五月人形の正しい6つの処分方法!供養や無料の方法も解説!

五月人形の正しい6つの処分方法!供養や無料の方法も解説!

お子さまの健やかな成長と「たくましい男の子に育つように」という願いが込められた五月人形ですが、いつ頃処分すればよいのか、どうやって処分すればよいのか悩む方は多いものです。

この記事では「五月人形はいつまで飾ればよいのか?」「飾らなくなった五月人形の処分方法は?」など気になる五月人形の処分方法を解説します。五月人形の正しい処分方法と供養の方法から、処分にかかる費用や無料で処分する方法まで徹底解説します。
五月人形の処分にお困りの方はぜひ最後までご覧ください。

もくじ

五月人形の処分タイミングは「使わなくなった時」

五月人形の処分タイミングは「使わなくなった時」

五月人形をいつまで飾るのか、いつ処分するのかということは、現代においては明確に決められていません。そのため、五月人形を処分するのは「使わなくなった時」がベストタイミングとされています。

もともと時代をさかのぼると、五月人形は子どもの人生の節目となる年齢で処分されていました。江戸時代には数え年7歳の頃に、五月人形を神社に奉納する風習がありました。これは当時の日本では、子どもは7歳になるまで神様からお預かりしていると考えられていたためです。

子どもが無事に成長できたことへの感謝を表して、毎年「端午の節句」に飾っていた五月人形を神様に奉納していたというわけです。

また、現代の成人式にあたる「元服」の年齢を迎えたタイミングで立派な大人になったとされ、五月人形を手放すこともありました。

この「7歳」「元服の年齢まで」に五月人形を飾る風習は、地域によっては現代まで根付いているところもあります。しかし、一般的には厳密に定められているものではありません。

このことから、子どもが五月人形に興味がなくなった、あるいは、自立して一人暮らしをするために家を出たときなど、五月人形を処分するタイミングは各家庭によってさまざまです。

五月人形は子どもの災難や厄を引き受けてくれる「身代わり」の役割もあるため、本来は成人する20歳まで飾るのが理想ですが、子どもの意向も確認して処分してください。

処分するタイミングについては、以下のような基準で処分する家庭が多いです。

  • 成人したとき
  • 就職したとき
  • 実家を出るとき
  • 結婚したとき

基本的には、本人や家族が納得できるタイミングであればいつ処分してもよいとされています。

五月人形の正しい6つの処分方法

五月人形の正しい6つの処分方法

ここからは、五月人形の正しい処分方法を6つ紹介します。

神社・寺院に持ち込んで供養

五月人形をしっかりと供養してもらいたいという方は、神社・寺院に持ち込んで供養してもらう方法があります。

日本では古くから人形には魂が宿ると考えられており、そのため人形を処分する際は供養してもらう人が多いです。

人形供養は千葉県の長福寿寺(ちょうふくじゅじ)、東京都の明治神宮、千葉県の日蓮宗 法華道場 光胤山 本光寺がとくに有名です。

以下に各神社・寺院の特徴を紹介します。

【長福寿寺】

・人形供養400年の歴史がある

・僧侶が3ヶ月間、読経供養をしてから火葬

・人形専用の火葬炉があり、プラスチック製でも供養できる

・持ち込みと郵送どちらもOKで、365日受け付けている

【明治神宮】

・明治神宮は平成元年(1989年)から、毎年秋に「人形感謝祭」が開催されている

・2019年には約7,000名が来場し、約42,000体もの人形が納められた

【本光寺】

・本光寺は4月に行われる人形供養大祭には全国から多くの人が集まる

・五月人形などの供養は随時行っており、持ち込みでも郵送でも受け付け可能

・事前予約が必要なので注意

人形供養は日本独自の文化であり、特定の神社や寺院で行われているため、人形供養を希望するなら事前に確認を取る必要があります。

料金は持ち込みでの供養なら、人形1体につき2000円前後です。人形の供養料は普通のビジネスとは異なり、競争するものではないため、どこの神社や寺院でもおおむね同程度の金額になることが多いです。

また、宅配便などを使い、五月人形を郵送して供養してもらうこともできます。この場合の料金は5,000円~7,000円程度ですが、郵送であれば箱に入れて送ることになるので、送料がプラスされるため10,000円を超えることもあります。

ほかの処分方法と比べて高額での処分になりますが、大切な人形を丁重に処分したい方に適した方法です。

供養代行サービス

神社や寺院に持ち込む余裕がない場合は「供養代行サービス」を利用するという選択肢もあります。鎧は供養できませんが、五月人形と兜は東京大神宮でひとがたを供養してもらえます。

日本人形協会が提供しているサービスで、供養したい人形を回収してもらい、そのまま供養・処分を依頼する流れです。利便性を重視する方に適したサービスで、かつ「人形を丁重に処分したい」という思いがある方にもぴったりの処分方法です。

