「女性の方がゴミ屋敷になりやすい?」
「ゴミ屋敷になる理由は?」
清掃業者に依頼する男女の割合については、約7割が女性からの依頼とも言われています。ゴミ屋敷と聞くと、単に「自己管理ができていない人」というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、原因はそれだけではありません。これには、女性ならではの生活環境や心理的な要因が深く関わっていることがあります。
この記事で分かることは以下の通りです。
・ゴミ屋敷に住む女性の特徴
・女性がゴミ屋敷になりやすい理由
・効率良く部屋をきれいにする方法
興味がある方はぜひ参考にしてください。
もくじ
もくじ
ゴミ屋敷になりやすい女性の特徴6つ
家がゴミ屋敷になりやすい女性には、6つの共通する特徴があります。片付けがうまくできない原因は、性格の問題だけでなく、生活や仕事の背景にある場合があります。詳しく見ていきましょう。
掃除や片付けが苦手
掃除や片付けが苦手な女性は、どうしても物がたまりやすくなってしまいます。「後で片付けよう」と思いながらも、時間が経つにつれて家の中に物がどんどん増え、気づけば手がつけられない状態になるケースです。
片付けが苦手な女性の中には、どう片付けていいか分からず、何から始めたら良いのかがわからないという人もいます。その結果、物があふれたままの空間で過ごすことに慣れてしまい、さらに片付ける気力がわかなくなるという悪循環に陥りがちです。
また「性格で家が汚くても気にならない女性」や「今まで家族が片付けをしてくれていた方」も部屋が汚くなりがちです。
ストレスをためている
ストレスが溜まっていると、家事に手が回らなくなることがあります。特に、仕事や人間関係で大きなストレスを抱えている場合、家に帰っても疲れ切っていて片付けに取り掛かる気力がわきません。
強いストレスを抱える女性は無気力になりがちです。
さらに、女性ならではの悩みとして、職場で「女性だから」と軽く見られないように一生懸命頑張っている人や、責任感が強い人ほど、自分のことや家のことを後回しにしがちです。家の中が散らかっていても「今はそれどころじゃない」という気持ちが優先し、片付ける余裕がない状態に陥ります。
忙しい
毎日忙しい生活を送っていると、片付けや掃除の時間を作るのが難しくなります。仕事で遅くまで働いていたり、育児や家事との両立に追われていたりすると、帰宅後に掃除をする余裕がありません。週末にまとめて片付けようと思っても、疲れていて結局片付けに手をつけられないまま放置してしまうこともあります。
忙しいので、コンビニ弁当や惣菜を購入して食事を済ますようになりがちです。そして、ゴミを捨てないので、家の中がゴミ屋敷化となるのを早めます。
仕事が不規則
不規則な勤務時間の仕事に従事している女性も、ゴミ屋敷になりやすい傾向があります。例えば、夜勤がある看護師や介護士、深夜勤務のコンビニ店員、飲食業など、不規則なシフトが続くと、家事に割ける時間が少なくなります。夜勤明けで帰宅しても、まずは体を休めたいという気持ちが優先し、片付けが後回しになってしまいます。
仕事が不規則なために、生活リズムも乱れがちです。朝にゴミを捨てることが難しく、ゴミが家に溜まりやすくなります。
人に会う機会が少ない
一人暮らしをしている女性や、普段あまり人と会う機会が少ない女性は、家を片付けるモチベーションが下がりやすい傾向があります。友人や家族が家に来る予定があれば、自然と「片付けなければ」という気持ちがわいてきますが、そのような機会がないと部屋の掃除を怠りがちです。
特に、一人暮らしの女性は自分だけが生活する空間なので、物がたまっていてもあまり気にならないことが多く、片付ける必要性を感じにくいこともあります。
また、自分のペースを乱されたくないマイペースの女性も家をゴミ屋敷にしがちです。いつか片付けようと思ってずっと汚い状態が続いてしまいます。
病気や体力がない
病気を患っていたり、体調が優れなかったりする場合や、片付けに必要な体力が足りていないことがあります。慢性疲労や持病を抱えている場合、日常的な家事をこなすだけでも精一杯で、どうしても片付けまで手が回りません。仕事から帰ってくると、すでに疲労がたまって、片付けやシャワーを浴びるのも難しい状況になる場合があります。
特に、関節炎や腰痛など、体を動かすのが負担になる病気を抱えている場合、重い物を持ち上げたり、掃除機をかけたりするのが困難です。
病気や体力がない女性は、片付けがおっくうになりゴミ屋敷になりがちです。
ゴミ屋敷に女性が多い理由
