ソファーも併せて回収し、作業は終了です。回収品数が少なかったこともあり、作業時間は20分程度で完了しました。

まとめ

ビーズクッションは、30㎝を超えるものは粗大ゴミとして分別され、解体をしなければ一般ゴミとして出すことができません。しかし、30㎝以下のビーズクッションでも、収集車に入れた際、転圧板で押しつぶされ破裂してしまうことがあります。

ビーズが飛び散ってしまうと収集員の大きな負担になってしまうため、ビーズクッションによっては解体するか袋への注記が必要でしょう。

状態が良いビーズクッションであれば、中古でも需要があるので、手間や費用を最小におさえたい方は、お近くのリサイクルショップに売るのがもっとも効率的です。

監修者

株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾

6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。

2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。

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