費用は「1箱5,000円+ゆうパック料金」が必要になるほか、ガラスケース入りの五月人形の場合は自分でケースから出して梱包しなければなりません。なお、箱の大きさが 縦+横+高さ の合計が170cm以上で、重量が30kg以上のものは受付できないので注意してください。

感謝の気持ちを込めて自宅で処分

五月人形は気持ちを込めて処分するのであれば、自宅にて処分しても構いません。家庭ゴミとしてまとめて処分することに抵抗がある場合は、以下の方法で処分すると気持ちよく処分できます。

①人形の汚れや乱れを整えて、お清めの塩を振る

②形を白い布で包み、最後に「ありがとう」と感謝してから手放す

なお、お清めの塩は精製塩ではなく、海水から作られた粗塩が望ましいです。ただし、五月人形は金属を含んでいることがあるため、ゴミとして処分する場合は可燃ゴミと不燃ゴミに分けて処分する必要があります

ガラスケースに入っている場合は粗大ゴミとして有料で処分しなければならないため、事前に自治体のルールを確認してください。

ガラスケースでの処分方法は以下の通りです。

  1. 自治体に粗大ごみ回収の申し込み
  2. コンビニやスーパーなどで粗大ごみ処理券を購入
  3. 五月人形に粗大ごみ処理券を貼る
  4. 予約日の朝に指定場所に出す

お下がりにする

五月人形は「厄から守る」という意味があるため、受け継ぐと「厄」も同時に受け継いでしまうと感じる方は多いです。実際には、厄を引き受けている五月人形のお下がりは望ましいものではありません。

ただし、場合によっては「お下がりの五月人形」を飾っても問題ないケースもあります。

以下のような場合はお下がりしても問題ありません。

  • 人形を「引き継ぎ」ではなく「先代のもの」として家に飾る
  • 引き継ぐ前の持ち主が大きなけが・病気もなく健康に過ごせた
  • 五月人形の起源、役割にこだわらない

以上のように、五月人形をお下がりにする場合は、数点注意すべきポイントがあります。もしも引き継ぐ前の持ち主が怪我、大きな病気を患った場合は「お祓い」が必要です。

壊れた箇所はメンテナンスし、大切に飾ってください。

リサイクルショップ・フリマサイトで販売

五月人形は高価なものも多く、できるだけ安い価格で手に入れたいと考える人もいます。そのため、リサイクルショップやフリマサイトなどで需要があります。

売却することで不用になった人形をお金に替えられるので、お得な方法といえます。フリマサイトなら自分で価格設定ができるので、納得のいく価格で手放すことができるのもメリットです。

売却の平均価格はおよそ数千円程度ですが、「鈴甲子・雄山氏」「平安道齋」「平安住一水氏」などの有名作家の作品は30,000円程度で売れることもあります。

付属品がすべて揃っているもののほうが売れやすく、節句シーズンが始まる直前の3月~4月が売りどきとなります。

ただし、これらの方法はリサイクルショップに持ち込む手間、フリマサイトなら梱包や発送の手間が発生するので、人によって向き不向きがある方法です。

知り合いに譲る

五月人形を欲しがっている人がいるなら、譲って手放す方法もあります。

知り合いならお互いのことを知っている関係性なので気軽に処分できるうえ、相手も喜んで引き取ってくれるのでデメリットも無いです。ただし、本来の意味から考えると五月人形を人に譲るのは望ましいことではないので、双方が納得しているかをしっかりと確認してください

もしもお互いが五月人形を「インテリア」や「こどもの日」の飾りという感覚で捉えているならば、意識しすぎる必要はありません。最近は伝統的な行事というよりも、カジュアルなイベントとしてこどもの日を楽しんでいる家庭も多いのも事実です。イベントやエンタメ性を重視するなら五月人形を共有しても構いません。

五月人形を処分するときの費用

五月人形を処分するときの費用

五月人形を処分するには費用がかかることがあります。無料で処分したいと考える人もいますが、手間などを考慮して総合的に考えてください。

不用品回収業者の場合は、トラック載せ放題プランなどを活用すると、五月人形以外の不用品もまとめて処分できるので便利です。

処分方法費用相場
不用品回収業者単品:3,000円~ 載せ放題プラン:9,800円~
神社・寺院に持ち込んで供養500円~3,000円
供養代行サービス300円~500円/人形1体 3,000円~10,000円/1箱
自宅で処分一般ゴミ:ゴミ袋代 粗大ゴミ:500円~1,500円
お下がり無料
リサイクルショップ・フリマサイトで販売無料
知り合いに譲る無料

五月人形を無料で処分する方法

五月人形を無料で処分する方法

五月人形を無料で処分するには「一般ゴミとして処分」「リサイクルショップ・フリマサイトで売却」「施設などに寄付」という方法があります。ただし、売却や寄付の場合は五月人形の状態が良いことが条件となります。目立つ汚れを取ったり、はたきでホコリを取って綺麗にしておいてください。

