「古い網戸はゴミに出していい?」
「網戸の処分に費用はどれくらいかかる?」
部屋の空気を換気する際に、虫の侵入を防いでくれる網戸。日本の家庭においては、日常生活に欠かせない身近なものとなっています。そんな網戸ですが、壊れてしまったり破れてしまったりすると処分しなければならない場面があります。
しかし、網戸はサイズが大きく、フレームやネットは異なる素材で作られているため、処分方法に困ることも少なくありません。そこで本記事では、網戸の正しい処分方法について解説します。
処分費用や処分タイミングについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
・網戸の正しい捨て方
・網戸の処分費用
・網戸を捨てるべきタイミング
もくじ
もくじ
網戸の正しい6つの処分方法
網戸は以下の6つの方法で処分できます。
- 燃えないゴミとして回収してもらう
- 粗大ゴミとして処分する
- ゴミ処理場に直接持ち込む
- 張り替え時に引き取ってもらう
- 専門店に買い取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれ具体的な処分方法を解説していきます。
燃えないゴミとして回収してもらう
網戸の枠は通常アルミやスチール製、網の部分はポリプロピレンやグラスファイバー製で作られています。これらの素材でできた網戸は、自治体の分別ルールに基づき、燃えないゴミで捨てることが可能です。
ただし、網戸をそのままの状態でゴミに出すことはできないので、枠と網を分解してから捨てる必要があります。枠がプラスチック製の場合は、燃えるゴミに分類されることもあるため、事前にお住まいの地域のゴミ分別ルールを確認しましょう。
網戸を分解するのは手間がかかりますが、自治体のゴミ収集は無料で出せるため、費用をかけたくない場合におすすめです。
粗大ゴミとして処分する
網戸を分解する手間をかけたくない場合、粗大ゴミとして処分する方法があります。自治体による粗大ゴミ回収は、基本的に「1辺が30cmを超えるもの」が対象となります。
網戸を分別せずに枠ごと、またはサッシごと処分したい場合には、粗大ゴミ回収を利用しましょう。粗大ゴミで捨てる場合は、通常のゴミ回収と異なり、事前の予約が必要です。
〈粗大ゴミで処分する手順〉
- 自治体のHPから電話もしくはオンラインで回収の申込を行う
- コンビニで指定された金額のゴミ処理券を購入する
- 回収日にゴミ処理券を貼った網戸を指定場所に出す
回収日は自治体によって異なり、毎週行われるわけではありません。特に年末年始や引っ越しシーズンは予約が集中し、2~3週間先になる場合もあるので、計画的に手続きを進めることが大切です。
ゴミ処理場に直接持ち込む
不要になった網戸は、ゴミ処理場に直接持ち込んで処分する方法もあります。持ち込み方法は基本的に車での運搬になりますが、粗大ゴミとして回収してもらうよりも安価に済む場合がほとんどで、スケジュールも自由に調整できるのが魅力です。
また、網戸以外の家庭ゴミも一緒に処分できるため、処分したい不用品が大量にある場合に便利です。ゴミ処理場を利用するには、まずお住まいの地域の自治体が運営する処理場の所在地や営業時間を確認しましょう。これは自治体の公式ホームページで簡単に調べることができます
また、ほとんどのゴミ処理場では、その地域に住民登録がある方のみ利用可能です。地域によっては、持ち込みの際に本人確認書類の提示を求められる場合もあるため、運転免許証や保険証などの身分証明書を忘れずに持参しましょう。
張り替え時に引き取ってもらう
網戸の張り替えで古い網戸を処分する方は、依頼した業者に引き取ってもらう方法が便利です。業者に処分をお願いすることで、自分で運搬したり分解したりする手間を省けます。特に、網戸を何枚も交換する場合、個別に分解して捨てるよりも業者にまとめて処分してもらう方がスムーズです。
張り替えを行う業者の多くは、古い網戸の引き取りをサービスの一環として提供しています。ただし、張り替えとは別の網戸の処分を依頼する場合は、有料となることもあるので、事前に確認しておくと安心です。
専門店に買い取ってもらう
不要になった網戸は専門店に買い取ってもらうことで処分する方法もあります。網戸の買取業者はそこまで多くありませんが、住宅建材を取り扱っている業者であれば、網戸を買い取ってもらうことができます。
