飛んでいる「どうすれば駆除できるのか」
部屋の中を小さい虫が飛び回っているのを見つけたとき、上記のように悩んだ経験を持つ方もいるでしょう。小さい虫は気付かないうちに発生し、放置すると短期間で大量発生するのも珍しくありません。
虫が増えると、衛生面への影響だけでなくアレルギーや感染症のリスクも高まるため、できるだけ早く対処するのが大切です。そこで本記事では、小さい虫が部屋を飛んでいる原因について解説します。駆除方法や予防策についても紹介するので、参考にしてください。
この記事で分かること
・小さい虫が部屋を飛んでいる原因
・小さい虫の駆除方法
・小さい虫の発生の予防策
もくじ
もくじ
部屋に飛んでいる小さい虫の正体と発生原因

部屋に飛ぶ小さい虫は、主に以下の3種類です。
特徴 | 体長 | 主な発生場所 | |
クロバネキノコバエ | 黒くて透明な羽 | 約1〜2mm | 植物 |
シバンムシ | 丸みを帯びた背中 | 約2〜3mm | 乾燥食品、木材、畳 |
チャタテムシ | ダニに似ている | 約1mm | 湿気の多い場所 |
発生する場所や原因が異なるため、どの虫が出ているのかを見極めると、効果的な対策が取れるようになります。それぞれ解説するので、参考にしてください。
クロバネキノコバエ
クロバネキノコバエは、黒っぽい体に透明な羽を持つコバエの一種で、体長は約1〜2mmです。発生原因は土壌の湿気や、腐敗した植物の残骸が幼虫をエサにするクロバネキノコバエは、主に植木鉢やプランターの土に発生します。
観葉植物を室内で育てている場合、過剰に水を与えたり、排水がうまくいかなかったりすると土が過湿状態になり、クロバネキノコバエが繁殖する環境を作り出してしまいます。特に、水はけの悪い鉢や受け皿に溜まった水は、幼虫の発生源となりやすいので注意が必要です。
シバンムシ
主にタバコシバンムシとジンサンシバンムシの2種類に分けられるシバンムシの体長は約2〜3mmで、丸みを帯びた背中が特徴です。シバンムシは、乾燥した食品や木材、畳に発生することが多く、部屋のさまざまな場所で見かけることがあります。
代表的な発生場所はパスタ・小麦粉などの乾燥食品で、食品が密閉されていない状態で保存していると、シバンムシが侵入して繁殖の原因となります。また、古い畳や湿気がたまりやすい木材も発生源になることがあるため、注意しましょう。
チャタテムシ
湿気の多い環境を好むチャタテムシは、体長1mmほどの虫で、押し入れやクローゼット・湿気がこもりやすい家具の裏などで発生するのが一般的です。
梅雨の時期など湿度が高い季節に増殖しやすく、主にカビをエサにして生活しています。
名前の由来は、「お茶を立てるような音」を発することですが、実際に音が耳にするのはほとんどありません。大量発生した場合や、障子や押し入れの響きやすい場所にいるときには、人間の耳にも聞こえるくらいの音になる場合があります。
小さい虫が部屋を飛んでいるときの駆除方法4選

小さい虫は繁殖力が強く、放置すると数が増えて衛生的な問題にもつながるため、部屋を飛んでいるのを見つけたら早めの対処が大切です。
ここでは、小さい虫が部屋を飛んでいるときの駆除方法を4つ紹介します。
殺虫剤で駆除する
小さい虫を短時間で駆除するには、殺虫剤の使用が効果的です。市販されているスプレータイプの殺虫剤は、直接噴射すると虫をすぐに退治できます。ただし、スプレーを使用する際は、虫が吹き飛ばないように少し離れた距離から噴射するのがポイントです。また、キッチンなど食品がある場所では殺虫剤の使用を避け、粘着クリーナーなどを使用すると良いでしょう。
虫が大量発生している場合には、広範囲に効果を発揮し、一度に多くの虫を駆除できる燻煙タイプの殺虫剤がおすすめです。使用時は部屋の窓をしっかり閉めておき、効果が十分に発揮されるようにしましょう。燻煙後は部屋を十分に換気するのを忘れずに行ってください。
洗剤・アルコール・熱湯をかける
家庭にあるアイテムを使って、小さな虫を駆除できます。例えば、ゴキブリやコバエなどの虫には、洗剤やアルコールをかけるのが有効です。虫は腹部の気門で呼吸しているため、洗剤やアルコールが体表を覆うことで呼吸ができなくなり死滅します。アルコールには溶解作用があり、虫の外殻を溶かして体内を乾燥させる効果もあります。
水回りに発生する虫には、熱湯をかける方法も効果的です。シンクや浴槽、排水溝などは虫が好む場所ですが、熱湯を流すことで駆除が可能です。この方法は化学薬品を使わないため、安全性が高い点がメリットでしょう。
虫の卵を見つけたら駆除する
虫を駆除する際に、成虫だけでなく卵も取り除くのが重要です。小さい虫は一度に大量の卵を産むため、卵を放置すると再び繁殖してしまいます。目に見える虫だけを駆除しても根本的な解決にはならないため、卵の駆除にも力を入れましょう。
水回りでは熱湯をかけて卵を処理し、リビングや寝室では掃除機で卵を吸い取りましょう。掃除機で吸い取った後は、ゴミをすぐに処分することで、再発を防げます。
害虫駆除ができる業者に依頼する
小さい虫の駆除を試みても再び現れる、あるいは手に負えない場合には、害虫駆除の専門業者に依頼するのがおすすめです。専門業者は、部屋の状況や虫の種類を正確に把握し、適切な駆除作業を実施します。
特に、大量発生している場合や衛生面の問題が深刻化している場合には、プロの知識と技術が頼りになるでしょう。
業者に依頼すると虫の巣や隠れ場所を特定し、効率よく駆除するだけでなく、再発防止のためにサポートしてもらえます。また、使用する薬剤や駆除方法は、安全性や環境への配慮が施されており、小さいお子さんやペットがいる家庭でも安心です。
小さい虫が部屋に飛んでこないようにする5つの予防策

