ふとんの捨て方9選|袋に入れば燃えるゴミになるってホント?

ふとんの捨て方9選|袋に入れば燃えるゴミになるってホント?

使わなくなったふとん、押入れの中に入れたままにしていませんか?
押入れに収まっているからといってそのまま放置するのは危険です。

メンテナンスの行き届いていない古いふとんは、カビが生えたり、埃が溜まってダニが発生する原因になります。

この記事では不要になったふとんを捨てる具体的な方法と注意点について解説します。
ふとんを買い替えるタイミングや、ふとんをフカフカに復活させる方法もあわせて参考にしてください。

もくじ

ふとんの処分方法

ふとんの処分方法

ふとんを処分する方法は以下の9つあります。

  1. 粗大ごみで処分
  2. 不用品回収業者の引き取り
  3. 可燃ごみで捨てる
  4. フリマアプリやネットオークションで売る
  5. リサイクルショップで売る
  6. 寄付する
  7. ふとん販売店に引き取ってもらう
  8. リサイクル回収を利用する
  9. 引っ越し業者に引き取ってもらう

選ぶ処分方法によって処分料金も処分までにかかる時間も倍以上変わりますし、処分を検討しているふとんの種類によって選択肢も違ってきます。

ふとんの処分手順や料金を具体的に解説します。

粗大ゴミ収集で処分

不要になったふとんを捨てる最も一般的な方法は、自治体の粗大ゴミ収集で処分することです。地域によって差はあるものの、処分費用は100~500円と安価です。

具体的な手順は下記のとおりです。

  1. 自治体の粗大ゴミ受付へ電話かWEBで申し込む
  2. 粗大ゴミ処理券を購入する
  3. 処理券を貼って指定日時に収集場所までふとんを運ぶ

粗大ゴミ収集を申し込む前にあらかじめふとんのサイズを測っておき、電話で申し込む際はメモの準備をしておきます。用意する粗大ゴミ処理券の金額や収集日など大切なことを書き留めておくためです。

引っ越しシーズンには収集日が1ヶ月先になってしまう可能性があるので、処分までの日にちに余裕をもって申し込みましょう

不用品回収業者の引き取り

最も時間と手間がかからないふとんの処分方法は、不用品回収業者に引き取ってもらうことです。

不用品回収業者であれば回収日時の指定ができるうえに、ふとんの運び出しから廃棄処分まですべてスタッフに任せられます。処分したいふとんが複数あったり、他にも処分したい家具がある場合でも、まとめてに引き取ってもらえます。

処分費用はふとん1枚につき1,000~円ですが、他に基本料金やオプション費用がかかる場合があります。費用を抑えるポイントは、2~3社に見積もりを依頼し、料金やサービスを比較検討することです。

不用品回収業者の中には悪質な業者もいるので、依頼する前に必ずホームページで許可証の有無や口コミを確認し、見積もり金額が相場から離れていないかをチェックします。

可燃ごみで捨てる

ふとんを可燃ごみとして捨てることもできます。

ふとんを細断ばさみなどで細かく切って可燃ごみとして捨てれば、かかる費用は袋代のみです。

ただし、作業に取りかかる前に必ず自治体のホームページで可燃ごみとして捨てることが許されているか確認しましょう。自治体によって布団の処分ルールが変わるからです。

30cm以内に細断すれば可燃ごみとして出せる自治体もあれば、東京都台東区のように細断してもふとんは粗大ゴミとして扱う自治体もあります。ふとんをカットするのは時間と労力を要し、後片付けも大変です。中綿からハウスダストアレルギーの原因となる埃やダニの死骸などが舞う可能性もあります。

可燃ごみで捨ててもよい自治体かつ、時間がかけられる人に向いている処分方法です。

フリマアプリやネットオークションで売る

フリマアプリやネットオークションで売るのも、不要になったふとんを処分する方法の一つです。自分にとっては不要なふとんでも、欲しいと思う人がいる可能性があります。フリマアプリやネットオークションなら、全国にいるふとんを必要としている人とつながることができます。

例えば、1度使用した定価29,800円の羽毛布団が11,000円で売れたり、使用頻度が少なく状態の良いベビー用マットや掛け布団、枕など6点セットが4,788円で取引されています。ゲスト用に用意したけど数回しか使わなかったような布団は需要があります。

フリマアプリやネットオークションを利用する際に大切なのは、写真や商品説明でキズやシミをあらかじめ提示しておくことです。後のトラブルに発展しないためなので、誠実な出品と対応を心がけましょう。

フリマアプリやネットオークションを使った処分方法は、発送前のクリーニングや出品、梱包発送まで手間がかかります。

売れる保証がないので、処分まで時間に余裕のある人で手間を惜しまない人に向いている処分方法です。

リサイクルショップへ売る

リサイクルショップに買い取ってもらうという処分方法があります。

ただし、買い取られるのは新品未使用品や極めて状態のよいブランド寝具に限定されます。

直接体につける寝具は、衛生面から中古品の需要はほぼないので、リサイクルショップでは買い取りたくないのが理由です。

近くのリサイクルショップにふとんの買取基準を確認することから始めましょう。買い取ってもらえたら処分費用はかからず収入になりますが、買取前のクリーニングや運搬にかかる時間やガソリン代を考えて損をしないようしっかり計算しましょう。

