カイロの正しい捨て方!使い捨て・未使用・ホッカイロの捨て方も!

カイロの正しい捨て方!使い捨て・未使用・ホッカイロの捨て方も!

寒い季節の外出では欠かせないカイロは身体を温めてくれるアイテムとして冬の必需品です。近年カイロの種類は豊富になっており、使い捨てタイプだけでなく再利用できるものもあります。

そんなカイロですが、使い終わった後の処分方法に困ってしまう場合もあります。毎日使用していると、気付けば使用済みのカイロが大量に溜まってしまうことも珍しくありません。

「大量のカイロを捨てたいけど、どうしたらよい?」
「カイロは燃えるゴミに捨てても大丈夫なの?」

処分の際にはこうした疑問がつきものですが、カイロは種類によって適切な処分方法が定められており、ちょっとした工夫で再利用できることもあります。

本記事では、カイロの正しい捨て方について解説します。使い捨て、未使用、ホッカイロ、それぞれの処分方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

もくじ

使い捨てカイロの正しい3つの捨て方

使い捨てカイロの正しい3つの捨て方

ここでは、使い捨てカイロの正しい処分方法を解説します。

自治体の一般ゴミで捨てる

使い捨てカイロは自治体の一般ゴミとして捨てることができます。多くの自治体では可燃ゴミもしくは不燃ゴミとして指定されています。以下は、使い捨てカイロの分別例です。

分別地域
可燃ゴミ八王子市、横浜市、さいたま市
不燃ゴミ渋谷区、世田谷区、港区

東京都23区内では、不燃ゴミに指定されている地域が多いようです。

実際の分別ルールはお住まいの自治体の公式サイトなどを確認し、カイロの品目に指定されている分別方法で処分しましょう。

ゴミに出す際の注意点として、使い捨てカイロの中身は開封せず、そのままゴミに出しましょう。

再利用する

使い捨てカイロは、成分に含まれる活性炭や鉄粉を再利用して、消臭や除湿、肥料などの効果が期待できます。以下ではそれぞれについて説明します。

①消臭

使い捨てカイロの活性炭が、小さな空間の消臭に役立ちます。使用後のカイロを、そのまま靴箱やクローゼットなど臭いの気になる場所に置くことで、一時的に消臭効果が得られます。

②除湿

カイロの吸湿材は、湿気のある空間の除湿に使うことができます。使用後のカイロを湿気の多い場所に置くことで、湿気を吸収してくれます。市販の除湿剤と比べると持続時間は短くなりますが、一定の効果が期待できます。

③肥料

カイロの原料であるバーミキュライトは、元々農業や園芸に使用されている土壌改良材です。

保水性や排水性、断熱性に優れており、作物が育ちやすい土づくりに貢献してくれます。

肥料として再利用するためには、中身を開けてそのまま使うことはできず、使い捨てカイロに含まれる塩分を除去しなければなりません。塩分を除去するには、コーヒーフィルターを使用して、水を注ぐことでろ過できます。

不用品回収業者に依頼して処分する

大量のカイロや他の不用品もまとめて処分したい場合には、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです

冬場に使用したカイロをまとめて捨てようとしている方は、一度にかなりの数のカイロを処分することになります。ゴミとして捨てられるカイロですが、一度に大量のカイロをゴミに出すと自治体に回収を拒否されてしまう可能性があります。

不用品回収業者に依頼すると、未使用、使用済みに関わらずまとめて処分ができます。

問い合わせから即日で回収してもらえる場合もあるため、処分の手間や時間をかけたくない方にとって便利な方法です。

未使用カイロの正しい捨て方

未使用カイロの正しい捨て方

使用期限が切れてしまったカイロや、出番がなくシーズンを終えてしまったカイロを処分することもあります。

未使用カイロは自治体の一般ゴミとして捨てられますが、処分する際は開封して発熱させて冷め切ってから捨てるようにしましょう。未使用のままだと袋が破損して発熱することで発火につながる危険があるためです

最近の使い捨てカイロは12時間ほど発熱が持続するため、処分する前日に開封して放置しておくといいでしょう。使用期限が過ぎたカイロは、発熱するまでに時間がかかることもあります。

温かいホッカイロの正しい捨て方

温かいホッカイロの正しい捨て方

ホッカイロは温かいまま捨てても発火することはないため、そのまま捨てて問題ありません。メーカー側も「発火するほどの高音にはならない」と公表しています。

それでも心配な方は、カイロが冷め切ってから処分するようにするとよいでしょう。一度冷めてしまえば再度カイロが発熱することはありません。

ホッカイロの捨て方は、東京都では条例に基づき燃えないゴミとして処分するよう外装に表示されています。詳しい分別ルールは、自治体の公式サイトなどで確認しておきましょう。

カイロの捨て方に関するよくある質問

カイロの捨て方に関するよくある質問

ここでは、カイロの捨て方に関するよくある質問をご紹介します。

使い終わったカイロは燃えるゴミor燃えないゴミ?