部屋に飛び回る小さな虫の発生や侵入は、部屋の環境や生活習慣に密接に関係しており、防ぐには日々の対策が重要です。ここでは、小さい虫が部屋に飛んでこないようにする5つの予防策を紹介します。
部屋を片付ける
部屋が散らかっていると、虫が好む環境が生まれやすくなるため、まずは部屋を片付けるのが重要です。
特に、食品の食べカスや生ゴミが放置されていると、虫がエサを求めて集まります。床にこぼれた飲み物や長期間放置されたゴミ袋は、虫の発生を助長する大きな原因になるため、日常的に部屋を片付け、清潔な状態を保つのが大切です。
また、湿気を吸収しやすいダンボールや紙袋は虫が卵を産む場所として利用されやすいため、使用しないものは早めに処分しましょう。
部屋を除湿する
多くの虫は高温多湿の環境を好むため、部屋の湿度を適切に管理するのが虫の発生を抑える鍵となります。特に、夏場は湿度が高くなりやすく、虫が活発に活動する季節です。目安として、部屋の湿度を50%以下に保つと、虫の活動を抑えられます。
湿度管理には除湿機の活用が効果的です。長時間締め切ることが多い部屋や、湿気が溜まりやすい場所では、除湿機を使用すると湿度をコントロールできます。
また、日常的な換気も忘れてはいけません。窓を開けて空気を入れ替えるだけでも湿気を逃がす効果があり、虫が好む環境を改善できます。ただし、窓を開けっぱなしにしていると、虫が入ってきてしまうため、時間を決めて換気しましょう。
虫が入ってこないように防虫グッズを使用する
部屋に虫が入ってくるのを防ぐには、防虫グッズの活用も有効です。侵入経路として代表的な、窓・玄関・換気口・排水口などをしっかり対策すると、虫が部屋に入り込むのを防げます。
玄関やベランダには、吊るすだけで使える虫よけグッズが効果的です。設置が簡単で、効果が持続するタイプも多いため、定期的に交換するだけで手軽に使えます。
また、窓や網戸の隙間には専用の隙間シートやパテを使用すると、物理的に虫の侵入をシャットアウトできます。換気口や通気孔には防虫フィルターを取り付けると、通気を妨げずに虫の侵入を防げて効果的です。
ゴミをこまめに出す
虫のエサとなる生ゴミを部屋に溜めないようにするのは、発生を防ぐ基本的な方法です。特に、夏場は生ゴミが早く腐敗し、数日放置するだけで虫が大量に発生する場合があります。ゴミは必ず回収日に出すよう心がけ、袋はしっかり密封して臭いが漏れないようにしましょう。
また、ゴミ箱自体の清掃も忘れてはいけません。定期的にゴミ箱を洗浄し、臭いや汚れを取り除くと、虫が寄り付かない環境を作れます。キッチンやリビングにゴミを溜めない習慣をつけると、虫の発生を未然に防ぐポイントとなります。
部屋やキッチンはこまめに掃除する
部屋の中でもキッチンは、虫が発生しやすい場所です。油汚れや食品のカスなどは、虫にとって格好のエサとなり、放置すればすぐに虫が寄りついてしまいます。シンク周りや三角コーナー・ゴミ受けなどの汚れが溜まりやすい部分は、定期的に掃除するのが大切です。
また、食品類の管理も見直しましょう。米や乾麺・小麦粉・砂糖などは、密閉容器に入れて保管するのが基本です。なかでも、常温保存では虫の発生リスクが高まるお米は、冷蔵庫で保管できると良いでしょう。冷蔵保存すると、虫の侵入を防ぐだけでなく、食品自体の鮮度も保てます。
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まとめ

虫が発生する理由は、日々の生活習慣や部屋の環境にあります。生ゴミや食べカスが放置されているキッチンや掃除が行き届いていない部屋は、虫が発生しやすい条件が揃っています。放置すると、小さい虫は短期間で繁殖し、大量発生につながることもあるため、早めの対処が重要です。
しかし、虫の種類や発生源によっては自分での対処が難しい場合もあるため、専門業者に依頼しましょう。業者は発生源を特定し、根本的な対策を施してくれるため、再発防止にもつながります。
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株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾
6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。
2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。