スプレー缶の安全な捨て方!中身の処分方法や注意点も解説!

スプレー缶の安全な捨て方!中身の処分方法や注意点も解説!

「スプレー缶は中身が残ったままでも捨てられるか知りたい」
「中身を安全に処分する方法が知りたい」

私たちの生活に身近なスプレー缶ですが、中身を使い切れず処分に困る方もいるでしょう。

スプレー缶の捨て方を間違えると、大事故や火災を引き起こすだけでなく、大けがや命の危険にさらされる可能性があるため注意しなければなりません。

そこでこの記事では、スプレー缶の安全な捨て方を解説します。

残った中身の処分方法や注意点についても紹介するので、スプレー缶の捨て方に悩む方はぜひご覧ください。

もくじ

スプレー缶の安全な2つの捨て方

スプレー缶の安全な2つの捨て方

スプレー缶の安全な捨て方は、以下2つです。

  • 自治体にゴミとして処分する
  • 不用品回収業者に依頼する

それぞれの捨て方について詳しく解説します。

自治体にゴミとして処分する

基本的に自治体でゴミとして処分する場合は、スプレー缶の中身を出し切り、不燃ゴミや資源ゴミなどの指定された日に出します

ただし、スプレー缶に穴を開けるか否かは自治体によって異なるため、事前に確認しましょう。

特に、スプレー缶の残量が多く複数本を処分する場合には、ゴミ収集車やゴミ処理施設内で爆発や火災のリスクが高まるため、注意が必要です。

不用品回収業者に依頼する

スプレー缶の中身が残っていて処分に困っている方は、自宅に引き取りに来てくれる不用品回収業者に依頼するのもひとつの方法です。

不用品回収業者は、スプレー缶の中身が残っていてもそのまま回収してくれるメリットがあります。

回収費用はかかりますが、自分で中身を空にする作業をしなくて良いため、手軽にスプレー缶の処分ができます。また、他に不用品がある場合は、一緒に回収を依頼できるのもメリットでしょう。

不用品回収業者への依頼は、中身の残ったスプレー缶を大量に所有し処分に悩む方にとって、確実かつ安全に処分できるおすすめの方法です

スプレー缶の中身を捨てる4つの方法

スプレー缶の中身を捨てる4つの方法

スプレー缶の中身を捨てる方法は、以下4つです。

  • 紙類に吸わせる
  • 空気中に出し切る
  • スプレー缶に穴を開ける
  • ガス抜きキャップを使う

それぞれのスプレー缶の捨て方の注意点も紹介するので、正しく処分しましょう。

紙類に吸わせる

スプレー缶の中身を捨て方として、新聞紙やトイレットペーパーなどの紙類に吸わせて捨てる方法があります。スプレー缶の中身を吸わせた紙類は、乾燥させて可燃ゴミとして処分可能です

主に、整髪スプレーやカラースプレーなど、飛び散ると困るスプレー缶の場合に適した捨て方です。

紙類にスプレー缶の中身を噴射して空にする際、バケツや段ボールに新聞紙やトイレットペーパーなどを敷き詰めましょう。

ただし、噴射場所がバケツや段ボールから外れてしまうと、スプレー缶の中身で地面や洋服が汚れるため注意してください。

空気中に出し切る

家庭用殺虫剤のように健康や環境に問題がないスプレー缶は、空気中に出し切って捨てられます。

必ず風通りの良い屋外で、ノズルを押してスプレー缶を使い切りましょう

ノズルを押す手が汚れることもあるため、スプレー缶の残量が少ない場合に有効です。残量が多い場合には、一度に多量に噴射すると健康や環境に影響を及ぼす可能性を考慮して、数回に分けて散布するとよいでしょう

一見すると手軽な方法ですが、周りにガスや匂いが届かないように、風下に住宅や人・ペットがいないか確認が必要です。

可燃性のガスは小さな静電気でも引火・爆発の可能性があるため、注意してください。

スプレー缶に穴を開ける

スプレー缶を使い終えてから穴を開けると、微量に残ったスプレー缶の中身を出し切れます。

スプレー缶は使い切らずに中身が残った状態で穴を開けると思わぬ爆発事故につながるため、使い切っておくことが大切です。

穴を開ける際は、ホームセンターやネットショッピングサイトなどで販売されている専用器具を使いましょう。自分でスプレー缶に穴を開ける必要がある場合には、換気などに十分注意してください

