「掃除してもすぐに虫が出る」
「どこから虫が出てきているのか分からない」
部屋に虫が湧くと一気に居心地が悪くなるため、早く駆除したい方もいるでしょう。
しかし、虫を駆除しても、また湧くケースは少なくありません。何度も虫が湧くのは、侵入場所の特定や発生原因の改善ができていないのが原因です。
そこで本記事では、虫が湧く部屋の対処法を解説します。家を片付けるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
・虫が湧いたときの対処法
・虫が湧かないようにする方法
・家中を片付けるポイント
もくじ
もくじ
虫が湧く原因を徹底解明
部屋に虫が湧くのは、単に掃除が行き届いていないだけではなく、様々な要因があります。虫が湧く原因を理解できれば、その場所に応じて対策が可能です。ここでは、部屋に虫が湧く4つの原因について解説します。
生ゴミ・食品の管理が悪い
生ゴミや食品の管理が不十分だと、虫が湧く大きな原因となります。キッチン周りにある放置された食べ残しや、生ゴミが詰まったゴミ袋は、ハエやコバエ・ゴキブリの温床です。
また、常温でお米を保存していると、米びつに虫が湧く場合もあります。夏場は特に、食べ物を常温で保存せず生ゴミは密閉袋に入れるなど、食品の保管は清潔な状態を保つのが大切です。
排水溝の清掃不足
排水溝の清掃を怠るとぬめりや汚れが溜まり、虫の繁殖場所になる場合があります。特に、コバエやチョウバエは排水溝に溜まった汚れや食品カスに卵を産みつけ、短期間で大量に湧きます。
キッチンやバスルームの排水溝は、汚れが蓄積するほど触れたくない場所です。しかし、放置するほど虫が湧きやすくなります。
湿気が多い
湿気の多い水回りや押入れは、ゴキブリやチャタテムシなどにとって理想的な繁殖環境です。押し入れに保管している衣類や布団にカビが生えると虫が寄ってくる場合もあるため、湿度が高くなる梅雨や夏場は、特に注意してください。
また、部屋の隅に段ボール箱を置いたままにしていると虫が発生しやすくなります。段ボール箱は湿気を吸いやすく、中は適度な温度を保てるため虫の温床になる傾向です。
虫の侵入経路がある
虫の侵入経路は意外にも多く、窓やドアの隙間・換気口・排水口など、普段あまり意識しない場所から入り込む場合があります。特に、ゴキブリはわずか1〜2mmの隙間さえあれば容易に侵入するため、要注意です。
また、食品や段ボール箱に卵が付着していて、知らない間に部屋に持ち込んでしまう場合もあります。
〈虫が入り込まない工夫〉
- 窓や網戸は毎回しっかりと閉める
- 排水管の隙間を市販のパテで埋める
- 洗面台や浴槽を使用しないときは排水口に蓋をする
虫が湧く部屋にいると起こるリスク
虫が湧く部屋に住んでいると不快なだけでなく、健康面や生活面でリスクが生じます。リスクを放置していると深刻な問題に発展するケースも少なくありません。ここでは、虫が湧く部屋にいると起こるリスクについて詳しく解説するのでぜひチェックしてください。
健康被害
虫が湧く部屋で生活すると、健康面でマイナスです。例えば、ゴキブリやダニ・コバエなどの虫は、虫の死骸や糞が原因で喘息やアレルギー性鼻炎を引き起こす場合があります。
また、よくみられる症状にダニによる皮膚のかゆみや炎症もあります。特に、免疫力が低い方はアレルギーの影響を受けやすいため注意が必要です。
さらに、ゴキブリは病原菌を運ぶため、虫が触れた食品を食べると食中毒や胃腸炎を引き起こす危険もあります。重篤な場合にはアナフィラキシーショックなど、急性のアレルギー反応が出る場合もあるので気をつけましょう。
ペットへの被害
汚部屋に発生する虫は、ペットの体に寄生し皮膚にかゆみや炎症を引き起こす原因になります。また、虫が卵を産んだエサをペットが食べると、病気になるリスクも考えられます。ペットが虫の被害を受けると下痢や嘔吐・食欲不振などの症状が見られ、最悪の場合は命の危険にさらされる場合もあります。
大切な家族であるペットが健康で快適に過ごすには、部屋の清掃を怠らず、エサの管理や寝床の衛生状態にも注意が必要です。
退去時の費用負担
汚部屋に虫が湧くと、退去時に思わぬ費用負担が発生する場合があります。例えば、ゴキブリの糞や死骸が床にこびりついたまま放置されると、市販の清掃剤では取り除けないほど頑固な汚れになります。
クリーニングで取り除けない場合は、壁紙の張り替えや床の補修などの大規模なリフォームが必要になるでしょう。
