「使わなくなったルームランナーはどうすればいい?」
「ルームランナーはゴミで捨てられる?」
外の天候や気温を気にせず、いつでも室内で快適に運動ができるルームランナー。特に、コロナ禍以降、ジムに行く代わりに自宅で運動する人が増えており、手軽に運動できる機器として人気を集めています。
しかし、最初はモチベーション高く運動を続けるつもりでいても、時間が経つと次第に使わなくなり、部屋の片隅で存在感だけを放つ「物置き」と化してしまうケースも少なくありません。
ルームランナーは大型の機器であるため、使わなくなるとかなりのスペースを占有してしまい、置き場に困ることもしばしばです。そのため、いざ手放すことを考えると、どう処分すべきか迷う方は多いでしょう。
そこで本記事では、ルームランナーの処分方法について詳しく解説します。
高く売るコツについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
・ルームランナーを処分する方法
・ルームランナーを高く売るコツ
・ルームランナーの運び出し方
もくじ
もくじ
ルームランナーの処分方法5選
ルームランナーは以下の5つの方法で処分できます。
- 自治体の粗大ゴミで安く処分
- 不用品回収業者で簡単処分
- リサイクルショップに買取ってもらう
- フリマアプリやネットオークションで売る
- 欲しい人に譲って、無料処分
それぞれ具体的な処分方法を解説していきます。
自治体の粗大ゴミで安く処分
ルームランナーは自治体の粗大ゴミに出せば、安く処分できます。
〈処分の手続き〉
- 自治体のホームページから申込みを行う
- コンビニでゴミ処理券を購入しルームランナーに貼る
- 指定された日に回収場所に出す
粗大ゴミの処理手数料は、目安600〜2,000円ほどです。
地域によって処理手数料の金額は異なるため、お住まいの自治体の規定を確認してみましょう。
粗大ゴミで処分する際に注意しなければならないのが、部屋からの搬出です。多くの自治体では、家の外にある指定された回収場所に、粗大ゴミを出しておかなければなりません。しかし、ルームランナーは大型のもので100kgを超える製品もあるため、家の外まで運び出すのは大変な作業です。
特に、マンションの上層階や、エレベーターのない建物に住んでいる場合は、搬出は一層難しくなります。自力で運び出すのが難しい場合は、安全を考慮して他の処分方法を検討するのも良いでしょう。
不用品回収業者で簡単処分
自力でルームランナーを搬出するのが難しい場合、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
業者は自宅まで来て部屋からの搬出も行ってくれるため、大きくて重たいルームランナーでも簡単に処分できます。自分で無理に動かそうとすると、事故や故障の原因になる可能性がありますが、プロに任せることで安全に処分できます。
さらに、もし他にも処分したい不用品がある場合は、まとめて回収してもらうことができるので、家にある不要な家具や家電などを一掃したいときにも便利です。量や大きさに関わらず、あらゆる不用品を回収してくれます。
また、自治体の粗大ゴミ回収と違って、申込手続きの手間や回収日を待つ必要がありません。自分の都合に合わせて回収日時を指定できるため、急いで処分したい場合でも迅速に対応してもらえます。簡単かつ安全にルームランナーを処分したい方は、不用品回収業者へ相談してみると良いでしょう。
リサイクルショップに買取ってもらう
まだ使用できるルームランナーであれば、リサイクルショップに買取ってもらうという選択もあります。ルームランナーは中古でも一定の需要があるため、製品のモデルが比較的新しく、状態が良い場合は買取ってもらえる可能性が高いです。
ただし、動作に不良がある製品や元々安価なものは、値段が付かないケースもあります。リサイクルショップへ売却する際は、ルームランナーの状態を確認し、動作に問題がないかを事前にチェックしておきましょう。
リサイクルショップでルームランナーを売却する方法は以下の3つがあります。
〈リサイクルショップで売却する方法〉