また、五月人形を綺麗な状態でキープするには保管状況も重要です。直射日光を避けて色落ちを防いだり、湿気のない場所で保管しておくと劣化しにくくなります。

リサイクルショップ・フリマサイトで売却する場合は1,000円~7,000円程度で売れることが多いですが、送料や梱包資材にかかる費用を含めると大した利益にならないことが多いです。なお、施設に寄付する場合は、持ち込みでの寄付以外は送料の負担が発生します。

このように五月人形は一般ゴミとして処分する方法以外は、完全に無料で処分するのは難しいと考えてください。

五月人形を簡単に処分するなら不用品回収クオーレにおまかせ 

五月人形を簡単に処分するなら不用品回収クオーレにおまかせ 

五月人形などの節句人形を処分するなら、不用品回収クオーレにおまかせください。

不用品回収クオーレは年中無休で対応しており、最短即日で五月人形を処分することができます。見積もり確定後の追加料金は一切かからない明朗会計で、初めての利用も安心です。

五月人形だけでなく、不要になった家具・家電もまとめて処分できます。不用品回収会社10社を対象にしたアンケートでは顧客満足度や信頼度で1位を獲得し、高いリピート率を誇るのも特徴です。

五月人形などの扱いにも慣れているため、「大切な人形をきちんと処分してくれるか不安」という方でも安心して依頼できます。見積もりは完全無料で年中無休で対応しているので、この機会にぜひご連絡ください。

五月人形の処分・回収事例

五月人形の処分・回収事例

五月人形は一般ゴミでも処分できますが、不用品回収業者に依頼する方がより丁寧で効率的な処分ができます

ここからは、不用品回収クオーレでの五月人形の処分・回収事例を3例紹介します。

東京都の回収事例

現場東京都中央区
見積額3,000円
作業時間15分
回収品ガラスケース入りの五月人形

「遺品整理で出てきた五月人形を回収」

遺品整理中のご家族から五月人形の回収依頼をいただきました。

少しずつ片付けてはいるものの、人形類はゴミとして捨てることができず、処分することでバチがあたるのではないかと気になって、そのままにしていたとのこと。

神社や寺院での人形供養を検討していたそうですが、どこも高額で諦めていたところ、不用品回収クオーレが目に留まり依頼いただきました。

「作業が非常に丁寧で、人形の取り扱いにも慣れていらっしゃるのがよく分かりました」と嬉しい口コミをいただきました。

神奈川県の回収事例

現場神奈川県川崎市
見積額3,000円
作業時間15分
回収品兜飾り

「子どもが独立して不用になった兜飾りを回収」

神奈川県でご自宅を整理するということで出張査定の依頼をいただきました。

お子さまが大きくなり、この度実家を離れることになったため、飾る機会のなくなった兜飾りを手放したいとのことでした。

祖父母からの贈り物ということもあり、ゴミとして処分するには気が引けるとお話されていましたが弊社スタッフの対応にご満足いただき、納得して処分されることになりました。

「人形に対して真摯に向き合ってくれました!お願いしてよかったです。」とのお声を頂いています。

千葉県の回収事例

現場千葉県千葉市
見積額10,000円
作業時間30分
回収品五月人形、鎧飾り、粗大ゴミ

「子どもの結婚で不用になった一式を回収」

千葉市のお客様から粗大ごみと五月人形の処分依頼をいただきました。
お子さまがご結婚されて家を出るため、不用品を片付けたいのことでした。五月人形や鎧飾りはかさがあり、収納スペースを圧迫するためこの機会に処分することにされたそうです。

不用品一式は納戸に収納しておられ、すべて処分したいとのことでしたので、五月人形・鎧飾りとあわせて鯉のぼりと支柱などの粗大ゴミも回収させていただきました。

「いろいろなゴミがあったのに手際よく片付けてくださって、収納がスッキリしたのが嬉しいです。スタッフさんも皆さん親切で安心して依頼できました。」とお褒めの言葉をいただいております。

まとめ

五月人形は供養のためにお寺や神社に依頼する方法がありますが、丁寧に処分すれば供養しなくても自分自身で処理しても構いません

無料で処分する方法もありますが手間やコストがかかるため、有料で供養や不用品回収を依頼するのが無難な方法です。

ゴミとして処分することに抵抗があるが、費用はそこまでかけられないなら、安価で丁重に処分してくれる不用品回収業者に依頼するのがベストです。

不用品回収クオーレは五月人形の取り扱いにも慣れており、最短即日で処分が可能です。ほかの不用品もあわせて処分できるため、子どもの独り立ちや遺品整理で不用品が増えてしまった方は活用してみてください。

監修者

株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾

6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。

2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。

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