賃貸物件では、大半のケースで退去時の修繕費用が通常のクリーニング以上になります。退去時に大きな出費を避けるには、日常的に清掃をして部屋をきれいにしておくのが重要です。
虫が湧いたときの対処法
部屋に虫が湧いてしまったら、被害を増やさないように対処するのが大切です。自分で駆除できるのが理想ですが、専門業者に依頼した方がよいケースもあります。ここでは、虫が湧いたときの対処法を3つ紹介するので参考にしてください。
場所を特定する
虫が湧いたらまずは発生源を特定しましょう。さらに虫が発生するのを防げます。
虫は食べ物や湿気を好んで集まるため、キッチン周りやゴミ袋の中などをしっかり調べます。観葉植物を置いている場合、植物の土にコバエが湧くケースもあります。鉢の中や受け皿に溜まった水も確認するのがおすすめです。
また、虫の移動パターンから侵入経路を特定できるため、窓の小さな隙間や換気口から侵入していないか確認しましょう。
殺虫剤で駆除する
虫を見つけたら、種類に合った殺虫剤を使用して駆除しましょう。例えば、ゴキブリ用、コバエ用、アリ用など、それぞれの虫に適した殺虫剤があります。製品のラベルを確認し、使用方法や安全指示を守って適切に使用してください。
使用する際には、必ず部屋の換気を行い、小さな子どもやペットが近くにいないのを確認してから使います。スプレータイプの殺虫剤を使う際は、噴霧後に十分換気しましょう。
専門業者に相談する
手に負えないほど虫が湧いたり繰り返し虫が発生したりする場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
専門業者は個人では難しい広範囲にわたる虫の駆除や、再発防止のための徹底的な処理を行います。特に、ゴキブリやダニ、ウジ虫などが大量に発生している場合は、素人が対応するのは難しいでしょう。
業者に依頼する際は、駆除する虫の種類や範囲を確認し、提供しているサービス内容を調べてください。見積もりを複数社から取ると、費用とサービス内容を比較し自分に合った業者を選べるのでおすすめです。
虫が湧かないようにする方法5つ
部屋に虫が湧く原因は生活環境の中に潜んでおり、日常生活で見過ごしがちな習慣が虫の繁殖を促します。
ここでは、日常で実践できる虫が湧かないようにする5つの方法を解説します。
換気をして湿気を防ぐ
ゴキブリやダニなどは湿気を好んで繁殖するため、定期的に換気を行い、部屋の湿気を逃がすのが大切です。
一般的に、湿度が50〜60%以下になると、虫は生息しにくくなると言われています。ご自宅に空気清浄機を置いている方は、湿度の数値を見ながら部屋の湿度を調整しましょう。
また、湿気がこもりやすい押し入れや収納には除湿剤を活用するのも効果的です。
紙袋や段ボールを放置しない
紙袋や段ボールは湿気を吸収しやすく、長期間放置しておくと虫の温床となります。ゴキブリ・ダニ・シロアリなどは段ボールの中や隙間に巣を作る場合があり、見えない場所で繁殖が進みます。湿気のこもりやすい場所に、紙袋やダンボールを放置している場合は要注意です。
紙製品は長期間保管せずに、できるだけ早く処分しましょう。
食料品は、密封して保存する
米や小麦粉などの粉物は虫が寄りやすく、開封したままにしておくと、チャタテムシやコクゾウムシが発生するリスクが高まります。食料品を保存する際には、密閉容器に移し替え湿気を防ぎましょう。常温保存が必要な場合でも、密閉容器を使用すると虫が侵入しにくくなります。
食品は湿気が少ない冷暗所に保管し、開封後も密閉する習慣を身につけるのが大切です。
生ゴミは放置しない
夏場や湿気の多い環境で生ゴミを放置すると数時間で腐敗が進み、臭いに誘われてゴキブリやコバエが寄ってくるため注意してください。特に、シンクに溜まったままの生ゴミを放置すると、虫が卵を産みつけて増殖する原因となります。
生ゴミは密閉できる袋に入れて早く捨てると、虫が大量発生した生ゴミを処理せずに済むでしょう。
網戸・防虫グッズを使用する
虫の発生を防ぐには「網戸に破れがないか」「窓に隙間がないか」など侵入経路をチェックするのも効果的です。
家の中にいる虫は外から侵入してくるため、玄関や窓際に防虫スプレーや虫除けシートを使うと、虫の侵入を防ぐ効果も期待できます。換気口や排水口の隙間には防虫カバーを使用し、侵入を物理的にブロックするのもおすすめです。
家中をすっきりさせる片付けのポイント7選
家の片付けは、見た目が良くなるだけでなく、生活の質向上にもつながります。物が散らかり虫が湧いている部屋で生活していると、知らぬ間にストレスが溜まってしまいます。