- 店頭買取:店頭に直接持ち込んで売却します。
- 宅配買取:自分で梱包して集荷または発送して査定を待ちます。
- 出張買取:自宅まで査定に来てもらいます。
店頭買取は、重いルームランナーを店舗まで運ばなければならないため、あまり現実的ではありません。宅配買取は、ショップに郵送する方法になりますが、大型製品は向いておらず、送料も高額になってしまいます。そのため、リサイクルショップに売りに出すのであれば、自宅まで来てくれる出張買取が便利です。
スタッフが自宅まで出張して査定を行い、その場で買取価格を提示してくれます。最近では、簡単な査定をオンラインで行うことができるショップも増えており、事前におおよその買取価格を把握できるところもあります。
フリマアプリやネットオークションで売る
売却をお考えであれば、メルカリやヤフオクなどのアプリを活用する方法もあります。フリマアプリを使えば、全国のユーザーに売りたい商品を届けられるため、リサイクルショップでは買取が難しい製品でも買い手が見つかるかもしれません。
売れやすくするために大事なことは、適正価格を設定することです。同様の商品がいくらで売れているかを調べ、相場に合わせた価格を設定しましょう。新品に近い状態であれば、元値に近い価格でも売れることがあります。しかし、傷や使用感がある場合は、価格は大幅に下がってしまいます。
〈メルカリでの取引例〉
売値 | 元値 | 発送手段 |
7,500円 | 39,800円 | 着払い |
12,500円 | 19,800円 | らくらくメルカリ便 |
29,400円 | 49,800円 | 梱包・発送たのメル便 |
また、フリマアプリで売るときに注意しなければならないのは「送料」です。ルームランナーを送るには、大体1万円ほどの送料がかかります。送料をできるだけ抑えるには、着払いにしたり、直接引き取り限定にするなど工夫が必要です。
欲しい人に譲って、無料処分
ルームランナーを簡単に処分する方法として、欲しい人に譲るという手もあります。相手が直接取りに来てくれれば、送料もかからず無料で処分できます。しかし、身近でそう簡単に欲しい人が見つかるとは限りません。ルームランナーは、部屋に十分なスペースがないと置けないのである程度需要も限られています。
もし身近で引き取り手が見つからない場合は、「ジモティー」を利用するのがおすすめです。ジモティーでは、無料で譲渡するだけでなく、価格をつけて販売することもでき、フリマアプリのように使うことが可能です。
ジモティーでは、引き取り手が直接商品を取りに行くのが前提となっているため、運搬や送料の心配もありません。ただし、個人間での取引になるので、受け渡し後のトラブルがないように注意しましょう。
ルームランナーの運び出し方
ルームランナーを粗大ゴミで捨てる場合は、自分で部屋から搬出する必要があります。ここでは、ルームランナーの運び出し方と注意点について解説します。
ルームランナーの重さに注意
ルームランナーは大きく分けて自走式と電動式の2種類があり、本体の重量に大きな違いがあります。自走式ルームランナーは、自分の力でベルトを動かす仕組みです。動力を必要とするモーターが搭載されておらず、構造がシンプルなため、比較的軽量です。また、持ち運びや収納がしやすく、折りたたみ式のモデルも多くあります。
一方、電動式ルームランナーは、モーターに加えて速度調整や傾斜機能、心拍計などさまざまな機能が搭載されているため、かなりの重量です。
〈ルームランナーの重量の目安〉
自走式ルームランナー:10〜20kg
電動式ルームランナー:60〜120kg
自走式のルームランナーは一人で持ち運べる軽さですが、電動式は一人で持ち運ぶには危険な重さです。無理に運ぼうとして、落としたり、ぶつけてしまったりすると、自宅や共用部分を傷つけるリスクもあります。さらに、電動式は内部に繊細な電子機器やモーターが内蔵されているため、誤って落としたり衝撃を与えることで故障してしまう可能性もあります。
そのため、電動式ルームランナーを運び出す際は、複数人で運搬するか、プロの業者に任せるのが安全でおすすめです。
分解して運び出すことはできる?
