部屋から虫を見失ったらどうする?追い払う方法や家に入れないようにするコツ

部屋から虫を見失ったらどうする?追い払う方法や家に入れないようにするコツ

「さっきまでいた虫を見失った」
「部屋から虫を追い払う方法が知りたい」

部屋で虫を見つけたのに目を離した隙に見失ってしまい、上記のように感じた方もいるでしょう。見失った虫がどこで何をしているか分からないと、不安に感じる方も多くみられます。

また、退治できても、虫が部屋に入ってきた原因が分からないと、再度虫が侵入するかもしれません。そこで本記事では、部屋から虫を見失った際の対処法について解説します。追い払う方法や家に入れないコツも紹介するのでぜひ参考にしてください。

この記事で分かること
・部屋から虫を見失った際の対処法
・部屋にいる虫を追い払う方法
・虫を家に入れないようにするコツ

もくじ

部屋から見失った虫を追い払う3つの方法

部屋から見失った虫を追い払う3つの方法

部屋で見失った虫を追い払うには、虫の習性を利用した対処法が効果的です。虫は種類によって行動パターンが異なりますが、ここでは幅広い種類に対応できる基本的な方法を3つ紹介します。

部屋を暗くする

多くの虫が持つ「光に引き寄せられる特性」を利用し、部屋を暗くして虫を外の明かりに誘導する方法があります

手順は、以下のとおりです。

  1. 部屋の照明をすべて消し、カーテンも閉めて室内を真っ暗にする
  2. 部屋が暗い状態で10〜15分ほど待つ

待機している間は窓や扉を少し開けておき、虫が自然に外へ出られるよう出口を確保しておくのがポイントです。蛾やハエ、カナブンなど光に敏感な虫に対して効果がみられるでしょう。

さらに、スマートフォンの懐中電灯機能や小型ライトを利用して、明かりを1ヶ所に集中させる方法もおすすめです。暗い部屋で明るい場所が目立つため、明かりを近くの窓際に置くと、虫がそのまま外に出る可能性が高まるでしょう。

部屋の温度を高くする

多くの虫は暑さに弱い特性を持っているため、部屋の温度を高くすると虫が居心地の悪さを感じ、外へ逃げ出す可能性があります。室温を高くする方法は、どこにいるか分からない虫に対して効果が期待できるでしょう。

エアコンの暖房機能やヒーターを使い、冬場であれば25~30℃程度を目安に、室温を外気より高く設定します。部屋全体を均等に暖めるために扇風機を併用すると、より効果的に温度を上げることが可能です。

窓や扉を少し開けておくと、温度変化に敏感な虫は涼しい場所を求めて外に出るようになります。

ただし、暖房器具を使用する際には、安全に留意し、火災や熱中症に注意してください。

殺虫剤を使用する

見失った虫を確実に駆除するには、殺虫剤を使用するのが効果的です。殺虫剤には即効性のあるスプレータイプや、部屋全体に薬剤を行き渡らせるくん煙タイプがあります。

スプレータイプの殺虫剤は、虫の位置が特定できる場合に使い、直接噴射して駆除可能です。一方、見失った虫に対しては、くん煙タイプの殺虫剤が効果を発揮します。くん煙殺虫剤は煙状の薬剤が部屋全体に広がるため、隠れている虫にもアプローチできるのがメリットです。

くん煙タイプの殺虫剤を使用する際は、部屋を完全に閉め切り、薬剤に点火したら速やかに退出して別室や外出先で過ごします。規定時間が経過したら窓やドアを全開にして徹底的に換気し、残留成分や匂いを取り除きましょう。

部屋から見失った虫の侵入経路

部屋から見失った虫の侵入経路

代表的な虫の侵入経路は、以下の通りです。

  • 玄関、窓
  • 換気扇
  • 排水口や排水ホース

玄関や窓は、開閉時に外から侵入する場合が多く、夜間は明かりに引き寄せられた虫が窓やドアから入りやすくなります。換気扇は部屋と屋外が繋がった造りになっているため、換気扇を動かしている最中は、侵入をある程度防げますが、稼働していない時は、虫が外から入りやすくなります。