買い取られた網戸は、再販されたり再び資材として活用されるため、環境に優しくお財布にも嬉しい処分方法といえるでしょう。
状態が良い網戸が買取対象となる傾向ですが、古民家で使われているようなアンティーク品も高価買取されることもあります。ただし、全ての網戸が買い取り対象となるわけではありません。汚れや傷が目立つものや、劣化が激しい場合は買い取りが難しいことがあります。そのため、まず業者に状態を確認してもらい、見積もりを依頼するとよいでしょう。
不用品回収業者に依頼する
手間をかけずに網戸を処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。電話一本で自宅まで回収に来てくれるため、大型の網戸や分解が面倒な場合でも簡単に片付けられます。
また、網戸だけでなく、家具や家電、アウトドア用品など、他の不用品の回収もまとめて依頼が可能です。
自治体では処分が難しい種類のゴミも処分してくれるので、一度に家の中をスッキリさせることができます。さらに、業者の中には即日対応をしているところもあるため、急いで片付けたい場合にも便利です。
費用は回収する不用品の量や種類によって異なりますが、事前に見積もりを取ることで、料金を明確に把握できます。ただし、業者選びは慎重に行う必要があります。信頼できる業者を選ぶためには、口コミや実績を確認し、複数の業者を比較検討することをおすすめします。料金が極端に安い場合は、追加費用を請求されるリスクがあるため注意が必要しましょう。
網戸の処分費用・相場
網戸の処分費用は、処分方法やお住まいの自治体によって異なります。
以下に処分方法別の費用相場をまとめました。
処分方法 | 費用 | 備考 |
燃えないゴミとして処分する | 無料 | 指定のゴミ袋代だけ費用がかかる |
粗大ゴミとして処分する | 200円〜 | 処分する量によって異なる |
ゴミ処理場に直接持ち込む | 200円〜 | 網戸の重さによって費用が算出される |
張り替え時に引き取ってもらう | 無料 | 他の網戸の処分は有料となるケースがある |
専門店に買い取ってもらう | 無料 | 売れればお金になる |
不用品回収業者に依頼する | 3,000円〜 | 業者によって異なる |
お金をかけずに網戸を処分したい場合は、自治体のゴミ収集を利用するのが一番です。分解する手間はありますが、燃えないゴミとして出せば無料で回収してもらえます。また、粗大ゴミとして処分する場合や、ゴミ処理場に直接持ち込む場合でも、費用は数百円程度で済むことがほとんどです。
網戸の張り替えを業者に依頼する際は、古い網戸を無料で引き取ってもらえることが多いです。ただし、業者ごとに対応が異なるため、張り替え費用に処分費用が含まれているかを事前に確認しておくといいでしょう。
状態の良い網戸やアンティーク品のものは、専門店で買い取ってもらえる可能性もあります。買い取り価格の相場は1,000〜3,000円ほどですが、傷や汚れがある場合は買い取ってもらえないため注意が必要です。
不用品回収業者を利用する場合、網戸の処分費用は目安として3,000円ほどかかります。回収するアイテムが多いほど割安になる場合もあるので、家にある不用品をまとめて回収してもらうことでお得に片付けを進めることができます。
網戸の処分タイミング
網戸は長年使用していると劣化が進み、機能が十分に果たせなくなることがあります。目に見えにくい部分が傷んでいることも多く、交換や処分のタイミングを見極めることが大切です。
ここでは、網戸を処分すべき5つのタイミングをご紹介します。
ネットが破れる・ほつれている
網戸のネットに破れやほつれが生じると、処分や交換を検討するタイミングです。小さな破れであっても虫の侵入を許し、網戸本来の役割を果たせなくなります。さらに、破れが広がると補修が難しくなり、全面的な張り替えや交換が必要になります。特に劣化が進んだネットは強度が弱まり、ちょっとした力でも簡単に破れてしまうことがあるので注意が必要です。
破損の原因として、紫外線や雨風による経年劣化が挙げられます。ネット素材がもろくなり、目に見えないダメージが蓄積している場合も多いです。ペットが引っ掻いたり、子どもが触ったりしたときに破れることもあるため、安全面においても処分が推奨されます。
小さな破れであれば補修用のテープや交換キットで修理が可能ですが、広範囲にわたる場合や劣化が激しい場合は、思い切って網戸ごと交換するのがおすすめです。
隙間ができた