寄付する

不要になったふとんを動物保護団体や発展途上国の支援団体など必要としているところへ寄付することができます。団体によって使用感のある中古寝具でも良いという団体と、新品しか受け付けてくれない団体があります。

寄付を検討するなら、まずは自分が関心のある問題改善に取り組んでいる団体を見つけるところからはじめます。

次に活動実績や決済報告がきちんとされているかも確認した上で、処分したいと考えているふとんが寄付条件に該当するか問い合わせます。

送料2,500~5,000円は自己負担となり受付できない品物の場合、着払いで返送してくる団体もあります。

寄付は社会貢献を一番に考える人に向いている処分方法です。

ふとん販売店に引き取ってもらう

ふとんを新調するのであれば、購入するふとん販売店の引き取りや下取りサービスを利用するという処分方法があります。費用は無料~4,400円と販売店によって違います。

ニトリ期間限定敷布団/9,900円以上の対象商品のレシートをサービスカウンターへ提示すれば、同数かつ同種類商品(他社商品OK)の引き取り無料
期間限定ニトリメンバーズであれば、ダウン比率50%以上の羽毛布団を無料引き取り
コーナン随時お買上げ1点につき同等品1点の引き取り無料
楽天随時①「眠り姫」で布団引き取りチケットを1,000円+配送料(関東の場合1,300~3,000円)で購入し、届いた専用袋に詰めて発送する
②古布団回収特典付きの商品を購入する

リサイクル回収を利用する

不要になったふとんがダウン率50%以上の羽毛布団であれば、リサイクル回収を利用する処分方法もあります

羽毛のリサイクル団体ではふとんの羽毛を取り出して洗浄し、新たなダウン商品を生み出すためのリサイクルの取り組みをしています。限りある資源の天然素材を再利用することが目的なので、布団が汚れていても破れていても大丈夫です。

「GreenDownProject」に協賛している企業や団体が協力会員として回収に協力しています。「GreenDownProject」のホームページで回収場所を検索できますが、羽毛布団を回収しているかどうかまでしっかりチェックしてから持ち込みましょう。

持ち込む手間はありますが、費用をかけずに社会貢献ができます。羽毛サイクル循環社会の実現と羽毛をゴミとして燃やす際に発生する二酸化炭素を軽減することができる、環境課題を解決するための取り組みへの参加となります。

引っ越し業者に引き取ってもらう

引っ越しを機に古いふとんを処分するのであれば、引っ越し業者に引き取ってもらう方法があります。

引っ越し業者による引き取りは、引っ越し費用とは別に引き取り料金が必要です。引っ越し時にスタッフが部屋からの運び出しや運搬を全てしてくれるので手間はかかりません。

全ての引っ越し業者が不用品引き取りをしているわけではないので、見積もりの時に不用品回収サービスの有無を確認しましょう。

不用品回収してくれる引っ越し業者は下記の3社です。

  1. アップル引越センター
  2. アリさんマークの引越社
  3. トレファク引越

ふとん処分の注意点

ふとん処分の注意点

不要なふとんを処分する際に注意することは3つあります。

先に確認しておくことで思わぬ出費や二度手間を防げるようになります。

騙されて高額な請求をされたり、法律違反に加担してしまう可能性もあるので、注意点を事前に把握したうえで処分方法を選びましょう。

寄付は条件が厳しい

ふとんの寄付は条件が厳しくなっています。

ふとんの寄贈を受け付けている団体は、主に動物愛護団体・児童養護施設・ホームレス支援団体・海外支援団体・障害者支援団体の5つです。それぞれ受け付けているふとんの種類や条件は異なりますが、中古のふとんを受け付けている団体は少ないのが現実です。

寄付後は使用されることが前提で寄付の受け入れを行っているからです。

当然、使い古したふとんより新しいふとんで眠ることを望んでいますし、寄付後にメンテナンスが必要となれば費用も掛かります。もちろん濡れているふとんはどの団体も受け入れてくれません。

寝具は衛生用品なので、どうしても受付条件は厳しくなります。

時期によってはふとん自体を必要としていない場合もあります。

自治体のルールに従うこと

不要になったふとんを処分する際は、必ず自分の住んでいる自治体のルールに従いましょう。地域によって条件が違うので、以前住んでいた地域のルールと現在居住している地域のルールは違う可能性があります。

例えば「細断して可燃ごみに出すことができるのは綿布団のみ」や、「ゴミ袋に細断して入れても布団は粗大ゴミ」など地域によって細かな条件設定がなされています。せっかく苦労して細断しても回収してもらえなければ元も子もありません。

ゴミ袋に入ればいいと布団を細断せず折りたたんで詰め込んだ場合、ゴミ収集車や処理場の機械をとおるときに巻き付いて故障の原因になります。きちんとルールを守って迷惑をかけないよう処分しましょう。