ゴミ屋敷に住む人の割合は、男性よりも女性の方が多く、男性4割女性6割と言われています。女性のゴミ屋敷化が多い一つの要因として、男性に比べて女性は持ち物が多いことが挙げられます。
例えば、化粧品やアクセサリー、服や靴、さらには雑貨など、女性は多くのアイテムを生活の中で使います。これらは必要な物ですが、整理する時間やスペースが不足すると、あっという間に物で家が埋め尽くされてしまいます。
また、買い物がストレス解消の手段になることも、女性がゴミ屋敷になりやすい原因の一つです。仕事やプライベートでたまったストレスを解消するために、買い物をすることで気分をリフレッシュしようとする女性は少なくありません。しかし、これが習慣化してしまうと、物がどんどん増えていきます。
特に、ネットショッピングが普及している現代では、気軽に買い物ができるため、必要以上に物を購入してしまうケースも増えています。
ゴミ屋敷の女性の部屋をそのままにしていると起こるリスク
ゴミ屋敷状態の部屋を放置していると、さまざまなリスクが生じます。単に散らかっているだけでは済まされない問題が積み重なり、健康や生活に深刻な影響を与えることがあります。ここでは、ゴミ屋敷を放置した場合に起こる具体的なリスクを6つ解説します。
健康被害
ゴミ屋敷を放置することで最も懸念されるのは、健康被害です。散乱したゴミやほこりが原因で、喘息や気管支炎など呼吸器系の病気を引き起こすことがあります。
また、食べ残しや生ゴミが放置されていると、細菌やウイルスが繁殖しやすくなり、食中毒や皮膚疾患の原因になることもあります。慢性的な健康不良に陥る原因として不衛生な環境の長期化です。
さらに、ゴミ屋敷にはゴキブリやネズミなどが集まりやすく、害虫が運んでくる病原体が体内に入ると、感染症を引き起こす恐れも出てきます。
セルフネグレクト状態になる
ゴミ屋敷状態を放置すると、自己管理ができなくなるセルフネグレクト状態に陥る危険性があります。セルフネグレクトとは、生活や健康のケアを自ら放棄してしまう状態をいいます。最初は「片付けるのが面倒だ」と思っていたことが、徐々に「どうでもいいや」という無気力な態度に変わり、全てのことに対して無関心になってしまうケースです。
ゴミ屋敷がセルフネグレクトの原因となり、自分の生活や将来に対する希望を失ってしまうケースも少なくありません。セルフネグレクトに陥ると、健康を守るための最低限の行動すらできなくなり、生活が崩壊してしまいます。
転倒のおそれや災害の可能性
ゴミ屋敷では、床に散らかったゴミに足を取られて転倒するリスクが高まります。特に病気を患っている人や、体力が落ちている人にとって、転倒は骨折や打撲など大けがにつながることも多く、生活に大きな支障をきたすこともあります。
また、ほこりが溜まりやすい環境は、火災のリスクも増大させます。特に、コンセントや電化製品の周りにほこりが溜まると、ちょっとしたショートや過熱で引火し、火事の原因になりかねません。ゴミ屋敷に放置された物が燃えやすい物であれば、火災が起こるリスクはさらに高まります。
引越しの際に手間や費用がかかる
ゴミ屋敷を放置していると、いざ引越しをする際に膨大な手間と費用がかかることになります。部屋に溜まった大量のゴミや不用品を一気に処分する必要があり、これには時間も労力もかかります。自分で処分できない場合には、専門の回収業者に依頼することになりますが、ゴミの量が多ければ多いほどコストがかさみます。
また、ゴミ屋敷になってしまったことで、退去時に大家とのトラブルに発展する可能性もあります。後々、必要以上の退去費用を請求される恐れもあるでしょう。
ニオイが染み付く
部屋のゴミを長期間放置していると、部屋に不快なニオイが染み付いてしまいます。食べ物のゴミや湿気によるカビ、さらに害虫や動物の糞尿が放置されると、部屋全体に強い悪臭が漂い、空気だけでなく壁紙や床材、家具にまでニオイが染み込みます。
ニオイを放置しておくと、衣類にも染み込み不潔な印象を与えます。人によっては、強い香水を使用する方もいますが、さらに悪循環になるでしょう。
このニオイを完全に取り除くためには、通常の掃除では難しく、消臭剤などで対応できない場合は、壁紙やフローリングの張り替えなど、リフォームが必要になることもあります。
近所の人とトラブルになる
ゴミ屋敷をそのまま放置していると、ニオイや見た目の問題から近所の人とのトラブルに発展することがあります。特に、ゴミから発生する悪臭や、不衛生な外観が近隣住民にとって迷惑となり、クレームや通報を受けるケースも少なくありません。実際、ゴミ屋敷が発覚するきっかけの多くは、近所の人からの通報です。