排水口や排水ホースは、湿気を好む虫にとって絶好の侵入経路です。水回りは虫のエサとなる髪の毛や食べかすが詰まりやすく、巣を作られる原因にもなります。

部屋の中にいる虫は外から侵入しているため、外と繋がる経路を把握すると、虫の発生を防ぐ対策を講じられるでしょう。

虫が部屋に入ってくる原因4選

虫が部屋に入ってくる原因4選

部屋に虫が入ってくる原因は複数あり、気付かないうちに虫が好む環境を作っているケースも少なくありません。ここでは、虫が部屋に入ってくる原因を4つ紹介します。

食べ物やゴミの匂い

虫は嗅覚が非常に鋭く、食べ物やゴミの匂いを敏感に察知して部屋に侵入します。冷蔵庫に入れ忘れた食品や、テーブルに置きっぱなしの食べ物は、ゴキブリやハエなどを引き寄せる大きな原因となります。

また、使用した食器や食べ残しを翌日まで放置していると、虫が寄ってくる原因になるため注意が必要です。夏場は食品が腐敗しやすく、多くの虫を寄せつけてしまう場合があります。飲み残しが入ったペットボトルや缶は甘い匂いを発するため、アリやコバエの発生源です。

ホコリや髪の毛などの汚れ

部屋に落ちているホコリや髪の毛などの汚れは、虫のエサとなります。ゴキブリやダニなどは汚れを栄養源として繁殖するため、掃除が行き届きにくい場所に汚れが溜まると、虫の巣や隠れ家になります。

例えば、家具の下や部屋の隅、冷蔵庫や電子レンジの下などは、見えない部分で汚れが蓄積しやすい場所なので注意しましょう。虫のエサになる人間のフケや皮脂は、床やテーブル以外に布団やソファなどの繊維製品に付着しやすく、湿気が多いと虫が繁殖しやすくなります。

明るい場所

多くの虫は光に引き寄せられる性質を持ち、夜間は部屋の明かりを目指して侵入します。蛾やカナブンなどは、窓や玄関の隙間から明かりを頼りに入り込むケースが多くみられるでしょう。

特に、白熱灯や蛍光灯のような明るく冷たい光は、虫を引き寄せやすいとされています。

夜間にカーテンを閉め忘れたり、窓を開けたまま照明をつけたりしていると、光に誘われた虫が部屋に侵入するリスクが高まります。また、庭や玄関先に設置された外灯や防犯ライトが部屋の窓に向かって照射されている場合も、虫の侵入を助長する原因です。

虫を強く引き寄せる紫外線や青い光を多く含む照明を使っている場合は、虫の侵入が起こりやすくなります。一方、虫は暖色系の光や赤い光にはあまり反応しないため、光の種類によっても侵入の可能性が変わるしょう。

湿度の高い場所

ゴキブリや紙魚(しみ)と呼ばれる虫などは、湿気の多い場所を好み、水回りや風通しの悪いクローゼット・押し入れなどに集まりやすい傾向があります。

また、湿度が高いと発生するカビはダニやコバエのエサとなるため、発生原因の一つです。

湿気が溜まりやすい代表的な場所として、浴室やキッチンなどの水回りが挙げられます。水回りは使用後に湿気が残りやすいため、湿気を取り除く工夫が必要です。

また、布団やカーペットなどの場所も湿気がこもりがちで、ダニの繁殖を助長する原因になります。

部屋に虫を入れないようにするコツ6選

部屋に虫を入れないようにするコツ6選

部屋に虫を入れないためには、日頃から意識して対策を取るのが重要です。ここでは、部屋に虫を入れないようにするコツを6つ紹介します。

部屋を清潔な状態に保つ

虫を部屋に入れないためには、部屋を常に清潔に保つ必要があります。

ホコリや髪の毛・食べかすは、ゴキブリやダニのエサとなるため、溜め込まないようにするのが大切です。

特に、掃除が行き届きにくい床や家具の隙間・部屋の隅などは、汚れが蓄積しやすいだけでなく、虫の隠れ家にもなりやすい場所です。

毎日掃除機をかけるかフロアワイパーを使って、ホコリやゴミをこまめに取り除きましょう

水回りをこまめに清掃する

虫が好む環境である浴室やキッチンのシンク・排水口などは、湿気だけでなくカビや雑菌が発生しやすいため、こまめな清掃が欠かせません。排水口に髪の毛や食べかすが溜まらないよう、定期的な掃除か、使い捨てカバーを活用するのが効果的です。

浴室では、入浴後に換気扇を回したり窓を開けたりして湿気を逃がしましょう。壁や床に残った水滴は水取りワイパーやタオルで取り除くと、湿気を減らせます。キッチンでは調理後の油汚れや水しぶきを放置せず、すぐに拭き取ると清潔な状態を保ち、虫の発生を防げます。