ただし、現在ではスプレー缶に穴を開けるのは危険がともなうため、多くの自治体では推奨されていません。

ガス抜きキャップを使う

スプレー缶のなかには、ガスを抜き切るためのキャップが付いている商品もあり、簡単に中身を出し切れます。

ただし、炭酸ガスや窒素ガスのように、不燃性ガスを使用している商品にはガス抜きキャップは付いていません。

ガス抜きキャップは使用後に器具を使わず簡単にガスを抜くことができます。購入するときにあらかじめガス抜きキャップ付きの商品を選ぶのもひとつの方法です。

ガス抜きキャップを使う場合も、穴を開ける方法と同様に中身を使い切る必要があります。残量が多い場合は中身を空にしてガス抜きをしましょう。

スプレー缶を捨てる際の7つの注意点

スプレー缶を捨てる際の7つの注意点

スプレー缶を捨てる際の注意点は、以下7つです。

  • 自治体の回収ルールに従う
  • スプレー缶の中身によって捨て方が違う
  • 風通りの良い場所で中身を抜く
  • 静電気の発生に気をつける
  • 衣類が汚れないように配慮する
  • 古いスプレー缶はガス抜きしない
  • 消防署やホームセンターは回収していない

市販のスプレー缶には液化石油ガスなどの燃性ガスが含まれ、静電気や火花などのごく小さな火種でも簡単に引火するため、注意が必要です

それぞれの注意点について詳しく解説します。

自治体のルールに従う

スプレー缶は自治体ごとに回収方法や分別ルールが定められています。スプレー缶の捨て方はインターネットや市報などの公共情報に記載されているため、事前に確認しましょう。一般的には、スプレー缶を使い切ってから、透明の袋に入れて不燃ゴミや危険ゴミなどの指定された日に出します。

必ず自治体のルールを確認したうえで、正しく処分しましょう。

スプレー缶の中身によって捨て方が違う

スプレー缶の正式名称はエアゾール缶といい、中身によって以下2種類に分類され、捨て方も異なります。

  • 不燃性のスプレー缶
  • 可燃性のスプレー缶

圧縮ガスを使った不燃性のスプレー缶は爆発や引火の可能性が低いため、自治体にゴミとして処分可能です。一方、現在販売されているスプレー缶の多くは可燃性の液化ガスであり、誤った方法で中身を処分すると火災や爆発のリスクがあります

例えば、可燃性のスプレー缶のなかには、使い切ったと思って自治体のゴミに捨てたものの、中身が残っているケースが多く見られます。

中身の残ったスプレー缶がゴミ収集車の中で爆発し、他のゴミに飛び火して火災が起こった事例が全国各地で報告されています。必ず中身を使い切ってから捨てましょう。

爆発や引火の可能性のある可燃性のスプレー缶は、リサイクルや不用品買い取り業者に依頼すると処分の際も安心です。

風通りの良い場所で中身を抜く

スプレー缶の中身を抜く場合は、必ず風通りの良い屋外で行います。引火の恐れがある火気付近や、温度の高いところ・室内などでスプレー缶の中身を抜くと、爆発・火災の可能性があり危険です。

また、風通りが悪く空気が滞留する場所での作業は健康への影響も考えられるため、必ず風通りが良い屋外でしましょう。過去に、建物の間でスプレー缶の中身を処分していたら、引火して爆発した事故も発生しています。屋外でも風通りが悪いと危険がともなうため、必ず風通りが良いか確認しましょう。

静電気の発生に気をつける

スプレー缶には可燃性ガスが含まれており、静電気が引火の原因となる可能性があるため注意してください。湿度が低い冬場は静電気が起こりやすく、小さな静電気でもスプレー缶の中身が引火する危険性があります

例えば、ナイロンやウールなどの静電気が発生しやすい素材でできた服装でスプレー缶の中身を出す作業をしていると、引火し火災につながる可能性があるため危険です。静電気の発生を抑えられる綿麻の天然素材の服装で作業しましょう。

また、ドアノブなどの金属に触れた瞬間の小さな静電気にも注意が必要です。金属に触れる前に、皮製品やアスファルト・壁紙などに触って静電気を逃しておくことでパチッと発生する静電気を防げます。

衣類が汚れないように配慮する

スプレー缶の中身を処分する際には、衣類が汚れないよう以下の配慮が必要です。

  • 汚れても良い服装で作業する
  • エプロンを着用する
  • ゴム手袋をつける

特に、カラースプレー缶などによる汚れは一旦付くと洗っても落とせないことが多いため、注意しましょう。汚れても良い服装にするだけでなく、エプロンや手袋の着用で安心して作業できます

ゴム手袋は、厚手の商品がおすすめです。

古いスプレー缶はガス抜きしない

古いスプレー缶は自分で中身を処理せずに、不用品回収業者に回収を依頼するなど安全に処分することをおすすめします。古いスプレー缶は新品の商品とは成分が異なり、処理に資格が必要な場合もあります。

また、経年劣化によりガスの圧力に耐えられないことや、腐食によるガス漏れが原因で破裂や爆発の可能性が高まるため危険です。古いスプレー缶を処分する際は業者に依頼すると、安全に処分してくれるでしょう。

消防署やホームセンターは回収していない

スプレー缶を購入したホームセンターや消防署では、特殊な廃棄物であるスプレー缶の回収は行なっていません。スプレー缶を処分する場合は、自治体のルールを守って処分するか、不用品回収業者への依頼が必要です。