通報を受けると、自治体による立ち入り調査が行われることもあり、場合によっては弁護士を通じて慰謝料を請求されることもあります。
ゴミ屋敷女性の部屋をきれいにする方法
ゴミ屋敷になってしまった部屋を片付けるのは、時間と労力のかかる作業です。しかし、適切な方法で計画を立てて取り組めば、少しずつ部屋をきれいにすることができます。
ここでは、ゴミ屋敷をきれいにする具体的なステップを紹介します。
小さい場所から掃除してみる
ゴミ屋敷の部屋を一気に片付けようとすると、どこから手をつけていいかわからず気力が萎えてしまうことがあります。そのため、まずは小さな場所から片付けを始めるのが効果的です。
例えば「バッグの中を整理する」「床に散らばったゴミを捨てる」「テーブルの上を片付ける」といった、小さな場所から取り組んでいきましょう。小さな場所でも片付けてきれいになる体験をすると、「片付けるのが難しい」という心理的な壁を少しずつ取り払うことができます。
まずは自分が簡単にできそうな場所を選び、少しずつ進めていきましょう。達成感を感じながら作業できるため、片付けが続けやすくなります。小さな成功体験が積み重なると、部屋全体を片付けることへの意欲も高まり、気がつけば部屋全体がきれいな状態に近づいていくでしょう。
家族や友人にお願いする
一人でゴミ屋敷状態の部屋を片付けるのは、精神的にも肉体的にも大きな負担になります。そのため、家族や友人に協力をお願いするのも一つの手段です。誰かと一緒に片付けを進めることで、一人では気が重くて進まなかった作業が、スムーズに進むことがあります。特に、大量のゴミを片付ける際は、数人の手があれば作業がはかどり時間も短縮できるでしょう。
また、誰かと一緒に取り組むことで、孤独感がなくなり精神的な支えにもなります。片付けをする時間が、誰かとコミュニケーションを取るきっかけにもなり、前向きな気持ちで取り組めるようになります。
ただし、協力してもらう際には感謝の気持ちを伝えることも忘れてはいけません。彼らも時間と労力を割いて協力してくれるので、感謝の言葉や小さなお礼をすることで、お願いを聞き入れてもらいやすくなります。
不用品業者に依頼する
ゴミ屋敷の片付けでは、自分の手ではどうにもならないと感じることがあります。何から手をつけていいのか分からなくなったり、大型家具や家電の処分が難しかったりという状況に陥ることも少なくありません。
自分の手に負えないと感じた場合は、不用品回収業者に依頼するのが効率的な方法です。業者は、専門的な知識と豊富な経験を持っているため、迅速かつ安全にゴミや不用品を処分してくれます。さらに、ゴミの仕分けや分別も業者が行ってくれるため、手間をかけずに部屋をきれいにすることが可能です。
ただし、業者を選ぶ際には注意が必要です。悪徳業者に依頼してしまうと、不当な料金を請求されたり、適切な処理が行われなかったりするリスクがあります。そのため、事前に口コミや業者の実績をしっかり確認することが重要です。また、無料見積もりを実施している業者も多いので、複数の業者に見積もりを依頼して比較するのも良い方法です。
ゴミ屋敷の掃除はクオーレにお任せ
ゴミ屋敷の掃除に困ったら、不用品回収クオーレにご相談ください。クオーレでは、ゴミ屋敷の掃除だけでなく、不用品の回収もまとめて行うことが可能です。大型家具や家電、日常のゴミまで、量や状態を問わず回収いたします。
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まとめ
今回はゴミ屋敷に住む女性について解説しました。
ゴミ屋敷になる原因は、ストレスや忙しさ、物が捨てられない性格など様々です。特に女性は、男性に比べて物が多いことや、買い物がストレス発散の手段になりやすいことから、ゴミ屋敷に陥る可能性が高いとされています。
ゴミ屋敷の状態が続くと、健康を害したり、ご近所トラブルに発展したりと、思わぬトラブルを引き起こすリスクもあるため早めの対応が必要です。
どうしても手に負えない場合は、プロの不用品回収業者に依頼することで、効率良く片付けを進めることができます。不用品回収クオーレでは、24時間365日、お問い合わせを受け付けておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。
株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾
6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。
2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。