ゴミはこまめに捨てる

虫が集まりやすい場所である生ゴミや食品のパッケージは匂いが広がりやすく、ゴキブリやハエを引き寄せる原因の一つです。蓋付きのゴミ箱を使用し、長期間溜め込まずにこまめに捨てるのが重要です。

また、いっぱいになったゴミ袋はしっかりと密封し、袋の外に匂いが漏れないように注意しましょう。

キッチンで出る生ゴミは、袋に入れる前に乾燥させたり新聞紙で包んだりすることで、匂いを抑えられます。ゴミ箱自体も定期的に洗浄し、清潔さを保てると、虫の発生を予防できます。

虫の侵入経路を防ぐ

主な虫の侵入経路は、窓や玄関・換気・エアコンの排水ホースなど、外部と繋がっている場所です。以下の対策で経路を物理的に塞ぐと、虫の侵入を大幅に減らせます。具体的な対策は、以下の通りです。

  • 玄関・ベランダ・窓:虫除けスプレーや吊るし型の虫除けグッズを設置する
  • 換気扇やエアコンの排水ホース:専用フィルターは防虫キャップを付ける
  • 洗面台、キッチン下:隙間がある場合はパテで埋める

見落としがちな場所として、洗面台やキッチンの下にある排水管(パイプ)が挙げられます。排水管と床の間に隙間があると、害虫が侵入してくる場合があります。

排水管と床の間の隙間には、市販の隙間パテを使用するのが効果的です。隙間パテは原状回復が可能なため、賃貸住宅でも安心して活用できます。

忌避剤を使う

忌避剤(きひざい)とは、虫を遠ざけたり寄せ付けたりしないように、虫が嫌がる成分や匂いを含む薬剤です。駆除する殺虫剤とは異なり、虫がその場に近寄らないようにする効果があります。忌避剤の種類は、以下のとおりです。

  • 粉末状
  • スプレータイプ
  • くん煙タイプ

粉末状の忌避剤は、家の周辺に撒いて外からの虫の侵入を防ぎます。玄関やベランダの隅、家の基礎部分に撒いて虫が入りにくいバリアを作るのが効果的です。スプレータイプは家具の裏やゴミ箱周辺など、特定の場所にピンポイントで散布でき、手軽に使えるのが特徴でしょう。

一方、くん煙タイプは部屋全体に薬剤を行き渡らせて、広範囲に効果を発揮します。特に、隠れている虫や大量発生している場合に有効です。

業者に依頼する

自力での対策が難しい場合や、すでに虫が大量発生している場合は、専門の業者に依頼するのが得策です。業者は、家の環境や発生している虫の種類に応じた最適な駆除方法を提案してくれます。また、業務用の薬剤や専用の機材を使用するため、自力では難しい範囲の徹底した駆除が可能です。

業者に依頼すると、短期間で問題を解決できるだけでなく、再発のリスクを減らせるのもメリットです。費用はかかりますが、安心して住める環境を取り戻すための確実な手段となります。

虫が出ない部屋にするなら不用品回収クオーレにおまかせ

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まとめ

まとめ

部屋で見失った虫を追い払うには、部屋を暗くして虫を誘導する方法や温度を変える方法・殺虫剤を使った確実な駆除方法などがあります

虫が発生するのは、掃除が行き届いていないことや部屋に物が多いことが主な原因です。改善できるよう、日々の習慣を積み重ねると、虫の発生しにくい環境を作れるでしょう。しかし、自分で片付けるのが難しい場合や、不用品が多すぎて手に負えない場合は、専門業者への依頼がおすすめです。

不用品回収クオーレでは、不用品の回収だけでなく、部屋の片付けを通じて虫が発生しにくい快適な空間作りをお手伝いしています。24時間365日いつでもご相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

監修者

株式会社クオーレ
整理事業部・東海支部支部長
倉持 恵吾

6,000件以上の遺品整理や不用品回収のお悩みを解決してきた現役の遺品整理士。

2017年株式会社クオーレに入社後、4年目にして全支店1位の売上、見積もり成約率で表彰される。そろばん、販売士の資格を活かした幅広い知識で不用品回収から遺品整理、ゴミ屋敷片付けまでお客様の要望に寄り添った解決策を提案している。

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