スプレー缶を捨てるなら不用品回収クオーレにおまかせ

スプレー缶を捨てるなら不用品回収クオーレにおまかせ

スプレー缶を処分するには中身を捨てる手間がかかるうえ、爆発・火災のリスクがあるなど処理に不安要素があります。不用品回収業者に依頼すると、スプレー缶を処分する手間が省け、安全に処理できます。

また、スプレー缶以外の不用品も一緒に回収してもらえるため、何度も業者に依頼する必要はありません。不用品回収クオーレでは、無料訪問見積もりや最短での即日回収が可能です。スプレー缶の処分にお困りでしたら、ぜひお気軽にクオーレへご相談ください。

【自治体別】スプレー缶の処分・回収事例

【自治体別】スプレー缶の処分・回収事例

ここでは、以下の自治体でのスプレー缶の処分と回収事例について紹介します。

  • 名古屋市
  • 京都市
  • 大阪市

スプレー缶の処分に困っている方は参考にしてください。

名古屋市の回収事例

愛知県名古屋市からは、事務所にある大量のスプレー缶を回収してほしいという依頼をいただきました。

回収内容の詳細は以下のとおりです。

回収内容スプレー缶の処分
回収スタッフ2名
回収時間約20分

不用になったスプレー缶が大量に残っており、残量の多いものばかりのため処分に困って弊社にご相談いただきました。2名で伺い、トラックにスプレー缶を載せて回収いたしました。

京都市の回収事例

京都府京都市からは、自宅の倉庫に残ったスプレー缶を処分するご依頼をいただき、詳細は以下のとおりです。

回収内容自宅倉庫のゴミとスプレー缶の処分
回収スタッフ2名
回収時間約60分

ここでは、倉庫のゴミも一緒に処分いたしました。ゴルフバッグや、不用になった衣類なども一緒に回収して「倉庫がきれいになった」とお客様には大変喜んでいただけました。

スプレー缶だけでなく、自宅の倉庫や不用品などもまとめて回収しますので、お気軽にご相談ください。

大阪市の回収事例

大阪府大阪市では、工場から使い終えていないスプレー缶の処分を依頼され伺いました。

回収内容自宅倉庫のゴミとスプレー缶の処分
回収スタッフ2名
回収時間約30分

工場では頻繁にスプレー缶を使うため、処分に手間がかかるとのことでご依頼をいただきました。

スタッフ2名で伺い、まずはスプレー缶の本数などを確認しました。スプレー缶の本数が多いと時間がかかることがありますが、1本残らず回収可能です。自宅や倉庫だけでなく、工場からのご依頼も喜んでお伺いいたしますので、お気軽にご相談ください。

スプレー缶の捨て方に関するよくある質問

スプレー缶の捨て方に関するよくある質問

ここでは、スプレー缶の処分方法について、よくある質問を以下にまとめました。

  • 未使用のスプレー缶の捨て方は?
  • スプレー缶のノズルが壊れた場合の捨て方は?

スプレー缶を捨てたいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

未使用のスプレー缶の捨て方は?

未使用のスプレー缶であっても、捨てる際は中身を使い切る必要があります

缶切りなどでスプレー缶を開けて中身を出し切るのは、爆発の危険性があり大変危険です。

また、普通に使い切るのも手間がかかるうえ、爆発や火災のリスクに注意しなければなりません。

不用品回収などの業者であれば、未使用のスプレー缶の中身を処分することなく引き取ってくれます。また、未使用品であれば、フリマアプリやネットオークションでの売却も可能でしょう。

無理に自分で処分しないように注意しましょう。

スプレー缶のノズルが壊れた場合の捨て方は?

スプレー缶のノズルが壊れてしまった場合、噴射させて中身を処分することができないため、不用品回収などの業者に依頼しましょう。自分で専用の器具やニッパーなどを使ってスプレー缶に穴を開けて放出させる方もいますが、ガスが大量に噴射して危険です。

多くの自治体では、爆発によるけがなどの危険からスプレー缶に穴を開けることは推奨されていません。思いもよらぬ事故にならないように、ノズルの壊れたスプレー缶は不用品回収業者への依頼がおすすめです。

まとめ

まとめ

スプレー缶をゴミとして自治体に出すには、中身を出し切り、住んでいる地域のルールを守りましょう。中身を出し切る際には、風通りの良い屋外での作業や、風向き、周りに人がいないかなど近隣への配慮も必要です。

残量が多いスプレー缶や在庫を大量に抱えている場合、中身を出し切るには爆発や引火の危険がともなうため、不用品回収などの業者に依頼するのがおすすめです

不用品回収クオーレでは、教育されたスタッフがあなたのお悩みに迅速に対応します。無料訪問見積もりや最短即日対応での回収も可能ですので、お気軽にお問合せください。

監修者

株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾

6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。

2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。

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