使い終わったカイロは、自治体によって燃えるゴミと燃えないゴミのどちらで捨てるかのルールが決まっています。

また、カイロの主な成分は鉄であるため一部の自治体では金属ゴミとして分別される地域もあります。特に繰り返し使えるタイプのカイロは、製品に金属類が使用されていることがあるので分別に注意しましょう。

製品にゴミの分別が表記されているカイロもありますが、正しい分別方法はお住まいの自治体のルールを確認しましょう

使い捨てカイロを間違った方法で捨てた場合、火事になりますか?

カイロ自体が発火するほどの温度になることはないため、火事の危険性はまずありません。温かいまま捨てても発火する可能性はないため、気にせずゴミに捨てることができます。それでも心配な方は、発熱が終わり、冷めてから捨てましょう。

ただし、製造から年月が経ったカイロは稀に高温になる可能性があります。古いカイロを開封するときは、高音にならないよう注意しましょう。

カイロは水に濡れたら発火しますか?

カイロは水に濡れても発火しません

カイロには鉄の酸化を促進させるために水が含まれていますが、水に濡れると酸化が進み、一時的に熱くはなりますが発火するほどの温度にはなりません。

「水に濡れると危険」なものの例としては、お菓子の袋などに入っている乾燥剤が挙げられます。乾燥剤は水に濡れると高温になることがあり危険です。生ゴミや水分を含んだゴミと一緒に捨てると発火する恐れがあるため、一部の自治体では不燃ゴミとして捨てるよう定められています。

使用期限が過ぎたカイロは使えないの?

使い捨てカイロの使用期限は、おおよそ3〜5年に設定されています。

使用期限が過ぎたカイロは、問題なく使用できる場合もありますが、メーカーは使用を推奨していません。これは、発熱するまで時間がかかったり、発熱時間が短くなったりする問題があるためです。

通常より高温になる可能性もあるため、使用する際は十分に注意しましょう。

開封したカイロは途中で発熱を止められる?

開封してしまったカイロでも、途中で発熱を止めることは可能です。

カイロは中身の鉄粉が空気中の酸素と触れて発熱する仕組みのため、カイロを酸素と触れない状態にすれば発熱を止めることができます。

発熱を止めたいのであればジップロックなど密閉性の高い袋に入れておき、再度カイロを使いたいという場合は、袋から取り出せば発熱が再開します

また、カイロを有効に使いたい方に向けて、発熱を停止させるための専用ポーチも販売されています。

カイロを安全に処分するなら不用品回収クオーレにおまかせ

カイロを安全に処分するなら不用品回収クオーレにおまかせ

不用品回収クオーレでは、不要になったカイロの回収を行っています。

  • 自治体の処分ルールが分からない
  • 手間をかけずにすぐに処分したい
  • カイロ以外にも不用品をまとめて処分したい

こんなお悩みをお持ちの方は、ぜひクオーレにご相談ください。使用済みであっても、大量のカイロであっても不用品回収のプロが回収するため安全に処分できます。

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まとめ

まとめ

使い捨てカイロは、自治体のルールに従って可燃ゴミまたは不燃ゴミとして捨てることができます。未使用のカイロは、そのままでも捨てられますが、発熱させて冷め切ってから処分するのが安全です。

再利用できるカイロを捨てるのはもったいないと感じる方は、消臭や除湿、肥料などに有効活用しましょう。

また、大量のカイロを捨てたいという方は、不用品回収業者へ依頼するとスムーズに処理できます。自治体の一般ごみでは、一度に出せるゴミの量が決まっているため、大量のカイロをゴミに出すと回収してもらえない場合もあります。

手間をかけずにカイロを処分したい方は、ぜひ不用品回収クオーレにお任せください。

監修者

株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾

6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。

2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。

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