不用品回収の悪徳業者に注意

不用品回収の悪徳業者に引っかからないよう注意が必要です。悪徳業者は回収したあとに高額請求をしてきたり、回収した不用品を不法投棄することもあります。悪徳業者に引っかからないための見極めポイントは3つあります。

  1. 「一般廃棄物収集運搬許可」もしくは「古物商許可」を取得している
  2. 見積金額が相場と大きく離れていない
  3. 見積書や領収書を発行している

まずは2~3社に見積もりを依頼し、その企業のホームページで許可証を取得しているか確認します。次に口コミもチェックし、複数の会社から見積もりをとることでだいたいの相場を見極めます

高額請求や不法投棄に巻き込まれないよう必ず確認してから回収をお願いしましょう。

ふとん買い替えのサイン

ふとん買い替えのサイン

ふとんの買い替えのサインは、ふとんに使われている布や中綿の種類によって違います。

種類別の寿命と、買い替えを検討するふとんの状態について解説していきます。

ふとんの寿命を伸ばすお手入れ方法やクリーニングにかかる料金も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ふとんの寿命

ふとんの寿命は、種類や使われている素材によってさまざまです。

羊毛・ポリエステル・綿の掛け布団であれば5年、敷布団であれば3年、羽毛布団は10年が平均寿命です。敷布団の寿命が短いのは、眠っている間に人が一晩でかくと言われている200ml以上の汗を吸収しているからです。

メンテナンスの仕方によっても平均寿命は変わってきます。

例えば、綿のふとんは湿気が溜まりやすいためこまめに干して風を通さなければ早く寿命を迎えてしまいます。

ふとんの買い替えを検討するサインは、ふとんのボリュームが減ってきた、寝ていて体が痛い、クリーニングに出してもにおいが取れない、暖かくなくなってきたときです。

布団クリーニングの目安

ふとんをクリーニングに出すタイミングは、季節の変わり目です。具体的にはタオルケットに変更して次のシーズンまで使用しない羽毛布団を押し入れに収納する前です。

ふとんは年に1度クリーニングで丸洗いすることにより汗や皮脂、埃やダニの死骸などを落とせるので長持ちします。

天日干しをしてふとん内部の湿気を放出させればふかふかに戻りますが、干してもふかふかにもどらない場合は、布団クリーニングを利用します。クリーニング料金は3,960~8,188円と種類や素材によって変わります。

複数枚ある場合は宅配クリーニングも便利です。

ふとんの回収事例

ふとんの回収事例

実際にあったふとんの回収事例を地域別に紹介していきます。処分までに日にちがない人や、ふとんの他にも回収してもらいたいものがある人など、さまざまなケースがあります。

見積もりから回収までにどのような手順を踏めばよいのか参考にしてください。

東京都品川区のふとん回収事例

品川区のお客様より、引っ越しに伴いふとん3枚を回収するための見積もりをご依頼いただきました。粗大ゴミで処分するには日程が合わずお困りとのことでした。

エレベーターのあるマンションで、ふとんもシングルサイズ3枚のみでしたのでお電話にて金額をお伝えし、他社様と比較いただいた上で最も安かった弊社にご依頼いただきました。

ご希望されていたお引っ越し当日にお伺いし、作業は10分かかりませんでした。マンションの構造も引き取るお品物もお電話と相違なかったため、見積もり通りの金額をいただき回収作業を終了いたしました。

千葉市のふとん回収事例

いらなくなったふとんを処分したいとのことで、千葉市若葉区のお客様より敷布団4枚、座布団10枚、掛け布団2枚、枕3つの回収依頼を承りました。処分を急がれていたので、お電話にて見積金額をお伝えし、翌日引き取りに伺いました。

お部屋からの運び出しで2名のスタッフで15分程度でした。押入れがスッキリしたと喜んでいただけて本当に良かったです。お電話のみの見積もりだったため追加料金がかかる可能性がある旨をお伝えしていましたが、内容を正確に伝えていただけたため予定通りの料金でした。

名古屋市の布団回収事例

ふとんや小型家電の処理に困っているとのことでお問い合わせいただきました。

空き家となってしまったご実家の片付けを進めている中で、臭いやカビが気になるふとんだけでも先に処分してしまいたいとのご要望です。

お問い合わせ時にはふとんだけでしたが、回収作業中に押し入れにあった人形や衣装ケースも追加でご依頼いただきました。増えた不用品だけその場でお見積もりをして、料金にもご納得いただけたのでまとめて引き取らせていただきました。

布団の処分方法まとめ

ふとんの処分方法は廃棄処分から売却まで9通りもあります。

廃棄処分をしたいときには自治体の粗大ごみ収集が手間と料金のバランスがよいので、新品未使用の布団であれば売るという選択肢も出てきます。

ふとん以外にも家具や家電などまとめて処分したいときには不用品回収業者の引き取りを利用するのも有力な処分方法です。

それぞれのメリット、デメリットに加えて捨てたい理由から選ぶと自分にとって最適な処分方法が見つかります。

監修者

株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾

6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。

2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。

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