網戸と枠の間に隙間ができるのは、劣化のサインの一つです。網戸のネットは通常、ゴムパッキンでしっかりと固定されていますが、このパッキンが経年劣化によって緩んだり硬化したりすると、ネットが枠から外れ始めます。隙間ができると、虫が侵入しやすく、特に夏場には蚊やハエなどが室内に入り込みやすくなります。
特に湿気の多い環境や、頻繁に開閉する網戸にこの問題が発生しやすい傾向です。小さい隙間であればゴムパッキンを交換して改善できる場合もありますが、大きな隙間やフレーム自体の歪みが原因の場合は、修理が難しいことが多いです。
隙間が広がった状態を放置していると、風やほこりの侵入も増え、部屋の快適さが損なわれる原因にもなります。
開閉しにくくなる
網戸の開閉がスムーズにできなくなるのも、処分すべきタイミングの一つです。開閉時に引っ掛かりを感じたり、滑りが悪くなったりした場合、原因として考えられるのはローラーやレールの摩耗、フレームの歪みなどです。特に古い網戸では、これらの部品が劣化していることが多く、無理に力を入れるとさらなる破損につながる恐れがあります。
開閉にストレスを感じる状態を放置していると、日常生活の利便性が損なわれるだけでなく、網戸そのものが使えなくなる可能性もあります。開閉の問題が頻発する場合は、買い替えや処分を検討するなど早めの対応がおすすめです。
変色している
網戸が変色している場合も、処分を考えるべきタイミングです。変色は紫外線や雨風に長期間さらされることで起こり、網目やフレームが劣化しているサインです。見た目が悪くなるだけでなく、素材自体が弱くなり、破損しやすくなることもあります。
変色している網戸は、日差しを遮る効果が低下し、窓からの見た目が暗くなることで、部屋全体が古びた印象になることもあります。網戸が変色している場合、定期的な清掃では改善が難しいため、新しい網戸への交換を検討するのがベストといえるでしょう。
10年以上使っている
網戸の耐用年数は、一般的に10年とされています。それ以上使用している網戸は、見た目には問題がなくても、素材の劣化が進んでいることが多いです。日常生活では気づきにくいものの、網目が緩んでいたり、フレームの強度が低下していることがあるため、長期間使用している網戸は一度点検することをおすすめします。
網戸の使用に不具合を感じた際は、どれくらいの年数使用を続けていたか振り返ってみましょう。
10年以上使用している網戸は、安全性や快適性の面から交換を検討するのが賢明です。
網戸を処分するなら不用品回収クオーレにおまかせ
網戸の処分にお困りでしたら、不用品回収クオーレにご相談ください。ご自宅まで網戸の回収に伺うため、分解したり素材別に分別したりする必要がなく、手間をかけずに処分できます。経験豊富なプロのスタッフが回収から処分までスムーズに対応いたします。
また、網戸以外の不用品も一緒に回収が可能なので、処分したい物が複数ある場合でも一度にお任せいただけます。回収前には無料で見積もりを行ってから作業を進めるため、追加費用の心配もありません。
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まとめ
今回は網戸の正しい処分方法について解説しました。網戸は分解して素材ごとに分別すれば、自治体の燃えないゴミとして無料で処分することが可能です。分解が手間と感じる場合は、粗大ゴミとして回収してもらうか、ゴミ処理場に直接持ち込む方法を検討するといいでしょう。
状態の良い網戸は、専門店に買い取ってもらえる可能性もありますが、網戸は耐久年数が限られており、使用感や劣化が目立ちやすいため、実際に売れるケースはごくわずかです。
大量の網戸や、すぐに処分したいとお考えの方は、不用品回収業者に依頼するのが便利です。自分で運び出せないような重い物や大きな物でも、業者が家まで引き取りに来てくれるため、手間と労力を大幅に省けます。
不用品回収クオーレでは24時間365日、お問い合わせを受け付けておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。
株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾
6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。
2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。