ここでは、家中をすっきりさせる片付けのポイントを7つ紹介するので参考にしてください。
定期的な断捨離
家に物を溜め込みやすい方は定期的に断捨離すると、部屋のスペースに余裕が生まれ掃除がしやすくなります。クローゼットや収納も断捨離すると通気性も良くなるため、虫が発生しにくい環境を作れます。
断捨離の際は不要な物を見極め、自分にとって本当に必要なものだけを残すのがポイントです。長い間使っていない物や、今後も使う見込みがない物は、潔く手放しましょう。
効率的な収納
物を効率的に収納するには、シチュエーションや使用頻度に応じて配置するのが大切です。よく使うアイテムは生活動線に沿って収納すると、普段の生活の中で利便性が大きく向上します。
例えば、日常的に使う鍵やカバンなどは玄関、リモコン類はテーブルの一箇所に集めるなど、定位置を決めると、探し物の時間を省けるでしょう。
また、スペースが限られている場合は、縦の空間を活用するのがポイントです。棚やラック・吊り下げ式の収納グッズを使うと、部屋のスペースを節約しつつ物を整理整頓できます。
使用期限の確認
食品・薬・化粧品などの日用品は、定期的に使用期限を確認する習慣をつけましょう。特に、冷蔵庫やキッチン収納には賞味期限切れの食品や調味料が残っているケースが多くみられます。
使用期限が過ぎたものは、体調を崩したりアレルギーを引き起こしたりする可能性があるため、すぐに処分しましょう。また、使用期限を定期的に確認すると「まだあったのに新しく買ってしまった」と無駄な買い物を避けられ、節約にもつながります。
ゴミの正しい処分
ゴミを適切に分別しないと回収してもらえない地域もあるため、ゴミを捨てる際は必ず自治体の分別ルールに従って処分しましょう。
また、生ゴミは水分を多く含んでいるため、できるだけ乾燥させてから捨てると、臭いや虫が発生しにくくなります。ゴミ袋に入れる前にキッチンペーパーや新聞紙を使って、水分を吸収させてから捨ててください。
水回りのチェック
排水溝や三角コーナーなどの水回りは汚れが溜まりやすく、放置すると不衛生で悪臭や虫の発生原因になるため、定期的に掃除しましょう。清潔な状態を保つには、週に1〜2回は掃除がおすすめです。
水回りのぬめりは、軽度なものだと市販のクリーナーや重曹で簡単に除去できます。自分で掃除しても汚れが取れない場合は、プロに依頼するのも1つの手段です。
外部からの虫対策
虫の発生を防ぎ家中をすっきり片付けるには、外部からの侵入をブロックするのが効果的です。窓やドアの隙間・通気口などは虫の侵入経路になりやすいため、隙間テープやパテでしっかりと塞ぐようにしましょう。
換気する際は、網戸だと隙間から虫が入ってくる可能性があるため、10〜20分と時間を決めて空気の入れ替えをするのがおすすめです。
夏場の虫が多い季節では、窓やドアの開閉時に防虫スプレーで虫が入らないように一時的なバリアを作る方法もあります。
協力を依頼
自分で片付けや掃除を進めるのが難しいと感じたら、専門業者に依頼するのもおすすめです。
散らかった部屋を「誰にも見られたくない」と悩む方もいるでしょう。しかし、専門業者は汚れた部屋を見慣れているため、恥ずかしさや不安を感じずに片付けを任せられます。
手に負えない場合はクオーレへご相談下さい
自分では手に負えないと感じたら、不用品回収クオーレにご相談ください。クオーレでは、部屋の掃除だけでなく、粗大ゴミや不用品の回収・ハウスクリーニングなど幅広い対応が可能です。
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まとめ
部屋に虫が湧くのは、生ゴミの放置や湿気の多い環境などが原因です。
虫が湧いた部屋では健康へのリスクが高まったり、退去時に出費が増えたりと、思わぬトラブルにつながるため、できるだけ早く対処する必要があります。ゴミはこまめに捨て虫の侵入を防ぐなどの対策を、普段から行いきましょう。
すでに虫が大量の虫が湧き手に負えない場合は、プロの業者に依頼して駆除してもらうのがおすすめです。
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株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾
6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。
2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。