ルームランナーが重くて持ち上げられない、あるいは大きすぎて運び出せない場合、「分解して運ぼう」と考える人もいるかもしれません。しかし、ルームランナーを分解するのは以下の理由からおすすめできません。
①ケガをする恐れがある
ルームランナーは、使用中の振動や揺れを抑えて安定性を保つため、頑丈に設計されています。そのため、無理に分解しようとすると、重い部品が突然外れて落下したり、工具の扱いを誤ってケガをする恐れがあります。特に、モーターやベルトの部分は複雑で大きな力が加わる場所なので、素人が安全に分解するのは難しいです。
②元に戻せなくなる
ルームランナーを分解すると、小さな部品や特殊なネジが必要になり、元の状態に戻すのが困難になることがあります。特に、電気系統の配線が関係する場所は、正しく再組み立てできないと、故障したり動かなくなったりすることもあります。
また、取扱説明書に記載されていない部分を無理に解体すると、修理が必要になった際にメーカー保証を受けられなくなることもあるので注意しましょう。
ルームランナーが重くて運び出せないときの対処法
ルームランナーを購入した際、業者に設置を依頼する方は少なくありません。特に、重さが自分の体重を超えるようなルームランナーは、一人での運搬が難しく、ドアや廊下を通す際にも慎重な作業が求められます。
同様に、ルームランナーを手放す際も自力で運び出すのは簡単ではありません。そんなときは、専門の搬出業者に依頼するのが効率的です。不用品回収業者に頼めば、部屋からの搬出から回収まで一貫して対応してくれます。また、リサイクルショップやフリマアプリでの売却を考えている場合でも、専門の配送サービスを利用するのが良いでしょう。
高くルームランナーを売るコツ
ルームランナーを高く売るためには、いくつかのコツを押さえることが重要です。購入時にそれなりの金額を払ったルームランナーを手放す以上、できるだけリターンを得たいと思う方は多いでしょう。
特に、使用頻度が少なかったり、まだ十分に使えたりする状態であれば、なおさら高値で売りたいという気持ちは強いはずです。ここでは、高く売るためのコツを4つご紹介します。
高く売れるルームランナーの特徴
リサイクルショプやフリマアプリで高く売れるルームランナーには以下の特徴があります。お持ちのルームランナーが当てはまるかどうか確認してみましょう。
①良好な状態
ルームランナーの状態が良ければ、それだけ高値で売れるチャンスがあります。例えば、使用頻度が少なく、ベルトの擦り減りやボディに傷がないなど、見た目にも機能的にも問題がないものは高評価です。定期的なメンテナンスや掃除を行っている場合はその点をアピールするのも良いでしょう。
②人気ブランド
有名なフィットネスブランドや信頼性の高いメーカーのルームランナーは、中古市場でも人気があり、通常より高く売れる傾向にあります。例えば以下のようなブランドは、中古でも高い価値があります。
〈ルームランナーの人気ブランドの例〉
- アルインコ
- HORIZON
- DAIKOU
- フジモリ
- Reebok
参考:価格.com
③付属品がそろっている
購入時の付属品がすべてそろっていると、買い手は安心して購入できます。
逆に取扱説明書や電源コード、保証書などの付属品が一つでも欠けているとマイナス査定になってしまいます。元箱もあれば購入後の保管や移動が便利になるため、一緒に売りに出すと良いでしょう。
いらなくなったら早く売る
ルームランナーのようなフィットネス機器は、毎年新しいモデルが登場するため、古いモデルは次第に需要が低くなり、買取価格が下がる傾向です。最新モデルが出ると、古い機種は相対的に価値が下がってしまうため、早めに売りに出すのが得策です。
また、保証期間が残っている製品は、買い手にとって大きな魅力です。保証があれば、万が一の故障にも対応できるため、高く売れる可能性が高まります。使わなくなったタイミングが、一番高値で売れるチャンスです。
新品の状態に近づける
使用感がある場合は、できるだけ新品の状態に近づけることで高く売れやすくなります。査定の基準として第一に見られるのは外観の状態です。そのため、売却の際は隅々まで掃除しておくことが大切です。
ルームランナーの汚れが目立ちやすい部分として、タッチパネルと走行ベルトがあります。
「タッチパネル」:指紋やホコリが付きやすく、汚れが目立ちます。専用のクリーニングクロスがあれば、画面を傷つけずに綺麗にすることができます。
「走行ベルト」:汗が染み込みやすい部分です。固く絞った布で水拭きすることで、汗ジミや汚れを落としましょう。
取扱説明書にお手入れ方法の記載がある場合は、その手順に従って掃除しましょう。
時間と手間をかける
売却に時間と手間をかければ、手元にお金は残りやすくなります。高く売るために労力は惜しまないという方は、以下の方法を試してみましょう。
①リサイクルショップをはしごする
リサイクルショップには、それぞれ異なる査定基準があります。そのため、複数のリサイクルショップを訪れて査定を受けることで、最も高い価格を提示してくれるお店を見つけることができます。
また、価格交渉の際には他店の査定額を参考にすると、より有利な条件を引き出せる場合もあります。
②フリマアプリやネットオークションで売る
自分の売りたい金額で売却できるのが、フリマアプリやネットオークションです。出品する際は、写真のクオリティにこだわり、商品説明欄を充実させることで、より売れやすくすることができます。
フリマアプリで希望の価格で売るためには、時間がかかることもあります。すぐに売れなくても焦らず、売りたい価格を設定して粘り強く待つことで、最終的に希望する価格で買い手が見つかるかもしれません。
ルームランナーの処分するタイミングはいつ?
まだ使用できるルームランナーであれば「処分してもいいのかな」と捨てるタイミングに迷う方も多いかもしれません。基本的には、ルームランナーが故障したり、修理が難しくなったときが処分のタイミングです。
ルームランナーの耐用年数や寿命
家庭用ルームランナーの寿命は、メーカーや使用環境によって異なるものの、一般的には3,000〜6,000kmが目安とされています。例えば、1ヶ月で100km走行した場合、約3〜6年で寿命を迎える計算です。
使用頻度が多いほど寿命は短くなりますが、全く使っていないからといって劣化しないわけではありません。長期間動かしていないと、内部の油が固まったり、走行ベルトがひび割れてきたりと、経年劣化が進みます。
ルームランナーの寿命をできるだけ延ばすには、車と同じように定期的にメンテナンスを行い、適度に使用することが大切です。
故障のサインと修理費用
ルームランナーの使用で本体が受ける負荷は想像以上のものです。仮にジョギングで使用していた場合、マシン本体にかかる負荷は体重の2〜3倍と言われています。そのため、安価な製品であれば簡単に故障してしまうこともあります。
〈故障のサイン〉
- モーター音が異常にうるさい
- 走行ベルトがひび割れている
- 速度調整や傾斜機能に不具合がある
これらの故障のサインが見られたら、まずは修理を検討してみましょう。
修理費用は、預かり修理で「工賃3,000円/時間+部品代+発送料」が目安ですが、最低でも1万円以上はかかることが多いです。
しかし、修理費用が高額になる場合は、新しいルームランナーを購入した方が結果的に安くなることもあります。故障が深刻で修理が難しい、もしくは買い替えた方が得策だと判断できる場合は、古いルームランナーの処分を考えるべきタイミングです。
ルームランナーの処分に関するよくある質問
ここではルームランナーの処分に関するよくある質問をご紹介します。
1.処分と修理するのはどちらが安いの?
ルームランナーは粗大ゴミに出せば600〜2,000円ほどで処分できるので、基本的には修理する方が高く付きます。修理費用は故障の度合いによって大きく変わりますが、一般的には数万円かかることが多いです。
ただし、メーカー保証期間内であれば、修理費用が無料、もしくは低額で完了することがあります。一般的にルームランナーの保証期間は1年程度なので、購入時に付属していた保証書を確認してみましょう。
ルームランナーが経年劣化で故障してしまった場合は、修理に出してもまた別の部分が故障してしまう可能性があります。そのため、保証期間が切れている場合は、修理費用がかさむことが考えられるので、処分する方が経済的な選択となるでしょう。
2.処分方法でどれが一番いいの?
ルームランナーを処分する際は、「コストを抑える」or「手間を省く」のどちらを重視するかによって最適な処分方法が変わります。
できるだけ費用をかけずに処分したい場合は、粗大ゴミに出すか売却を検討するのが良いです。売却できない状態のルームランナーを、自力で運び出せるのであれば、粗大ゴミで処分するのが最もお得です。製品状態が良く、売却できるのであれば、売る選択がよいでしょう。ただし、ルームランナーの掃除や発送の手続きなどの手間は考慮する必要があります。
一方、手間をかけずに処分したい方は、不用品回収業者に依頼するのが一番です。自宅まで来て回収してくれるので、処分にかかる手間や時間が一切かかりません。重たいルームランナーを最も安全に処分できる方法でもあります。手間をかけずに、安全に処分したい方は専門の業者に依頼するのがベストです。
ルームランナーの処分はクオーレにお任せください
不用品回収クオーレでは、ルームランナーの回収を行っています。
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まとめ
今回はルームランナーの正しい処分方法について解説しました。ルームランナーは、大きくて重量のある機器なので自分で処分するのは難しいアイテムです。
自走式で折りたためるタイプのルームランナーであれば、自治体の粗大ゴミに出せるので安く処分できます。使用期間が短く、状態の良いものは、リサイクルショップやフリマアプリでの売却も検討できるでしょう。
一方、電動式のルームランナーは重量があるため、自力での処分は安全上おすすめできません。重く、運び出すのが難しい場合は、専門の業者に依頼するのが最も確実で安全です。不用品回収業者であれば、手間をかけずに好きなタイミングで処分できます。
クオーレでは、お問い合わせから最短即日でのお伺いが可能です。
ルームランナーの処分にお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾
6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。
2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。